7.5.22

人気シリーズ“年金の現実”老後の暮らしは都会?田舎?生活が大きく変わる【しらべてみたら】



日本は老人に優しくない国である。

老齢年金を受け取るための "掛け金もどき" を長い年月支払い続けさせられ(実際には、自分自身のための積立ではなく、老齢年金を受け取るために、強制的に搾取されるのが当然の義務となっている、言わば "税金" のようなものだ)、ようやく年金受給の資格が与えられる歳になっても、雀の涙ほどしか支給されず、持ち家がなければ雨露しのげるというだけの実に粗末な家に住んで、食べたい物も満足に食べられず、医療費は容赦無く徴収され、しかも、公共の交通機関も無料になる都市ばかりではないときている。

ここ NZ では、年金の掛け金というものは存在しない。
掛け金を支払うことなく、65 歳になれば国から老齢年金をもらうことができるのだ。(20 歳を過ぎてから 10 年以上、加えて、50 歳を過ぎてから 5 年以上 NZ に住んでいることが求められるが、NZ 国民だけではなく、私のように永住権保持者も該当する)

65 歳近くになると、NZ Superannuation (老齢年金)申請の手続きを早めにするようにという email が IRD (Inland Revenue Department)(内国歳入庁)から届く。65 歳を過ぎてから受理された場合、遡って年金が支給されるということはないためだそうだ。

email は IRD から来たが、年金の手続きは Work And Income という部署で行うとのことで、その手紙に従って、Work And Income のウェブサイトでまずは Client Number を取得することになるのだが、通常 1〜2 日内(IRD ナンバーを申請時に記入すれば数時間内)に email もしくは携帯電話にテキストメッセージが送られてきて、自分の登録番号を知らされることになっていた。
だが、私の場合、申請後 3 週間経っても何の音沙汰もなく、仕方なくクライエント サービスに電話をしてみたのだが、いつかけても待ち時間 40 分前後というアナウンスが流れるばかりで、(一度は 40 分以上待ってみたが全く繋がらず)苛立たしい思いを何度か味わい、これでは埒が明かないと、Ministry Of Social Development に「いったい何時になったら番号が送られてくるんでしょうか?」と、苦情/問合せをするに至った。
Ministry Of Social Development の担当者からは、直ぐに「もう一度リクエストしてみて」という返事が email で届き、再度リクエストを送信すると、何と、その翌日、すんなりWork And Income から私の番号が 送られて来た。
明らかに、Ministry... から Work And Income にどうなっているんだと問い合わせた結果だろうと推測できた。

クライエント番号が取得できれば、あとはオンラインで申請ができ、わざわざ Work And Income の事務所まで出向くことはなく、便利であるが、添付する書類の写真を撮って(或いはスキャナーで読み取って)アップロードしたりすることに慣れていない人にとっては、おそらく面倒な作業に違いない。

* 老齢年金の申請とともに、家賃、水道料金の支払い等が生活費を圧迫している、或いは、医療費が賄えない等、困窮している人には、更に補助金が追加されるとのことだった。

申請事項に漏れなく記入し、ほぼ全ての要求された添付書類を送り終え、後は結果を待つのみ...  と思っていたら、5 日ほどして、添付ドキュメントが足りないと電話が来た。
不足しているドキュメントをオンラインでアップロードしろと言うので、早々にドキュメントを揃え、アップロード場所を探したが、どこにも見当たらない。
私の申請書は既に全てのドキュメントが揃っているとのことで、追加はできず、質問がある場合は、クライエント サービスに電話するようにと、ウェブサイトには書いてあった。

あぁ、また同じ電話番号か...

