3.1.17

ハワイアン キルト パターン の鍋敷き再び


板を必要な大きさにカットし、次に鉋がけ。

今回の鍋敷きには Macrocarpa を使った。

スクロール ソーのブレードを差し込む穴は、大抵の場合直径 1.5mm の細いドリルビットを使用するのだが、空ける際に下に当て木をしても、ハードウッドのKwila などのように繊維の荒いものだと、空けた穴の下側が大きくささくれてしまい、穴の周囲の繊維が裂けてしまうという事態が頻繁に起こる。またそのような肌理の荒い板は、新品のスクロール ソー ブレードを使っても、透かし彫りをカットしている際にやはり繊維を引っ掛けてしまい、透かし彫りを綺麗に仕上げられないので、スクロール ソーでの作業が終わった後に、裏面を念入りにサンディングし、ダメージが及んでいない層まで厚みを減らすという作業をしなくてはならなくなる。

この Macrocarpa は、Pineよりも木目が細かく、柔らかな質感で、ドリルでの穴空けも、スクロール ソーでのカッティングも、全く問題無く施すことができ、とても作業し易かった。


とは言っても、裏面にささくれができないというわけではなく、透かし彫り部分の縁は綺麗にサンディングしなければ、みすぼらしい出来上がりになってしまうことに変わりはない。


このささくれを取るための作業は、私には最も根気を要する作業で、表裏綺麗にし終わるまでに、何度もため息が出てしまうのだ。
この作業をもっと効率良く行える道具がないだろうかと、ずっと探し続けているのだが、Dremel Rotary Tool のようなもので、果たしてこの繊細な仕事ができるのだろうか…


Rotary Tool を持っていない私は、ウンザリしながらも全ての切り口をサンドペーパーを使って綺麗にし、周囲を面取りして、はてさて、仕上げには何を使おうかと考えているところである。

上の写真奥は Ancient Kauri で作ったフォト フレームなのだが、これは今回はシェラックで仕上げてみようと思っている。だが、鍋敷きのような熱が加わるものにはシェラックは適さないため、手前の鍋敷きにはやはり何がしかのオイルを塗るしかないのか…  少々気が重くなっている。


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