29.7.15

Keyhole bit  ただ今練習中


昨年幾つか壁に飾る木製品を作ったのだが、裏側に額縁用のネジ留めハンガーを付けることしか考えつかず、また、キーホール ビットなるものが存在する事も知らずにいた。
壁にかかった飾りが、裏に留めた金具のおかげで若干壁から浮いてしまい、作品が少々下向きになるのを気にした人はいないだろうか? 私はその座りの悪さが気になって仕方がなかったのだ。
手でこのような穴を開ける方法をまず最初に考えたのだが、手持ちのハンドツールの中には使えそうな道具は無く、無理だと諦め、木工用品を数多く売っている専門店にちょうど良いサイズのルータービットがあるのを見つけて、買いたいと思っていた耐水性木工用ボンドとともに注文した。

上の写真は試しに開けてみたものだが、まだ慣れないためか、はたまたスイッチを切るタイミングが遅れたためか、摩擦で少々焦げた跡がついてしまった。

電動工具を完璧にコントロールできない私…
電動工具で満足に使えているのは、スクロールソーと卓上ドリル(ボール盤)くらいなものだ。




お世辞にも美しいとは言えない、電動工具だけを使った "味気ない" 仕事…
世の中に出回っている大手メーカーのお手頃価格の家具類を、私は惚れ惚れするほど美しいとは感じない。

職人が丹誠込めて一つ一つ手作りした物はおそろしく高価で、手を出せるシロモノではないが、その味のある家具を、時間をかければ自分でも作れるようになるのだということを、もっともっと若い時に気付けばよかったと、歳食って体力の衰えた私は悔しく思うばかりである。

鉋がけをした板の表面はとても滑らかで美しい。
削って出たゴミ『鉋屑』でさえも、私には美しく輝いて見える。



28.7.15

水平器の重要性


ステンドグラスを学び始めたばかりの頃作ったランプは、最後のキャップ(頂点に付ける金属)を付けるまでは完璧な仕上がりだった。
それなのに、先生に教えられた通りに付けたキャップが若干水平ではなく、ランプベースに据え付けると微妙に傾いてしまい、それが全てを台無しにしてしまうように思えてならなかった。

先生は目測だけでキャップを固定するよう指導していたが、ずっと後になって水平器を使って正確にバランスを取る方法を個人的に勉強して知り、それからというもの、水平器は私のスタジオになくてはならないものになった。

日本でステンドグラス用に買った水平器は全長10cmに満たないほど小さなものだったので、数ヶ月前、木工用に長いものを買った。
前回のシューラック作りでも使ったが、私は幅の広い板の鉋がけの際にもこれを使ってフラットになっているかどうかを見たりもしている。年期の入った職人から「邪道だ」と言われるかも知れないが… :)

*土台となる床やら作業台が水平かどうかを、まず最初に調べてみないとならないのは言うまでもない。

昨日はこの天板になる板を鉋がけしていて疲れたため、夕食の後すぐに寝てしまい、明け方3時半に目が覚めてしまった。

ただ今の気温12℃。
昨日に引き続きそんなに寒くない一日になりそうだ。


26.7.15

平穏に暮らす


NZの海の色は緑。穏やかで落ち着いた色だ。

昨日はスタジオに仕事に行かず、珍しく一日休養を取り、同居人に連れられてドライブに出掛けたりしていた。

オークランドは『帆の街』と呼ばれていることからもわかるように、海辺が身近にある景観に恵まれた地域で、天気の良い休日には、多くの人が手近にある観光スポットに出かけ、ただただくつろぐのである。

まだまだ寒い季節が終わったわけではないが、買い物以外で外に出かけるのは久しぶりだったので、何だかとても気持ちがいいなと思った。


帰りの道すがら小腹が空いたので、ベトナム料理店に行き、遅いランチを取った。午後3時という中途半端な時間にも関わらず、店内は満席状態で驚いたが、もっと驚いたのは、私達が食べ終わった頃、奇遇にも(以前私のスタジオで働いてくれていた)コリアンの女性に声を掛けられたことだった。
同じ場所で同じ時間に食事をしていた事にお互い全く気付かず、「あれ〜、居たんですか〜?」と、支払いを済ませて外に出るところだった彼女が私達のテーブルに近付いてきたので、私は驚きながらも彼女と娘さんに手を振って合図をした。

彼女は私の同居人に向って、私がほとんど外に出かけないだけではなく、友達に連絡をする事もしないんだから...と、笑いながら愚痴をこぼしていた。
同居人も笑いながら頷いていたが、私は毎日暇を持て余しているわけではなく、やりたいことが一杯あるもんだから…と、やはり笑いながら答え、この次買い物に出掛ける時に呼んでと頼んでおいた。