仕方がないので、最も近いクライエント サービス センターのオフィスを検索し、そこに郵便でドキュメントを送付することにした。

私の場合は、日本の年金を受給しているため、NZ の年金額から日本の年金額を差し引いた金額が支給されることになるが、NZ の年金支給額の方が遥かに多いため、収入が増えることは間違いない。

申請が受理されると、SuperGold Card が送られてくることになっていて、そのカードを提示すると、(オークランドについて言えば)公共の乗り物(バス、電車、フェリー)は平日の午前 9 時前を除いて無料になり、他にも様々な割引を受けられるようになっているようだ。

* AT (Auckland Transport) からもご丁寧に email が届き、Gold AT Hop Card を受け取れる歳になったことを祝うメッセージが書かれていた。

この国では、老齢=現役引退を祝ってくれるのだ。

日本はというと、長年(年金積立金だと唆され)徴収されて来たお金は、あくまで "国のもの" であって、個人のものではないという考えだ。だから、受給資格を取得する前に死亡したら、取られ損となる。そのことについて遥か昔に、恐喝紛いの督促状やら電話を何度もよこした税務署職員に異議を唱えたことがあるが、明確な答えは帰って来ず、年金制度は国民一人一人が支え合って成り立つもので、自分の利益だけを考えてはいけないと、そんな "聖人" 論を披露されただけだった。
保険料の取り立ては『脅迫まがい』のものであることがままあると、他の日本人からも聞いたことがある。支払わなければ家財の差し押さえもあると脅され、仕事を失い生活に困窮していた兄弟は、肩身の狭い思いをして、親に支払ってもらっていたとのこと...


NZ では、生活に必要最低限の年金+(必要であれば)補助金が当たり前のこととして支給される。
決して贅沢はできないが、暮らしてはいけるようにしてくれるのだ。

あぁ、せめてもう少し食料品やら光熱費が安かったらよかったのに...
売り出されている家の値段も、賃貸物件の家賃も、信じ難いほど高いのがどうにかならないものか...
気候も温暖で、コロナ対策も他の国々よりも遥かにマシだったこの国の欠点は、生活費が高いという点に尽きるだろう。

NZ 国民のほとんどが、近年の生活費の高騰に腹立たしい思いをしているのが、報道等でよくわかるが、それでも、Work And Income に申請し、援助が必要と判断されれば、補助を受けられるようになっているのは救いだ。(食費が足りなければ、スーパーマーケット等で使えるペイメント カードを発行してくれるというのは、今回、年金のことを調べて初めて知った)
もちろん、必要ならば医療費の補助も受けられ、住宅についても、信じられないほど安い金額で住める公営住宅など(国が定める規定に合致していれば)提供してもらえることになる。 



何年か前、T の友達が遊びに来た時、YouTube で観た貧困に喘ぐ年金生活者の話題が上った。
彼もまた、日本の年金制度の無慈悲さに怒りを露わにしていたのを、今でもよく覚えている。

今年は更に支給額が減額されるという報道があったが(2 年連続の減額)、この下のビデオに出てくる、一つのハンバーグを 2 回に分けて食べなければならないほど食費を切り詰めなければならない老人にとって、これほど酷い仕打ちがあろうかと、心が痛くなった。

*ちなみに、NZ の老齢年金は、今年 4 月から、僅かながら増額となった。

今の若者達から、「自分たちが老齢に達した時、年金をもらえない状況になっているかもしれないのだから、今の年金受給者達は、もらえるだけ幸せだ」と言う声が聞かれるのは珍しくないことだ。
だが、老人のこんな現実を目の当たりにしても、それでも幸せだと言い放てるのか...?
現在貧困に喘ぐ老人達もまた、かつては、老後の為と、少ない給料にもかかわらず、その中から年金保険料を差し引かれてきた人達なのだ。文句も言わず、素直に払い続けてきた人がほとんどだろう。




