まぁ、どちらかと言えば良心的なディスプレイだよな… と、このような組み立て家具を売っているのを見て思った。
なぜそのような場所にねじ釘を入れようと思ったのかわからないのだが、素材は非常に脆いですよというのを消費者にアピールするのには充分である。
しかし、少しでも木工をかじったことにある人が組み立てたとしたら、おそらくこのようにはならないだろう。先にドリルでパイロット ホール(誘導穴)を空けておけば、ほとんどの場合このように亀裂が入るのを防げるのだ。
このような組み立て家具のほとんどはファイバーボードでできていて、その上に着色してあるだけで、更には接合部分のほとんどは dowel (木製合わせ釘、だぼ)を差し込んであるだけか、或はねじ釘を打ってあるだけなので、無垢の板を使い、昔ながらのジョイントで組まれた家具のような強度はなく、『取りあえずの家具』というだけの価値しか無いのは明らかである。
だが、借家暮らしの私のような者にはお高い家具は必要ではなく、そのようなもので充分かなと、いつも思ってしまうのだ。
ただ、そんなにチンケな家具に何百ドルも出す気にはならない。
上記のようなファイバーボードでできた家具が何百ドルもするというのが納得できない人は、安い板を買って来て自作するのがいい。
安上がりな上に、自分で仕上げたという達成感も得られ、更には、勉強熱心な人であれば本格的な木工技術も得られるようになる。
木工に関する知識と技術の習得は、日常生活においてかなり役に立つのだ。
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