14.9.14

さぁ、明日からまた仕事だ


先週作ったものといえば、この手前のナプキンホルダーだけだ。

今週から雲の上のお師匠さんがアドバイスしてくれたBird Feeder を作り始めようと、今日安い板数枚と安いペイントを仕入れてきた。

全てが良い方向に向かいますように。



11.9.14

Hasta pronto

彼の人が出掛ける時、私はいつも「気をつけてね」と言いながら車が見えなくなるまで見送っていた。仕事で出掛ける時にも、遊びに行く時にも、いつもそうやって見送っていた。

昨夜、英国に住む友人と宗教について語り合っていたのだが、半日遅い彼の一日はチャットの後10時間に及ぶ車の運転を課せられているらしく、無事に帰って来れるよう神に祈っていて欲しいというので、「もちろん祈っているよ。気をつけて。」と言って見送った。
彼が「Bye」と打ってよこしたので、頼むからByeと言わないでくれと頼んだ。


ずっと以前、スペイン語に興味を持っていた頃、スペイン人は Adios と別れ際に言わず、Hasta pronto とか Hasta mañana (実際に明日会うことになっていなくても)或は Hasta luego と言うことの方が多いと聞いたことがある。真偽のほどは定かではない。実際私のバルセロナの友達は Adios と言うこともあったし、こちらに住んでいるワイン屋のミゲルもそう言うことが何度かあった。マドリッドに住む友人にその話をしたら、彼はやはりHasta … と言う場合の方が圧倒的に多いということだったので、まぁ人によるということなんだろうと思う。私はHasta… の方が心地良いなと感じて、マドリッドの友人とのemailのやりとりの最後にはそう書いていたのだが、その友人とも今は疎遠になっている。


ごくありふれた言葉をわざわざ辞書で調べたりはしなかった私だが、数年前ふと「何故そう言うようになったんだろう?」という疑問が湧き、調べてみた言葉があった。
Goodbye  その語源は、God be with you. ((別れた後も)神があなたのそばにいますように)が短縮されて god-b-ye となり、Good morning などからの類推で語頭がgood に変化したと書かれていた。

誰でも別れた後双方に何が起こるかわからない。外に出かけて行った人ではなく、家にいる人に不幸が訪れる可能性が無いとは誰も言い切れない。そう考えてみると、別れ際の挨拶は Goodbye が最も相応しいと言えるのかも知れない。まぁ、相手に信仰心があればの話だが。

昨夜、彼にはGoodbyeと言ってあげるべきだったかなとふと思った。でも私はその言葉がどうもしっくりこず、See you soon.と言って見送ってしまった。

どうか彼の神が彼を守り続けてくれますように。
またすぐに、あの完全にイギリス訛りの英語が聞けるようになりますように。

心の中でそう祈ると同時に、あぁ、何故また人と関わることになってしまったんだろう… 何故フレンドリクエストを受信した時に拒否しておかなかったんだろう、何故メッセージを受信した時に無視しておかなかったんだろうと、強い後悔の念に駆られてしまった。

私もこの映画に出て来る女性のように悲しみを繰り返しそうで、本当はとても怯えている。



たった今(英国時間の午前2時過ぎ)、無事に家に戻ったよと彼は律儀に連絡をくれた。
なんていいヤツなんだ…

おやすみ…. and Goodbye.

8.9.14

Night night.

雲の上の友達の携帯電話にもfacebookのアプリが入っているらしく、私がメッセージの返事を送ると速攻で返事をくれる。そうして数分、或は数十分会話することになる。