若者達は年金を受け取れなくなる恐れが少なからず予想されるのに、それでも積立金のように考え、"保険料" を払い続けることを強要されている。

日本の年金制度のあり方については、以前から見直すべきではないかと感じていたが、この国に来て更に強く違和感を覚えるようになった。


ここ NZ に来て 19 年が過ぎた。
この国を選んで本当に良かったなと、歳を取った今、改めて思う。



14.4.22

意味の無かった追跡番号

 4 月 6 日に NZ を出た小包みが、4 月 12日に無事届いたという連絡が来た。

追跡番号があるのにも関わらず、日本での追跡結果は一切出て来ず、一体どうなってしまったのかとずっと案じていた。


NZ Post の追跡結果では、川崎に到着してはいるが、その後は全く動きが無く、



日本郵便ではこのように、日本に到着したことさえ記録に無いまま終わった。




何せ、中身は数ヶ月かけてようやく出来上がった苦心の作だ。紛失されでもしたら怒りが収まらなかったことだろう。


全く意味を為さなかった追跡番号... 
一体、何故このようなことが起こるのか、理解に苦しむばかりである。




10.4.22

日本に着いたはずの森林香ホルダー

日本に送った森林香ホルダー...

NZ Post に荷物をピックアップに来てもらってから 3 日で日本に到着し、ほっと一安心。
日本に着きさえすれば、一両日中に問題なく配達されるだろうと確信しながら、「届いたよ〜」という連絡が来るのを楽しみに待っていたのだが、Kawasaki のソーティング センターに到着したという NZ Post 側の追跡結果以降、一向に動きがない。しかも、日本郵便の追跡サイトでは、どうしたことか、川崎に着いたという記録さえ載っていない。

これまでも何度か日本に荷物を送っているが、川崎という名前を見たのは今回が初めてだ。
今までは何処のソーティング センターに行っていたのだろう?川崎に集められていたのだろうか?

それにしても、日本にしては珍しく、極めて仕事が遅い。

無事に届くかどうか、少々不安になってきた。




29.3.22

キャンプ用虫除け線香ホルダー

昨年、(日本の)夏も終わりに近づいた頃、日本にいる長男から、虫除け線香ホルダーを作って欲しいと連絡が来た。

コロナ下で楽しめる屋外アクティビティの一つである "キャンプ" にたびたび出掛けるようになり、様々なキャンプ用品を揃えたのだが、森林香を焚くための線香ホルダーは、なかなかいいものがみつからない...  


希望のデザインでこういうのを作ってもらえたら嬉しいと言うので、どんな物か検索し、売られている商品のリビューを読み、欠点である『火が消えやすい』『底が熱くなる』という点をどのように解決し、更に安全面で問題の無い物にするには、どんな点に注意しなければならないのかをしばらく考えていた。

まず、見た事もない『森林香』のサイズを調べ、どれ位の余裕を持たせて縦横及び高さを決めようかと悩む ...

次に、火が消えないようにするための手っ取り早い方法は、アマゾンのリビューにあった『百均のミニ焼き網を蚊取り線香の下に敷く』のが一番だろうと思い、その焼き網のサイズを調べたが、残念ながら厚みまでは記載が無く、仕方がないので、約 5mm 程度と仮定して、製図した高さを修正...



底に敷く防火用マットは、当初シリコンにしようかと思い探していたのだが、中国の通販サイトでファイバーグラス製のマットを見つけ、取り敢えずどんな物か見てみるために注文した。


届いたマットの縫い目をほどき、ほつれた部分の布にライターの火を当ててみたが、全く燃えず、問題無く使えるだろうことを確認した上で、サイズに合わせて切った。恐ろしくほつれ易い生地であったため、遥か昔に洋裁用に買ってあったほつれ止めを塗ってから、型紙通りに切る方法を取った。全くほつれもせず、厚みも変わらず、ベタつきもせず、またカチンコチンに固まる事もなく、大満足。



マットの上に直接蚊取り線香を置くわけではないが、万が一のことを考えての予防策だ。

マットの厚みは 0.4mm ちょっとしかないのだが、マットを挟み込んで底板に貼り付けると底板と側面の板に隙間ができてしまうため、側面の板側に板厚の半分まで 0.4mm ちょっとの段差を付けた。(電動ルーター使用)




透かし彫りをした蓋部分にマグネットを埋め込み、本体側にはスチール ロッドを埋め込んだ。
マグネット同士を付き合わせると強過ぎて、蓋の開け閉めが大変になるためだ。


スチール ロッドは、壊れたワイン フリッジの棚だったもの... 
ハックソーで切って使った。(廃物利用)
(写真で見て初めて、バイスが埃まみれだったことに気づいた。作業中は一生懸命なため、ただ切ることだけに集中していて、埃など目にも入らなかった)