彼女は気性のサッパリした良い人である。それでも私は自分から連絡を取る事をしない。

雲の上のお師匠さんは、例え限られた友達だけとでも絶えず連絡を取り合い、人生をシェアするようにと何度も何度も私に説き勧めてくれていたが、私はこれまでの人生に於いてそうしてこなかったので、この歳になって今更生き方を変えるなんてことは考えられない。

私はこのままでいい。
このまま貧しいながらも平穏に暮らし、終わりを迎えたい。



24.7.15

偽物?鉋のその後...


スタジオに行くとすぐにペイントを始める。そして、それを乾かしている間に他の作業に取りかかる。

フリーのパターンの一番上になる部分のシェイプが気になったので、少々手直しし、片面ずつ再度下地塗りをした。これを乾かしてサンディング。その後ペイントとなるが、まだペイントを注文していないので、来週までこの作業は中断したままになるだろう。


さて、先日購入した(スタンレーNo.110にそっくりな偽物?)鉋のその後だが、これまでのところは以下の通り。
底はほぼ平らになり、左右の立ち上がりは平らなファイルで削った後サンドペーパーの上で根気よく磨き、もう少しで完璧な直角になるところまできたが、今日も力尽きて、これ以上頑張るのを止めた。




また今日も刃を研いで、試しに使ってみたのだが、いくらシャープに研いでも綺麗に鉋をかけられなくてガッカリ。今日もお手上げ… また棚に戻しておいた。

その後は日本の鉋と西洋鉋の両方の刃を研ぎ、ひたすら鉋がけに励んだ。
シャーッ、シャーッと小気味よく削れていくのを楽しみ、夕方になって、下準備の済んだ板をスクロールソーで透かし彫りし始めた。

寒い一日だった。







23.7.15

MDFの 下塗り


切り出した文字部分の内側を塗るのはけっこう面倒で、細くてコシのあるブラシを使い、ブラシが入らない所や塗り難い所は爪楊枝で塗ったりしていたため、時間がかかって少々ウンザリした。
この後全体を隈無く塗り、乾かしている間に次の仕事に取りかかった。

次に作るものはやはり木工品で、まずは板に鉋をかけることから始まった。
鉋がけは楽しい。ペイント作業と大違いだ。

私のスタジオにあるのは木工用に作った作業台ではなく、鉋をかける際に板を固定しておくベンチ ドッグが無い。どうにも作業し辛いので、MDFボードを買って来て(MDFは平らなため)適当な場所にストッパーのための板をねじ釘で固定し、そのMDFボード自体を作業台にクランプでとめて使っている。
まだそんなに大きなものを作っていないので、今のところはこれで間に合っているが、もっと沢山作るようになったら、使い勝手の良い方法を考えないとならないかも知れない。




集中して作業しているので、夕方にはどっと疲れが出てしまう。歳を取ったなと、最近よく思うようになった。


22.7.15

MDFで飾り板作り


フリーのパターンで作りたいものがあった。

適当な無垢の板が無かったので、スタジオにあったMDFを使ったが、一般にホームデコの店で売られているこのような物はMDFでできていることが多いように思う。おそらく安価だからだろう。

MDFは水分を吸収すると膨らんでしまい、見るも無惨な姿になるので、アウトドアには向かず、インドアでも水のかかる可能性のある場所では、表面によほどしっかりした防水加工が施されていない限り使用できない。
塗料を塗る際には、予めMDF用のコート材を下地として塗っておかないと、塗料が染み込んでしまって綺麗に塗装できないので注意が必要だ。

また、この程度の透かし彫りなら問題無いが、もっと込み入った繊細な模様を透かし彫りするとなると、板自体が脆いのですぐに折れてボロボロになってしまうため、私はこの板を作品作りに使う事は滅多に無い。


今日はパターンを切り出しただけで終わったので、明日下地コートを何度か重ね塗りし、乾かしてから塗装することになる。


作成中の Grandma's Chair は、昨日アンバー シェラックを二度塗りし乾かしておいたので、今日はサンディングし、更に二度重ね塗り。明日またサンディングし、色の具合を見て、更にシェラックを重ねるか、はたまたワックスで仕上げとするかを考えることにした。



21.7.15

Grandma's Chair

Designed by Steve Good


スクロール ソーで簡単に作れる椅子も、着色してシェラックを塗り、照明を考えて写真を撮ればそれなりに年期の入った椅子に見える。(まだ作業途中で、完成してはいないが)