木工の話だけではなく、色んな話が飛び出す。
この数日の間に数えきれないほどのチャットの履歴を残した。一日一回どころではなく、何度もメッセージが送られて来るようになり、まるで同僚のようだなと笑えてきたが、約半日の時差というのは厄介なもので、昨日の朝はまだ陽が昇らないうち(4時を少し回った頃)に携帯電話の着信音で起こされた(笑) 相手は私が眠っているだろうからと気遣いながら、すぐに返事をくれなくてもいいよと前置きをした上で、少し打っては送り、少し打っては送りを繰り返していたため、着信音が枕元で鳴り続け、その日なかなか眠れなくて深夜3時半近くになってようやく眠りに落ちた私は、意識朦朧としながら、「夢の中で私を呼ぶ音が聞こえたよ。:)   私、まだ夢の中に居るからすぐに返事できないかもしれないけど、よかったらそのまま喋っててくれる?」とだけ打って送っておいた。
ボ〜〜ッとしながら送られて来るメッセージに時々答えてはいたが、相手が数行書いて送ってくれても私の返事は一行のみ… 途中で我ながら笑えてきた。

そんなこんなで、これまで『雲の上』の存在だった人がしだいに画面のすぐ向こうに居る人のように思えてきて、何の気負いもなく不完全な英語で返事ができるようになっていく。面白いものである。


同居人に「ねぇ、facebookの友達の中に会った事も無い人がいる?」と聞くと、同居人は居ないと言っていた。しかも、facebookなんてもうほとんど使っていないとも言っていた。もしかしたら同居人の方が地に足のついた生き方をしているかも知れないなと、ふと思った。



クラフト マーケットのディスプレイ用に作った一面だけの壁。
色ガラスを通した光りが暖かくて、ちょっと気に入っている。



4.9.14

雲の上の友達とのチャット

今朝、出掛けなければならない用事があったので支度をしていると、ポロンと何やら聞き慣れない音が携帯電話から聞こえてきた。何だろうと見てみると、facebookにメッセージが届いているよという通知だった。そのメッセージの送り主がfacebook上の友達(雲の上のお師匠さん)からで、「僕達、まだ一度も話してないね」という、予想だにしていないものだったため、取りあえず用事を済ませてから、ゆっくり返事を書くことにしたのだが、はてさて、一体何から書き始めましょうとしばし悩んでしまった。

相手は世界的に非常に有名な人なので、こちらは彼がどんな人物かだいたいわかっているのだが、彼の方は私の素性など全く知る由もなく、私個人のfacebookにも個人の情報はほとんど何も載せていないので、一体どんな人物なのだろうかと、私のこれまでの作品を見て想像するしかない。そこで、私は簡単に自己紹介を書いて送ることにし、午後遅くになって書いたものを送信した。

彼はイングランドに住んでいるので、こちらとの時差はおおよそ半日… 送信した時間はまだ夜明け前の、し〜んと寝静まっている時間のはずだったのだが、何と即座に返事が来た。チャット機能をオフにしているのにも関わらず、私が返事できる状態にあるのはバレバレなので、そのままチャットすることに…
「私、あなたを起こしちゃった?ごめんなさい」と言うと、「ちょうど起きてたんだ。時々こうやって皆が寝静まっている時間に目を覚まして、何かを深く考えるのが好きなんだよ」と言っていた。
向こうが真っ暗な時間から始まったチャットは、私が夕食の支度を始めなければならない時間になると、鳥のさえずりとともに窓の外の木々がシルエットを映し出すほどに白み始めたようで、彼はまた少し眠ることにするよと言ってチャットを終了した。

初めて話す相手なのに、ドキドキもハラハラもすることなく、落ち着いた会話をしていた。

何故かわからないが、時々こうやって世界の何処かに住む誰かと繋がることがある。毎日私の周辺で実際にすれ違っている誰かと親しくなるのではなく、ひょんなことから見ず知らずの人と会話をするようになる...
人生はこの歳になっても予想のつかないことだらけだ。


20.8.14

ネズミとクラフト マーケット


先月クラフト マーケットに出店した際、私のブースにとても可愛い男の子が一人でやって来て、チーズの上に乗ったネズミの置物を優しく触りながら、「僕、ネズミが大好きなんだ」と、ペットのネズミの話をしてくれた。以前は二匹飼っていたんだけど、一匹白い色のネズミが死んでしまったので、今は茶色のが一匹だけ居るのだと、穏やかな口調で話していた。とても物静かな男の子だった。