切り口はシャープで、尖った箇所があると手を傷つける可能性があるため、ファイルで削り、滑らかな表面にしておく。


仕上げは OSMO のオイルを極薄く 2 回塗ってよしとしたのだが、透かし彫り断面は布を使ってオイルを薄く塗ることができず、仕方なく竹串を使って(けっこう)たっぷり塗布した後、余分なオイルを出来る限り拭き取っておいた。




長男に百均で買っておいてもらう『ミニ焼き網』は、丸と四角のセットしかないようなので、丸でデザインしておいた 4 個の内 2 個は四角のデザインに変更... 丸でデザインしたものは四角の枠にはめるとしっくり来ず、結局全く違うデザインになった。

四角の方は、側面をダブテイル ジョイントで組み、一個は板を何枚か貼り付け、中央を八角形に切り取って透かし彫りの枠とし、もう一個は細い板を額縁状に貼り合わせたもので枠を作り、それぞれ透かし彫りした板をはめ込むという方法を取った。





透かし彫りを埋め込むための溝は、電動ルーターを使用。


電動ルーターでは四角の『角』を作れないため、丸くなった部分はノミを使って修正しなければならないが、全てを電動工具を使わないで作るとなると、やはり時間は多くかかり、さすがに疲れて来た私は、早く終わらせたいという思いの方が強くなってきていて、手を抜けるところは抜くようにした。


透かし彫りした板の側も、埋め込むための段差を作る。



電動ルーター使用時は、板目に沿って削る場合ばかりではなく、板目に逆らって削らざるを得ない場合がある。残念ながら、私の持っている安いルーター及びルーター ビットでは、逆目部分のがさつきを免れられず、また、手作業では可能な "若干の誤差" を修正するのは容易なことではないため、超正確な仕事とは言えないが、この線香ホルダーのように、美術品ではない実用品に、そんなに神経を尖らせる必要はないだろうと自分に言い聞かせて、『こんなものかな』という程度の作業ばかりしていた。

まぁ、我が家の中で唯一見る目が厳しい H のパートナー(タイル職人の R)以外は、そんなに細かく出来をチェックする人はいないため、こんなもので十分だろうが...  心に引っ掛かる仕事しかできない不甲斐無い自分の力量にガッカリしながらも、早く仕事を終えたい一心で毎日作業を続けていた、老齢年金受給を目前にした初老の私...



四角のホルダーは、最初の構想では蓋を本体に接着してしまい、側面を半分に切断する予定だったが、途中で面倒になり、こちらも丸型と同様、蓋側にマグネット、本体側にスチール ロッドを埋め込んでよしとした。

埋め込む際に使ったのはエポキシ グルー。

5 分で接着部分が固まって修正が効かなくなるこのグルー... ゆっくり作業していると接着面に塗布しておいたグルーが固まり始めてしまい、マグネットやらロッドがきちんと収まらないうちにくっついてしまうため、一箇所ずつスピーディーに接着剤を付け埋め込んでいかなければならなかった。


接着剤で固定する作業は、いつでも神経を使う。


四角のホルダーの底には、ミニ焼き網が側面にくっつかないよう、枠を貼り付けておいた。
ミニ焼き網が側面から離れていれば、その上に乗せた線香が側面の板に接触することはないだろうと考えてのことなのだが、どうだろう?


エポキシ グルーが完全に乾いた後、はみ出たグルーをサンドペーパーで綺麗に削り取り、OSMO のオイルで 2 回のコートを塗り終えると、「あぁやっと終わった」と、出来はさて置き安堵した。




材料を揃えるのに時間がかかり、取り組み始めてから何ヶ月もかかってようやく完成した森林香ホルダー...