しかし、実際は両サイド、背もたれ、座面の、たった4枚のピースからできている実にちゃちな作りで、こういう物を作るのが楽しいという時期をとうに通り越してしまっている私は、色を塗って完成させるのに時間を取られるのはもったいないよな… などと思いながらも、次に作りたい物の材料を買いに行く足(車)が現在無いため、仕方なく、端切れでできる物作りをせざるを得ない。



ハード ウッドを安価で手に入れられる店はないのかな…
近場で良い木を購入できる店を、すぐにでも見つけなければならない。



18.7.15

BYO - bring your own (bottle)


もう何年も前になるが、赤ワインをよく飲んでいた頃に思いついたデザインで、何だか気に入って、今でも売らずにスタジオに飾ってある。

縁取りのアンバーから極薄い黄色までのグラデーションを綺麗に見せるために、ハンダは染色せずにおいた。これを黒く染色してしまうと本当に綺麗に見えなくなってしまうのだ。


以前は近くのお気に入りのワインショップに行って、スパニッシュかイタリアンの赤ワインばかり買っていたが、ここ何年かはスーパーマーケットで売っているNZ産の白ワイン Sauvignon blanc でいいとしている。

私はNZ産の赤ワインは好きではないが、白ワインは非常に美味しいものが多く、日本円にして1,500円ほど出せば、ほぼ間違いなく美味しいワインをゲットできるように思う。

NZの白ワイン、お試しあれ!


16.7.15

修理に半日かけてもまだ使い物になっていない鉋

国内のインターネット オークションでNo.110 のスタンレーによく似た(おそらく)無名の鉋を落札した。ちなみに、説明では「アベレージ コンディション」と書いてあった。



この写真を見ただけでは、この後の修理の手強さが伝わって来ないだろうが、これが何とも手に負えないシロモノであった。



 はてさて、何から始めよう…
まずはボディからかな...



鉋の底は所々ひどくボコボコ/ガタガタに痛んでいた。初めからこんな表面だったのかなと思いながら、平らなガラスの上にセットした目の荒いサンドペーパーで磨く事30分…
(刃が出る部分は明らかに均一にカットされてはいない)


30分必死で磨いてもボコボコの部分はスムーズにならず、この段階で少々諦め気分。その後も格闘し続けたが、1時間以上磨き続けてさすがにめげ、一時ボディは横に置いておいて、簡単そうなブレード キャップのガタガタを先に直すことにした。


これは目の細かいヤスリでいとも簡単にほぼ平らになったが、あまり削り過ぎると刃をおさえる機能に支障をきたすかも知れないと思い、適当なところで止めておいた。

次に直したのはボロボロの刃。いったい、これを使って何を削ったんだい???と思えるような刃こぼれだが、その他の部分もひどい状態だ。
この刃が最後に研がれたのはいつだったんだろうか? エッジのどこをとっても綺麗な部分が無く、この状態で使い続けていたのか?とついつい持ち主のことを想像してしまった。




刃は、まず刃こぼれしている部分までヤスリで削り取り、次にダイヤモンドの砥石で角度を付けながら研いで行き、最後にコンパウンドで磨いた。(もちろん、裏側も磨いた)


ブレード キャップと刃がマシになったので、またボディの修理に戻ったが、後ろから見てみると、刃を支えるためのいわば支柱の役割をする部分が垂直ではなく、ブレード キャップを締める金属部分は更にズレている。



また、サイドの壁は直角とはほど遠く、これを直すのは至難の業だなと悲しくなってきた。


頑張って高い部分を削ってはみたが、これは上部を内側から叩いて均さないと垂直にするのは無理だろう。


約半日かけて、下の写真の状態にまでし、試しに要らない板を削ってみた感想は…、



「この鉋のどこをとってもアベレージな部分は無く、その中でもとりわけ刃の質が恐ろしくお粗末で、これを使って無垢の板は絶対に削りたくない」


刃の質というのはとても大切で、同じように丁寧に研ぎ上げても、切れ味は全く違う。
お粗末な作りの本体に、それ以上にお粗末な"ただの鉄の板"を切って付けたような刃…

誠にお粗末な買い物であった。




15.7.15

Lucet 作り- 続き





夕べ Lucet を使ってみたのだが、アームにかけてある糸を外す際に若干引っかかるのが気になったため、先端を滑らかに削ってオイル処理し、乾かしてから再度試し編みをしてみた。
この少しの違いが使用してみるとかなり大きな違いで、今度は非常にスムーズに糸が外せるようになった。
中央のダビデの星に編んだ紐を通しても引っかかることは無く、下の写真は2本取りで編んだが、4本取りでも問題無く通すことができた。
持ち易さも問題無し。