しばらく話をした後、「他にネズミ持ってる?」と聞かれ、残念ながら今はそれ一つだけしかないのだと言うと、本当に残念そうな顔をして私のブースを離れて行った。


今週はその子の為にだけネズミを作っていた。
手元にある板で使えそうな物は合板の板だけだったので、作った後色を塗ろうかと思っていたのだが、ベニアをはぎ合わせた継ぎ目も、手足をとめた棒の痕が見えるのも、何だか味があって面白いなと、着色はせずオイル&ビーズワックス仕上げをして良しとした。
ヒゲは針金を使いたくなかったので、jute(ジュート:黄麻)の紐をボロボロになってしまわないようにグルーで固めて作った。

この板から生まれたネズミ… 今度のクラフト マーケットの宣伝用に写真を撮っていたら、更に可愛いなと思えてきた。

今度のマーケット デイにもその子は来てくれるだろうか…










11.8.14

美しい NZ Rimu


NZ の木の中で最も人気の高いRimuを使ってdesk caddyを作っている。このデザインは Steve Good氏によるもので、私はこのデザインで以前2つcaddyを作った。

購入した板の幅が広くはなかったので、底板は2枚を接いで、その後鉋をかけて仕上げた。
透かし彫り部分にも丁寧にシェラックを塗り、慎重に慎重にワックス(Beeswax)もかけた。

Rimuは図書館から借りてきた Maori Healing And Herbal の本によるとhardwood と区分されているが、インターネットで調べてみるとhardwoodだったり全く逆のsoftwoodと表記されていることもあり、どちらが本当なのか私にはわからない。ただ使ってみて、とても密度の高い美しい木材で、鉋をかけた感じではsoftwood の pine(マツ材)などとは比べ物にならないほど鉋がけがし易く、独特の香りを持ち、また、容易に傷がついてしまうという難点もあることを知った。

フレンチ ポリッシュを施したこのdesk caddy を見て、同居人が「ゴージャスだね」と言っていた。



7.8.14

日本ではシルバーカーと言うらしいが...

先月クラフト マーケット用に購入した新品のショッピング カートは、マーケット初日にはまぁなんとか使えたものの、満足であると言い切れるほど使い勝手が良いわけでもなかったので、引き続きカートを探していた。

国内のインターネット オークションで見つけたものは、walker / shopping cart と書かれていて、いわゆる買い物籠付き歩行器だったが、サイズが適度に大きく、クラフト マーケットに荷物を運ぶのに便利そうだなと思い入札したら、驚くほど安い金額(NZ $11.00 日本円にして約950円)で落札してしまった。


出品者の家(高速で30分ほどの距離)まで受け取りに行かなくてはならなかったため、昨日、同居人が昼休みを潰して、目的地まで運転して連れて行ってくれた。
すんなりいけば昼休みをそんなにオーバーしないで帰って来れるはずだったのだが、約束した時間に家のベルを何度鳴らしても誰も出て来ず、相手の携帯電話に連絡しても「今出られないからメッセージを残しておいて」というばかり…
おそらく出掛けていて今家に向っているのだろうと、家の外で待つこと30分。携帯電話に「待っているからすぐに連絡して欲しい」とメッセージを残し、その上テキストメッセージまで送っておいたのに、なしのつぶてで、なんてヤツだと怒り心頭に達し、昼休みを大幅にオーバーしてしまった同居人に申しわけない気持ちでいっぱいになりながら、もうそれ以上待つこともできずに帰って来た。