犬と桜は長男の希望に沿ってデザインしたもの。
その他は、かつて長男が送ってくれたハワイアンキルトのパターンブックに載っていたデザインだ。






それぞれの箱には、長男のイニシャルで合印を付けておいた。
腕が未熟なため、パーツ毎に若干の狂いがあるのを修正しきれなかった箇所があり、蓋と本体が最も座りの良い位置を記しておいた方がよさそうだと考えての、苦肉の策だ。



丸型のホルダーの底に置いて、ミニ焼き網が内部側面に触れないようにするためのリングも、おまけで作っておいた。細いリングなので、極力歪みが出ないよう、合板を使用。
ミニ焼き網のサイズがピッタリ表示通りでなかった場合のことを考えて、数mm 余裕を持たせて(大きめに)作ったが、少々心配である。



出来は...

総合評価 60 点というところかな...




18.3.22

COVID-19: 新規感染者 連日 2 万人近く、亡くなる人が急増

オークランドの感染者数は確実に減少していて、ピークは越えたとみられている。
だが、ここに来て亡くなる人の数がこれまでになく多くなっており、決して油断できる状況ではない。

接種可能な国民の 60% 強が既にブースター接種を済ませているらしいのだが、私と T は特に出かける用事もなかったため、昨日になってようやく、予約無しで受けられるドライブスルー 接種会場での接種を受けて来たところだ。

最初に行ったオークランド エアポート会場は午後 6:00 まで開いているはずだったのだが、午後 1:30 には閉まってしまっていて、近くの接種会場に行ってくれというので、逆戻りして我が家にほど近い会場で受けることとなった。
それぞれの会場が掲載しているインフォメーションはあまり当てにはならず、我が家に近い会場では予約が必要と書いてあったのに、予約無しで全く問題なく接種できたのは有り難かった。(だが、やはりインフォメーションは正確なものにしておいて欲しい)

ドライブスルー会場は閑散としていて、並ぶことなくすんなり接種完了。
会場の幾つかのチェックポイントには 2〜3 名のスタッフが常駐しているようだが、チラホラとしか現れない接種者を、ああやって一日中待っているのはさぞかし退屈であろう。(逆にひっきりなしに接種者が訪れる状況も、これまた骨の折れる事ではあるが)
スタッフの方々の忍耐と努力には頭が下がる思いである。

これまでと同じように、接種前の体調及び過去の接種での副反応を聞かれ、問題無しとのことで、あっという間に接種完了。出口付近で経過観察のために車を停めるよう指示があり、容態が悪くなったら車のクラクションを鳴らして知らせるようにとのことで、待つこと 15 分。時間になるとスタッフがやって来て接種後の注意事項を伝えてくれ、私たちは何の問題も無く、会場を後にした。

夜になって接種部位の鈍痛と頭がスッキリしないという症状が出始めたものの、深刻な事態にはならず、翌朝、T はどうも発熱しているらしいと言って起きて来たが、酷い状況ではないようで、ごく普通に朝食を食べることができていた。


余談だが...
多くの移民が暮らす国でのワクチン接種は、接種を担当する医者も様々で、私は 1 回目はインド人の女性医師、2 回目は韓国人又は中国人の女性医師(定かではない)、そして今回は英語圏出身と思われる白人の男性医師から接種を受けた。

注射針を刺す前に患部をアルコール消毒しないのは徹底されているようだ。


*追記
ブースター接種翌日、T に続いて私も発熱し、体全体がだるく、接種部位に近い脇周辺のリンパ腺が炎症を起こし、痛みが丸一日続いた。
幸いにも熱も脇周辺の痛みも翌日には引き、接種部位の鈍痛だけがまだ残っている状態である。


19.2.22

Good-bye muggy days

 NZ の夏は概ね清々しく、最高気温が 30℃を超えればニュースになるほどの、快適な夏を長年満喫してきた私たちだが、今年はうんざりするほどの蒸し暑い日々が 1 週間以上続き、少し前 T が 買ってくれた Tapo スマート プラグを扇風機につなぎ、タイマーをかけて寝なければならないほど、夜もひどい蒸し暑さだった。

