1.9.16

切っては削り、切っては削り...

マーキング ゲージは幾つか持っているのだが、私はこれ(Veritas)が一番使い易くて好きだ。




板厚を揃える際には、これを使って線を引き、その線まで鉋で削って行く。


マークした線に限りなく近付くと、線を入れた部分が細くペラッと剥がれて来るので、それ以上に削り過ぎてしまうのを防ぐことができて、非常に便利だ。


板の幅を均一に、また直角に仕上げたい時にも、同じようにしてマークを入れて削るのだが、今回は削り幅が大きかったので、荒削り用の鉋を使って、まず余分な部分をあらかた削り取っておいた。


削り取る部分の厚みが 1mm以下になったら、仕上げ用の鉋に代えて、マークした線を誤ってガサッと削り取ってしまわないように注意しながら削る。
下の写真では、片方の縁の部分がマークした線に達しそうになっているのがわかるが、反対側の縁はそれよりも若干削りが浅いために、線を引いた部分の繊維が剥がれてきていない。


そこで、鉋を持つ手の力の入れ具合を微妙に変え、均等に削れるように感覚で微調整を加えながら削るようにすると、下の写真のように、両端から細い削り屑が同時に剥がれて来るようになる。


この状態になったら、定規で測らなくとも、板の幅は均等且つ直角に削れているということがわかる。



ずっと以前、激安で手に入れたクロス カット ソー(押して切る日本製の鋸)で板を切り、シューティング ボードを使って鉋でサイズ通りに削ったり、


ベンチの足にする角材を切ったりし、作業している時には他の事は何も頭になく、久々に集中して仕事ができて楽しかった。



鋸の使い方はマシにはなってきたが、まだまだ修行が足りないなと痛感した。




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