*****

国内のインターネット オークションで落札したFaithfull エンジニアズ スクエアのセットが昨日届いた。
国内のオークションだが、出品者はUK在住で、配送料込みの値段がAmazon US 及びUKで買うよりも遥かに安かったため購入。精密度を表すグレードはB。グレードAほど超精密ではないが、誤差は+/- 0.016mm/ 0.00064in 以内とあり、私がそれ以上に正確な仕事ができようはずも無いなと自覚/納得して購入。

届いて早速、私がスタジオで使っている彼の人の使っていた製図道具(設計用)で本当に正確なのかどうかを測ってみた。
木工やステンドグラスの作業をするのに使う分には全く問題無く、非常に満足できるセットだった。




また、昨日作ったコーナーシェルフ(フリーのパターン使用)は、透かし彫り部分に弱い箇所(デザイン的に)があり、組み立てるのに難儀をした。
しかも、壁に据え付ける際のネジ穴をどこに開けようか悩むところだ。

本格的な木工の技術を学び始めた私は、スクロールソーだけで作るこのテの物が段々安っぽく見えて来るようになり、作っても物足りなさを感じるようになってしまった。



13.7.15

Lucet 作り


シンプルな Luset(紐を作る道具)を作った。

買って来た板を半分の厚みに切り、鉋をかけ終わるまでの方が、形を切り出すよりも遥かに大変で、スクロールソーで切り出し、切り口を綺麗に磨き上げるのはあっという間に終わった。

糸を絡めて作業するため、擦れて落ちる塗装はせず、オイルだけで仕上げたが、出来上がったのが夕方だったため、一晩乾かし、明日使い勝手をみてみることにした。

中央に開けたダビデの星型の穴に編んだ紐が入るかどうか、また、星形が紐に引っかからないかどうか、更には持ち易さも確かめないとならない。


12.7.15

○○教室

ステンドグラスを本業としている人の多くが継続して教室経営をしているか、はたまた一日体験教室なるものを開催したりして、その道で食べていけるよう努力している。また、生徒の利便性を考えて、教室で作業に必要な材料を提供してもいる(売っている)。
ある"先生"は仕入れ値にかなりのマージンを吹っかけて売り、またある先生は適度なマージンを取って売る。何れにしても、物を右から左に動かす事で収益を得る事に変わりはない。

ある講師は生徒が自分の教室で購入した物でないガラス等を使うのを喜ばず、また別の講師はパティーナ(ハンダを染める薬液)を小分けする際に稀釈して収入を増すよう努力していたが、それを喜んでいる生徒を私は見たことが無かった。
ランプベースが1脚何万円もしても、ランプシェードを製作した生徒は限られた選択肢の中で選ばざるを得ないのだ。しかも、豪華なティファニーのレプリカなんぞを作ってしまったひには、チンケなランプベースでは釣り合いが取れず、問屋価格でも高価なのに、それに講師のマージンを乗せた目が飛び出るほどの金額を支払わざるを得なくなる。高価なガラスを惜しみなく使い、時間を惜しまず使い、ギョッとするような金額のランプベースに据え付け… 「一体幾らそれにつぎ込んだんだ?」と誰かから言われる前に、私は自分自身に問いかけそうな気がする。


長引く不況も手伝って、正に贅沢品でしかない装飾を施した窓やらドアやら、はたまた高級なランプやらが飛ぶように売れる又は途切れる事無く発注があるはずもなく、当然定期収入は見込めず… 
技術だけを売っていたのでは生き残れない。生き残るには上記のように『物を右から左に動かすだけで収入を得る』ような"経営戦略"を立て、講師兼商売人になり切らないとならない。
それが上手にできたら、私もその道で食べていけたかも知れないが、短期間運営した教室において、私はそうはできなかった。

私は商売には向いていない。
しかも、私は皆で寄り集まって同じ物を作ることに興味が無い。
○○教室と銘打っているもののほとんどが、"同じ物を作る"ようできている。基本の技術を学ばせるために、一々生徒の希望に合わせて作る物を変更していたのでは、時間ばかりかかって大変になってしまうからだ。