日本に居た頃は、『夏』に『熱帯夜』は付き物で、それに加えて『蚊』の攻撃にさらされるという、まったくもって不快極まりない季節であったのに、NZ で暮らすこと 19 年、すっかり不快な夏を忘れてしまっていた私たちには、今年の蒸し暑さがたまらなく鬱陶しく、暑い暑いと繰り返す毎日...  家の中の温度計は 34℃を表示する日まであった。

サイクロン Dovi が通り過ぎた後は元の涼しい NZ の夏に戻り、依然として蝉は鳴いているものの、朝晩は布団を被らないと体が冷えてしまうほどになった。


そういえば、今年はゴキブリの姿を見ていない...
ゴキブリと言っても、日本のように大きく宙を舞うシロモノでは無く、近くに寄らないとゴキブリかどうかも確認できないようなサイズで、宙を舞っているのは見た事がない。

この夏は、蚊に刺されたのも数えるほどしかない。


気候面では快適な夏を取り戻したかに見える NZ だが、コロナの感染者の激増(2月18日時点での新規感染者は 1929人)により、快適とは程遠い日常となっている。


制約だらけの生活に苛立つ人々は、首都ウェリントンにある国会議事堂の敷地内にテントを張り、その周辺に違法駐車をし、1 週間以上に渡って抗議活動を行い、物議を醸している最中だ。

プロテスター達は、ほとんどの場合、周囲の迷惑を考えずに行動する。
抗議活動に参加しないで迷惑を被っている人々の生活は、自分達の主張する "自由" よりも価値がないと思っているということに他ならない。
そのような人々は、自分達がさも "万人の自由" のために戦っているかのような振る舞いをするのが常だが、大方の人々がそれに対して異議を唱えていることには耳をかそうとしない。

はてさて、何をもってこの事態が収束を迎えることになるのだろうか...

嘆かわしいことよ...




5.2.22

COVID-19: オミクロン株感染者が増え始めたNZ

 いよいよ NZ もオミクロン株の感染者が大半を占めるようになったと観られ、今後感染者がデルタ株かオミクロン株かを分けて発表しない旨が発表されたのは先週、いや、先々週だったか?定かではない。

本日の新規の国内感染者数は、このパンデミックが始まって以来最も多い 243 名。日本と比べれば桁違いに低い数とは言え、NZ に取っては憂うべき数である。

ワクチンのブースター接種を急ぐ政府は、最初 2 回目の接種後 6 ヶ月後としていたのを 4 ヶ月後に短縮し、更に昨日から、 3 ヶ月の間が開いていれば接種可能ということにした。

そして、これまで海外からの帰国者に対して課していた入国直後からの隔離施設での滞在を、今月末から来月にかけて段階的に解除していく旨が発表され、国による強制隔離から自主隔離へと移行することが決定した。
これで、いつ空きが出るかもわからない MIQ (Managed isolation and quarantine) の予約に苛立ったまま、何ヶ月も無駄に海外で過ごさなくてもよくなるのだ。

日本に高齢の母が居る私に取っては、非常に嬉しいニュースだ。
だが、その措置がまたいつ覆るかもわからず、このパンデミックが世界中の全ての国において終息を迎えないと、実際には安心できないのである。

オミクロンの後、次の株が出て来ないことを祈るのみである。



1.1.22

さて、今年はどうなることやら...



2021年の瀬は掃除と餅作りで一日中座っている暇もなく、夜 7 時過ぎに愛犬ジェフィーを連れてやってきた H と R と共に年越しうどんを食べ、お土産のスペイン産ワインを飲み、YouTube で高級住宅の作り & デザインなどを観ながらジェフィーと遊び、10 時過ぎに H 達が帰ると、片付けをしてそのまま就寝...

