5.7.16

farm sign

国内のインターネット オークションに出品していたウェルカム ボードに質問が来ていた。
農場/農園のサインを作ってもらうことはできるかという問い合わせだった。

サイズは横 90cm、縦 約 57cm という、結構大きなもので、スクロールソーでその大きさの板を一度に切ることはできないため、これまではそのような依頼があっても断っていたのだが、私も少しばかり技術が向上し、木工に関する知識も増えたため、幾つかに分けて切り、ジョイント部分に補強板を入れて組み立てることで、強度も心配することなく作ることができるという確信を持って、今回は引き受けることにした。

デザインは既製の物で、ウェルカムと書いてあった部分を農場の名前に変更するだけでいいとのこと。先週末に暇を持て余していた同居人Hがフォトショップを使って、あっという間に綺麗に仕上げてくれたため、今回のパターン作りはいとも簡単に終わった。



パターンはA4サイズの紙10枚に分けて印刷したものを、以前作ったライトボックスを使って慎重に重ねて留めて行ったが、家庭用のプリンターの性能はさほど良くないため、個別に印刷されたものが完璧に一致することはなく、ほとんどの場合、微妙なズレが生じてしまう。



まぁ、このような単独で使用する看板作りにおいては、その程度のズレは何の支障もないのでOKなのだが、既製のサイズに合わせる必要のある作品を作る時などは、最終的に計測し直し、手を加える必要が出て来るだろう。

依頼者とはインターネット オークションのQ&A上でのやり取りしかできないため、そこにその人だけに向けたオークションを作った旨を書いておき、まだ落札はされていないが、その人を信用して、今日から板を切り始めることにした。

分割したものの、スクロールソーでカットできる最大限のサイズなので、スクロールソーの天板の上で板を動かすのに一苦労しながらカットしていた。
細かなデザインの小さな作品も切るのに時間がかかるが、板を動かすのが大変なほど大きなものも、思った以上に時間がかかるものだ。

デザイン通りにカットし終わったら、次は補強を入れて組み立て。そしてサンディング、ペインティング、サンディング、ペインティング… 
そして、乾きが遅いため一日に一度しか塗ることができない防水用 varnish を5〜6回重ね塗りし、乾燥させて出来上がり。

まだまだ先は長い。




0 件のコメント:

コメントを投稿

「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...