家に戻ってからemailで「車と助っ人を調達して約束の時間にそこに行ったのに、あなたの家には誰も居らず、携帯電話に何度連絡しても何の返事も返って来なかったのでやむなく帰って来た。頼むから、断りもなく約束をすっぽかすことはしないでいただきたい。どうやってこのトレードを完了させたら良いのか、できるだけ早く返事をもらえることを期待している」と送ったところ、すぐに返事が来て、「携帯電話はあいにくバッテリー切れで出られず申しわけなかった。けれども、自分は約束の時間の1時間半前から家に居たが、ドアベルは一度も鳴らなかったよ。きっと家を間違えたんだろう」と書いてきたので、私はすぐに、訪問した家をgoogle mapでキャプチャーしたものを添付して、おまけにその人の家に行った人でなければわからないはずの特徴のあるドアベルについても言及した上で、「私達が訪れた家はあなたの家ではなかったのですか?」と返事を送った。もし家を間違えていたとしたら、ずっと待ちぼうけを食わせてしまったのは私の方だ… (でも、もし間違っていたとしたら、どうやって正しい家を見つけられるというのだ???? ストリート名も番地も確認して行ったはずだぞ…)

その家はその人の家で間違いなかった。彼はなぜドアベルが鳴らなかったのか、なぜ気付かなかったのかわからないと言いつつも、真摯に自分の非を認め、今日こちらまでカートを届けに来てくれるというので、「あんなに安い金額で更にデリバーしたのではガソリン代の方が高くついてしまうから、あなたの都合の良い時間を教えてくれたら私が(今度はバスで)取りに行くことにするよ」と返事を送っておいたのだが、今朝、「こんな所まで2回も来る必要は無いよ。私の過失だから責任を取らせてくれ。今日の午前中に届けに行きたいと思ってるから、都合の良い時間と場所を教えて」とemailが届き、有り難く届けてもらうこととなった次第である。

会ってみるととても誠実そうな良い人だった。
私が落札したショッピング カートは彼のお母さんが使っていたもので、お母さんは3ヶ月前に亡くなったと話してくれた。彼は介護の必要があった母親を何年もずっと面倒見てきた人だったのだ。お母さんも長年辛かっただろうし、彼もさぞかし大変だっただろうと想像できると言うと、彼はお母さんがどんな状態でいたのかを丁寧に話してくれた。
私はもう若くはないし、時々腰を痛めて難儀をするので、彼から買ったカートは私の助けになるに違いないとお礼を言い、無事取引を成立させて笑顔で別れた。
彼は直接会えて話ができたことを本当によかったと言っていた。

ほんの些細な行き違いが人と人とを大きく隔ててしまうことがある。相手に対し敵意を抱いたまま、苦々しい気持ちでこの先過ごさなければならないというのは何とも悲しいことだ。
誠意を持って行動し、話し合えばわかり合うことができるということを実感した今日は、昨日の怒りもすっかり消え、オークションのフィードバックにはお互いに「喜ばしい取引だった」と感想を残すことができた。

今日は良い一日だった。



4.8.14

寒梅の咲く頃


まだ冬なのに、梅がもうすぐ満開になるよと同居人が驚いていた。
この木は寒梅だったんだと、今年になってわかった。

この冬は例年よりも暖かいと感じるのは、電気毛布の使用回数がまだ1,2回ほどしかなく、日中ストーブ無しでも大丈夫な日が多いせいだろうが、雨降りの日は多く、ほとんど毎日のように雨が降っている。


数日前、インターネット オークションで売れたドレッサー トレイを送りに郵便局まで歩いて行った。
郵便局は歩いて25分ほどの所にあり、さほど遠くはないのだが、繁華街の端と言うに相応しい、ちょうど活気の失せかけた場所に位置するため、いつもそこまで歩くと何だか疲れた感じがしてしまうのだ。

帰り道にはアジアン マーケットも幾つかあるので、食材を調達して帰ることにした。

帰り道、「私はいったいここで何をしているんだろう?」「何故ここに来て、ここに居続けているんだろう?」と考えながら歩いていた。

この国が嫌になってきたわけではない。それどころか、日本よりも遥かに住み易いと思っている。
家族はといえば、地元の大手企業に就職し、日本との繋がりなど全く無い生活を送っている。

移住し、11年が経って、もうここの暮らしが何の変哲も無い日常となっているというのに、時々ふと「私は何故ここに居るんだろう」という思いが頭をよぎる。


私の居るべき場所は本当にここだったんだろうか...

何故あの人は居なくなってしまったんだろう





日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...