疲れのせいか、はたまたワインのせいか、近くで上がったはずの花火の音が全く聞こえないほど爆睡していた 2022 年の幕開けとなった。
*後でわかったことだが、今年、スカイ タワーから花火は上がらず、ハーバー ブリッジとスカイ タワーでこじんまりとしたライト ショーを行ったのみだったらしい。

元旦の朝だというのに、9 時を過ぎると隣から芝刈りの音が聞こえ、日本の正月とは全く違う "ごく普通の週末" ではあるが、私は毎年恒例のお雑煮の支度から一年が始まった。

昨日作っておいた電子レンジ餅はまだ硬くなってはおらず、そのままでも食べられそうなほどだったが、お雑煮には焼いた餅を入れるのが好きなため、オーブントースターでこんがりと焼き、鰹節と青海苔をかけて食べた。

長年こうして作った餅を食べ続けてきたせいで、本物の杵つき餅がどんな風だったかをもう忘れてしまった。


日本に居る長男は極寒の中キャンプに出かけているようで、テントの外には薄らと雪が積もり、外気温 −8℃ でのキャンプを楽しんでいる(?)模様。
日本では冬のキャンプが流行っているのだろうか?

風邪などひかずに無事帰ってくれることを、ただただ祈るのみである。



30.12.21

Passiflora Antioquiensis / Red Banana Passionfruit / Vanilla Bean Passionfruit

2020 年 8月初旬、金木犀と一緒に配達されるはずだったパッションフルーツの木は、品切れだったことから、業者が極小さな別の苗 Passiflora Opersent というのをおまけで付けてくれた。
ガラスを扱う仕事をしていたので、オパールセント (opalescent) というのはなじみ深い単語だが、それとは違う綴りで、ネットで調べてもそのような名前の植物は見当たらない。

一体どんな花が咲くのだろうと、興味津々で育ててきたのだが...



今年になって、ようやくそれが花芽をつけたので、PlantNet で写真を検索してみると、Passiflora antioquiensis である確率が最も高いと出てきた。私が注文した正にその種類なのである。


花はピンク〜赤で、実は 500 種類にも及ぶパッションフルーツの中でも最も美味しいとされている果実の内の一つだとのことで、開花するのを今か今かと待ちわびること約 10日...


外側だけが開いた状態で丸一日過ぎ、翌日の朝起きると、見事に開花していた。



花柱(?)が非常に長いため、あまり時計草のようではなく、横から見ると南国の花という感じだが、下から見れば時計草の一種であるように思える。




さて、花が咲いてしまうと、次には無事実を付けるだろうかと考えるようになるのは世の常...

美味しい実が出来ますように...




27.12.21

オークランドの異常な住宅事情

来年 2 月から、この借家の家賃が信じられないほど値上げされることになった。
2 人がフルタイムで働いてようやく払えるような金額になってしまう。

そこで、安い借家に引っ越すしかないかと、賃貸物件を探し始めたのだが、私たちが支払い可能な家賃でマーケットに出ているのは、俗に治安がよろしくないと言われている地域しかなく、今住んでいる場所のように治安の良いとされる地域では、なんと週 NZ$1,000 以上(今日の為替で約 ¥78,000)という、とんでもない賃貸料となってしまっていることに唖然とした。


オンラインでサーチし、いくつか観た物件の内、目ぼしいものをいくつかピックアップし、その地域の犯罪の有無を調べると、一つは近隣の商店街で(白昼堂々)万引きが頻繁に報告されており、また他の物件は、今年 10月、 20代〜30代の男性が殺害され放置されていた現場の正にその通りにあり、犯人は周辺の地域に住む 17歳の少年とその連れと判明したようだ。
その通りから数本離れた通りには、今でもギャング数名が住んでいることが知られている。

そんな物騒な地域で売りに出されていた物件があったことを、借家を探している時偶然見つけた。


この、2 ベッドルーム、1 バスルーム、2 カー ガレージの、掘立小屋のような物件は、昨年 10月に売れていて、販売金額は NZ$1,560,000...  日本円にして 1 億 2,000 万円強という、信じられないほどの高額で取引されていいたのだ。

1 億 2,000 万円(ローンを組むとほぼ倍になる)も出して、こんな治安の悪い地域に家を買おうと思う人がいるんだと、唖然としたが、これが今のニュージーランド、特にオークランドの現状なのである。


借家探しを何日か続けていたら、高くてもここに住むしかないのか... そうだとしたら、収入を増やす方法を考えるしかないなと、そう考えるようになってきた。
日本にいる高齢の母がいつ体調を崩すかわからないような状況では、引っ越しして治安の悪い地域に移ってから、長期に家を空けるのはかなり不安であることは間違いなく、精神的に非常によろしくないのは、考えるまでもなく明白だ。


はてさて、何か、他に良い方法があるのだろうか...


