幅 9cm で 1.9cm 厚の Pine ボードが手元にあったので、それでピザナイフの鞘を作ることにした。
刃を研いだばかりのブレードを装着した Stanley #4 で鉋がけをしたボードは、そこそこ美しく光り輝いている。
上の写真の上方に小さく写っている紙は、ナイフの持ち手の出っ張りを写し取ったもので、まずは紙でパターンを作り、それを板に写す。そして、スクロールソーでその部分をカットした。(鋸と鑿とヤスリを使えば手で同じようにカットできるのは知っているのだが、スクロールソーを持っているのに、わざわざ時間をかけて面倒な方法を取る必要があるのかなと、このテの作業をする時にはいつも考えてしまう私…)
持ち手がカットした部分にぴったり納まったら、今度はこの板の厚みを半分にする。
例によって鋸で慎重に切ったのだが、鋸で切っている時はかなり集中しているため、いつも写真を撮り忘れてしまう。
そして、鋸の切り口をまた鉋がけ。
長い時間鉋をかけていた。
それぞれの板の厚みは 7.5mmほどになったので、4mmほど削り取ったことになる。
ブレードの厚みよりも少し幅を持たせてブレードの差し込み口を作るべく、薄く削った細い板を両端に貼り付けた。
底板も同じく薄く削った板を貼付け、接着部分の余分な出っ張りやら乾いたグルーを鉋で綺麗に均し、周囲の角を落として出来上がり。
この写真を撮り終わった後、表面にワークトップ オイルを塗り、オイルが乾いたらサンドペーパーで軽く磨き、ビーズワックスを塗った。
これでようやく、切れ味の悪いこのピザナイフを研ぐことができる。
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