19.3.20

COVID-19: NZのその後

NZ 国内のコロナウイルス罹患者は3 月17日の段階で12名と報道されていたが、翌18日には一気に8人増え、20名の感染者が確認されている。(今現在、NZ ではコロナウィルス による死者は報告されていない)
罹患者全てが NZ 国外で感染してきた人々で、イランを皮切りに、ヨーロッパ(イタリア、ドイツ等々)、アメリカ、カナダ、イングランド、オーストラリア等の国名が挙がっていた。

オーストラリアからの旅行客は、NZ に来る前にフランスに行っており、オーストラリア帰国直後コロナウイルスの検査をしていたようだが、なんと、検査結果を待たずに NZ に来てしまい、NZ のカフェで息子と食事をしている時にオーストラリアからの検査結果(陽性)を受け、すぐさま滞在中のホテルで自主隔離に入ったとのことで、オーストラリアで検査をしておきながら、結果を待たずに NZ に来てしまったという、思慮分別のかけらも無い身勝手な行動に、NZ 国民は当然のことながら怒りをあらわにしたのは言うまでもない。
数多のバッシング報道を見たその罹患者の娘は、父親は正しい振る舞いをしたのに非難されるのは間違っていると強く抗議したが、その抗議は更に大きなバッシングを喰らい、その家族のとんでもない倫理観が、数え切れないほど多くの NZ 国民の顰蹙を買ったのを見て、私はこの国健全さを実感し、少し安心した。

NZ 政府は、3月16日の午前 1:00 以降に諸外国から入国した全ての人々に、14日間の自主隔離を義務付けた。
それに従わない者は強制国外退去を申し渡され、速やかに従わなければ警察に逮捕されることになる。(実際に滞在先から警察に連行され、強制出国に至ったケースも出ている)
国外退去(国外追放)ということになれば、将来、この国に入ってくることは非常に難しくなるのは間違いなく、そのような "履歴" を持った旅行客を手放しで受け入れる他国もまた、限られてくるだろうと予想されるため、せっかく支払った旅行代金が水の泡になっても、到着した国の方針を素直に受け入れるしか無いのだということを、肝に銘じておかなければならない。

それにしても、この危機的状況の最中に海外旅行に出かけても楽しくはないだろうに...
旅行代金をドブに捨てたくないがために、人々は心配しつつ出掛けるのだろうか?

各国の状況は刻々と変わっており、到着した場所が完全に封鎖されていて、観光どころではなく、食料を調達するのにも苦労をする可能性が出てくるやもしれぬとは考えないのだろうか?
最悪な場合、飛行機が運行を停止し、国に帰れず、その地で命を落とすことになる。
それまでして旅行に行きたいのだろうか?

今の時期、切迫した状況で飛行機に乗らなければならない場合(家族が危篤状態とか)を除いて、空港に出向くべきではないと私は思うのだが...



NZ で最も感染者数が多いのはここオークランドだが、海外から運んで来てしまったウィルスを自主隔離という形でなんとか抑えようとしている NZ 政府の努力が、自分の置かれた状況を考える能力が欠如しているとしか思えない人々によって踏みにじられることがないよう、祈るばかりである。



12.3.20

🏓 卓球を楽しむ親子

60 歳半ばの姉と86 歳を越えた母が、ダイニングテーブルを使って、二人で楽しそうに卓球をしているビデオが送られてきた。

母がしっかり打ち返している姿に驚いたのは言うまでもないが、「普通、(母の歳になったら、卓球なんぞ)喜んでやらないよね」という姉の言葉から、母が楽しんでやっているのがうかがえ、あの歳になっても母は好奇心旺盛なままなのだと、安心した。

一日に 30分を 2回... いい運動になっていることだろう。

しかし、何故に卓球?

姉曰く、YouTube で武漢の隔離家族がやっているのを見て、あまりに楽しそうだったので、すぐに簡易卓球セットを買ったとのこと。(コロナウィルス に感染しているわけではないが)

武漢の隔離家族はコロナウィルスで相当な打撃を喰らっているに違いないが、おそらく気晴らしに行っただろう卓球の様子は、国境を越えて好影響を与えてくれるものとなったというわけだ。
私はそのビデオを見つけ出すことはできなかったが、最低な状況にあっても常にポジティブに生きることを忘れてはいけないと、改めて思った次第である。


隣国オーストラリアのスーパーマーケットでは、女性同士が激しくトイレットペーパーの奪い合いをし、ニュースの一面を飾っていたが、自分の利益しか考えない輩というのは、誠に見苦しい行いを恥じることなく人前でさらすことができるものである。

そのニュースを観て、心底愚かだなと感じた人は少なくはなく、辛辣なコメントが多く寄せられていたのは、まぁ当然と言えば当然だが、そのようなコメントで誰かを寄ってたかって攻撃し始めるというのはいかがなものか... そのような一昔前には表に現れなかった超ローカルな話題が、個人を特定でき得る形で、今は即座に全世界に向けて配信されてしまうというのも、これまた恐ろしいことのように思えて仕方がない。
悪行を犯した人のプライバシー云々を叫ぶつもりはないが、もし仮に、誰かの悪意によって投稿された写真なりビデオなりが世に出回ってしまったとしたら、『冤罪』を着せられることになる人が出てくる可能性は高くなり、また、撮影された中に写り込んでしまった第三者の人生を狂わせるものに繋がる可能性も、これまた否定できないのである。