ちなみに、治安が悪いと言われている地域では、コロナの感染率も際立って高い。


13.12.21

COVID-19: 一日に10 回ワクチン接種した男

(この画像は、NZ Herald の記事をキャプチャーしたものです)

 

ワクチン非接種によって被る不利益(職を失う、レストラン/バー/美容院/理髪店、リテイル ショップス等に入店できない等々)に我慢できないワクチン摂取反対者の中には、汚い手を使ってでも偽のワクチンパスを手に入れようと目論む人々がいる。そして、それにビジネスチャンスを得た人は、上記のように、依頼者の氏名とワクチン接種に必要な情報を与えられて、それぞれ違う接種会場に赴き、替え玉として何食わぬ顔をして接種を済ませ、金を稼ぐという行動に出るというわけだ。
それにしても、一日に 10名の名を語り、ワクチン摂取のはしごをした人がいるというのは驚きだ。

規定量以上のワクチンを体内に入れて大丈夫なのだろうかと、多くの人はおそらく恐怖を感じるだろうが、ワクチン接種を依頼した側にとっては、替え玉の体調など自分には関係のないことで、ワクチンを打った事によるリスクと引き換えに報酬を支払ってあるのだと、自分の過ちを考えることすらしないに違いない。

もし、ワクチンを接種した直後にショック症状を起こし、緊急入院などという事態になったら、意識を失った替え玉役は、自分の本名ではなく依頼した人の名前で治療を受けることになり、依頼者の NHI (National Health Index) ナンバーから、病歴、服用中の薬、アレルギーの有無等々調べられ、全てが自分のものではないもので判断され、治療が速やかに開始されることを、おそらく考えてはいないだろう。そして、家族の連絡先が判明すれば、ワクチンを打ったのが本人ではないと、そこで初めて明らかになるのだ。

また、もし替え玉接種後数時間、或いは数日経って体に異変が現れた場合はどうするのだろうか?
自分の名前では打った記録のないワクチンの後遺症だと言って、本名で病院に駆け込むのだろうか?

何れにしても、不正が明らかになるのは時間の問題だ。

では、ショック症状も副作用も何も無く終わった場合は、わからないままなのか...

何をきっかけにこの事件が発覚したのか、何故だか、いまだ報道されてはいない。


数日前には、事もあろうに、医者による不正証明書(体質的にワクチンを接種できない状態にあるという証明)が発行されていたとの報道もあり、ワクチン非接種者が絡んで引き起こすとんでもない行動が、政府及び保健省のみならず、正直にワクチンを接種した多くの国民の怒りを増大させているのは明らかだ。


(この画像は、NZ Herald の記事をキャプチャーしたものです)


この世は、正常な判断のできない輩の取る無分別な行動によって、社会の秩序が撹乱され、生活が脅かされる。いつでもそうだ。

そうして、分別をもって行動した一般市民が驚異に怯える毎日を送らざるを得なくなってしまうというのは、嘆かわしい限りである。


ワクチン接種に関しては、初期の段階から本人確認を顔写真入りの ID で行うべきであったが、何故だか政府はそれをしなかった。
口頭で氏名、生年月日、住所を聞かれるだけで、厳格な本人確認を怠ったがために、このような "替え玉事件" が起こってしまったと言えるだろう。

この件に関しては、政府が招いた不祥事だと糾弾されても致し方ないのではないかと、私の知り合いも嘆いていた。

全ての人間が正しい行いをするわけではないことは、最初からわかり切っていたことで、ワクチン パスの出現によって、更に切迫した状態に陥ることになる人々がどのような行動に出るのか、最悪の事態を想定して計画を立て、当初の計画に不備が見つかれば、臨機応変に変更を加えるべきであったのだ。



日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...