私の雲の上のお師匠さんも、やはりカリキュラムを組み、それに沿って教室で教えるという方法を取っている。特別ブックケースが欲しくなくてもブックケースを作り、別に椅子が欲しくなくても皆と同じ椅子を作り、そのサイズのダブ テイル ジョイントの箱を何に使うか予定が無いまま、やはり皆と同じように箱を作る。
私はそのような光景を見る事すら好きではなく、皆なぜ同じ事をしたがるのだろうかと疑問ばかりが頭の中に渦巻いてしまう。

雲の上のお師匠さんは職人兼講師で、アーティストではない。
木工の世界でアーティストだと思えるのは、今のところ一人しか知らないが、その人の生き方に特別興味が湧かないのは、きっとその人の『人となり』或は『独特な世界』が自分に合っていない(異様に映る)からだろうと思う。誰とは書かないが。


私は自分の技術だけで食べていける何らかの道を見つけることができるのだろうか…




10.7.15

Sam Smith - Nirvana (Audio)



夕べこの曲を聴いていたら、急に病院で父の付き添いをしていた時のことがフラッシュバックし、あの人一倍我慢強かった父が呼吸困難になり、深夜、大きな声を出して苦しがっている姿が脳裏から離れなくなり、辛くてボロボロ涙を流しながら、いまだに心の傷が癒えない自分を誰か助けてと、何度も何度も心の中で繰り返し言っていた。

私はいまだ立ち直れていない。

9.7.15

ナイショ :)


もう何年も前になるが、ふと立ち寄った店に、鉄枠だけのキャンドルホルダーが飾られていた。それを見た瞬間、これにガラスを入れようと思った。

入れるガラスの色は決まっていた。
赤と黄色。それに質感のある透明ガラス。

これを見た人は皆同じ質問をしてくる。
「どうやってガラスを入れたの?」
「どうやってティーライトを交換するの?」

:) 



8.7.15

自己評価 30点


作業場に置いたままだと次の作業ができないため、隣りの休憩室でペイントを乾かすことにし、そこで写真を撮った。

ポリウレタン塗装の艶消しを試みてみたものの、どれも上手くいかず、無惨な姿になりつつあったため、最終的にはほぼ取り除いてしまい、シェラック仕上げに変更した。
塗装に関してはまだまだ勉強が足りないなと痛感するばかりである。


この写真を見ただけでは、これがシューラックとして使われるとは予想できないだろうが、ここで乾かした後、自宅の玄関に設えることになっている。

天板が少々小振りでバランスが悪いのだが、玄関脇のスペースに合わせて目一杯幅を取ったので、これ以上大きくはできず、これも不満の残る箇所であったが、まぁ仕方ないかなと、バランス云々を考えるのを止めることにした。


100点満点で30点がいいところだね、父さん。


6.7.15

まだ終わらない


ポリウレタン塗装にしなければよかった…

もう重ね塗りするのはやめて、これが乾いたら艶消しする方法を幾つか試してみよう(失敗するかも…)

天板は、(ペイント時)ひっくり返した際に傷にならないよう、最後に取り付けるようにした。既に内側になる面を塗装し、仕上げてある。


あ〜、疲れた…


さて、次は何を作ろうかな〜



3.7.15

ポリウレタン仕上げ

ピカピカな家具が好きなわけではないが、シュー ラックなので、少々耐水加工した方がいいかなと思い、ポリウレタンを塗り始めた。

冬のせいでか、これが狭いアトリエの中央に陣取ったままなかなか乾かなくて、埃を立てたくないため、今日は他の作業が全くできず、仕方がないので家に戻ってパン生地を仕込んだり、木工関係の本を読んだり、YouTubeで木工のビデオを観たり、はたまた次に作ろうかなと思っているもののデザインを考えたりして暇をつぶし、半日終わってしまった。

今回初めてMortice-and-tenon で組み立てる方法をとったわけだが、最初の数カ所は見るも無惨な仕上がりだったものが、32カ所仕上げ終わる頃にはかなりマシになってきて、自分なりに綺麗に仕上げるコツをつかんだのは大きな収穫だった。
まだまだ満足できる仕上がりとはほど遠く、自己評価では 30/100 点がいいところだが、それでもできるようになった事が増えたのは大きな前進である。


ポリウレタンが垂れて来ないよう、一度に塗るのは上向きの面だけ。塗装面が乾くまで水平にしておき、ひっくり返して同じ作業を繰り返す。… ということは、あと5日ポリウレタン塗装の作業だけで終わるということ。もしポリウレタンを2度塗りするとなると、もっと乾きが遅くなるだろうから、倍以上の日数がかかってしまうだろう。

めげそうだ。





「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...