6.9.16

責任感の欠如 道徳心の廃退

久々に風邪を引いてしまったため、アトリエに降りて行かない日が続いている。

ひどい症状ではないので、朝はいつもの時間に起き、同居人たちのために朝食の用意をし、仕事に送り出した後は一日中寝たり起きたりしているのだが、病気の時というのは、よくもまぁこんなに眠れるものだと呆れるほど、眠ってばかりいる。


8月半ばに国内のインターネット オークションで落札したカービング用の鑿のセットがいつまで経っても届かず、出品者に問い合わせ、NZ Post に届いていない旨を報告してもらい、ようやくNZ Post から届け出用の用紙が届いたのが報告を出してから1週間後の昨日…
届け出用紙に付いてきた手紙の日付は8月30日となっていて、届け出用紙は5日以内に投函するか、faxで送付するか、またはemail に添付してカスタマーサポートセンターのアドレスに送るようにと書いてあった。手紙が届いた時点で既に6日(4営業日)過ぎてしまっているのに、5日以内に返送しろと書いてあるので、取りあえずすぐにfaxを送るも、しっかり受け取ったかどうかの確証が無く、仕方がないので、emailに「念のために、ここに添付して送っておく」と書き添えて送信したところ、「(送信したアドレスが)オリジナルのemail アドレスでなければ受けつけられない」という全く意味不明な、機械的に処理されたと思われる自動返信メール(?)が届き、どうしようもなく最低な対応に苛立ち、他に成す術が無いので、仕方なく返信用封筒に入れた届け出用紙を投函しに車を走らせた。(私のオリジナルのemail アドレスって、一体何を指して言っているのだ?)

NZ Post 側の過失で紛失したとしか考えられないのに、『ご迷惑をおかけして、申しわけありません』というような遜った(へりくだった)態度は一切見せず、その横柄で怠慢な対応振りには、ほとほと嫌気がさした。

宛名がしっかり書かれている荷物を、どのようにして紛失させるのだ??
どこかで悪意が働いているとしか思えないのは私だけだろうか?

そのカービング用の鑿3本の内の1本は、私がこの2年間探し続けて、ようやく落札できた貴重なものだったのに、よりによってそれが届かないとは、何と不運なことよ…

出品者が、私の「荷物をまだ受け取っていません」というemailでの問い合わせに誠実に対応してくれていたのだけは救いだったが、手に入らなかったことについては、本当に残念で仕方がない。

それに費やした費用は返金されても、それを獲得するのに費やした時間と労力は弁償されず、この先同じ金額で同じ物を手に入れる可能性はほとんど無いに等しいと思われることなど、NZ Post 側は考えることもなく、代金を返済しただけで責任を取ったと簡単に考えるのだ。

不完全な人間なので、単純ミスで仕分けの段階で間違えたり、配達の段階で間違えたりすることもあるというのはもちろん理解できるが、もし間違ったアドレスに配達されていたとしたら、自分の物ではないものを間違って受け取って、返却しない人がいるということなのか?
はたまた配達が面倒だからと勝手に破棄してしまったり、配達物をちょろまかす配達員、或は仕分け部署のスタッフが存在するということなのか?

もしこの一つの荷物の配達に関わった全ての人が正直者だったとしたら、必ず荷物は見つかるはずであると思っていたが、ほぼ1ヶ月経とうとしている今は、もうその希望も無くなったように思う。

嘆かわしく、更に腹立たしいと思うのは、そういう人物が何食わぬ顔で何処かに存在していて、自分に危害を加えるわけでも迫害しているわけでもない赤の他人の、当然受けるべき権利を、好き勝手に阻害していることだ。


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