先週末、同居人に手伝ってもらって、ようやく取り付けられた Record bench vise を使って作業を始めたのだが、午前中の作業を終えた段階で、挟んであった板にことごとく凹んだ傷ができているのを発見したため、挟む部分をしっかり見てみると…
挟む部分に取り付けられていた板(パッド)に深い傷が付いていた。
このまま使い続けたら、せっかく鉋をかけスベスベにしてある板が全て台無しになってしまうので、一旦作業を中断し、このパッドを外して鉋をかけることにした。
おそらくハードウッドだと思うのだが、何の木かわからない。
削っている時の木の香りがお線香臭いような、変な香りで、全く良く無く、こんなに鉋がけが楽しくない木は初めてだなと思いながら、臭いを我慢して削っていた。
不思議と、削り終わった板はほとんど臭わず、ホッとした。
パッドの板を取り付ける前に角を面取りし、板を保護するために薄くビーズワックスを塗っておいた。
bench vise に取り付け直す際、板厚が減少したために、一方のパッドを固定していたボルトの長さが合わなくなったため、3mm厚に削ったマツ材を張り付け、厚みを調節。
その後はスムーズに仕事ができた。
このクイック リリース機能の付いたバイスはすこぶる使い勝手が良く、40年以上も前に作られた物であろうに、今でもエクセレントなコンディションである。
板にマスキングテープを貼り、穴をあける方向を間違えないよう、何処に使用するのかをしっかり記入しておく。(表裏を間違えることも無くなる)
板に直に鉛筆で印を付けると、最後に消しゴムで消したり、仕上げ鉋をもう一度かけ直したり、サンドペーパーで削り取ったりしなくてはならなくなるが、この方法だと後で剥がすだけでOKで、しかも見易いのだ。
ほぞ穴(mortise)をあけるのに使うのは父から譲り受けた鑿。
鑿も鉋も使用する前に研ぎ直す。
まだスピードを競える段階ではないが、ほぞ穴をあけるのにも段々慣れてきて、大きな失敗をすることもなく、『悪戦苦闘しなくなった』という程度には進歩したかなという感じである。
0 件のコメント:
コメントを投稿