何はともあれ、自分の周りには、撮影可能なスマートフォンを携帯している人ばかりだということを、よく理解した上で行動することを絶対に忘れてはならない。
肖像権の侵害などと、顔が出てしまった後で訴えたところで "あとの祭" なのだから。



私はVRで、毎日一人黙々と汗を流している。
少し前に購入した BOX VR という、音ゲー ボクシングは、難しくはないが、T シャツがぐっしょり濡れるほど汗だくになり、消費カロリーも表示されるため、頑張り甲斐はある。
だが、エクササイズとしてはもってこいだが、ボクシング自体には全く興味が無く、BGMも別に好きなジャンルの音楽ではない私にとっては、"単なる運動" でしかなく、お世辞にも楽しいとは言い難いのが難点だ。


20年以上前(いや、25年以上前か?)、夕方になると家族皆で家の外に出てバドミントンをして楽しんでいたのを、今ふと思い出した。
彼の人の職場で働いていた人も中に入っていた。
そして、夕刊を配達に来た新聞屋さんが、私たちを見て笑顔で話しかけてくる...

実に健康的な家族だった。




3.3.20

COVID-19 : NZ初のコロナウイルス感染者

先月末、NZ国内で初めてのコロナウィルス感染者が出た。
イランからバリを経由してオークランド空港に降り立った60代の男性は、オークランド到着後間もなく、オークランド シティー ホスピタルの隔離病棟に入院したとのこと。

そのニュースが流れると、すぐに市民はスーパーマーケットやらハードウエアショップに殺到し、マスクやらハンドサニタイザーやら、何故だかトイレットペーパーや水のボトルまで買い込み始めたようで、すっかり物がなくなったスーパーマーケットの陳列棚の写真がニュースで取り沙汰されていた。(オイルショック時の日本を思い出した)

それを受けて首相は、パニックになる必要はないと、国民の動揺を一笑に伏す素振りで緊急会見をしていた。その前日の初めての感染者が出たという緊急会見の際には、まるで戦争に突入したかのような悲壮な面持ちであったのだが、その暗い会見が嘘のように、何事もなかったかのような気楽な明るい表情を国民に見せていたのが、非常に印象的であった。

はてさて、この先、NZでどれほどの感染拡大が待ち受けているのか...




キッチンの窓際に置いた Bear's Paw (Cotyledon tomentosa) に沢山花が咲いた。
薄いピンク色の花弁は、日が経つにつれて赤みが薄れ、色褪せて黄色くなって来るのが少々残念だ。




アトリエでは簡単なプラント スタンドの製作が続いている。
今回は少し丈を長くし、大きめの鉢が乗せられるよう、幅も広くした。


前回は、足と、足を繋ぐ板の厚みを変えて作ったのだが、今回は全て同じ板厚。
見た目は大差が無いのだが、板厚を変えて作る方が、組み立てた時のコンマ何ミリという微妙な狂いを気にせずに済むため、処理が楽である。


全ての結合部分を段差がないように鉋で削るのだが、板目がクロスしているため、削る際には注意が必要だ。

次は、この基本の形に色々と手を加えて作ってみようと思っている。




27.2.20

閑散としたレストラン

H の誕生日は、トルコ料理店で祝うことにした。

それは小洒落たフードコートという感じの、小さなレストランが集まった一角にあったが、日曜の夜だというのに(いや、金曜や土曜でなく日曜だからか)、周りの店にもお客はたいして入っておらず、これで商売がやっていけるのか?と疑問に思うほど閑散としていた。



料理は美味しく、量も多かったので、料理に関しては満足だったが、テーブルは少々狭く、ベンチシートに至っては、私には若干高過ぎただけではなく、明らかに奥行きが無さ過ぎ、食事中ずっと uncomfortable 極まりなかった。



あんなに奥行きの無いベンチシートに座ったのは初めてで、食事が終わりさぁ帰ろうかと立った途端、脚の付け根に痛みが走り、痛みを我慢して歩かなくてはならないという、悲惨な状態になってしまった。

食事を楽しむためには、料理そのものの質は言うに及ばず、快適なテーブルと椅子のセッティングが提供されないとならないということを痛切に感じたディナーだった。
もしまたそのレストランの料理が食べたくなったら、間違いなく Take Away(持ち帰り)にすることだろう。


そして翌日、誕生日休暇(有給)をとった H が、私を買い物に誘ってくれた。すっかり車の運転に慣れた H は家まで迎えに来てくれ、少し離れた所にあるショッピング センターに行き、二人していくつかの店を見て周り、帰りにスーパー マーケットで食料品を買いなどして、3 時間半ほど出かけていた。

日頃 VR で足腰を鍛えているのが幸いしてか、膝も痛くならず、翌日に疲労感も残らなかった。



19.2.20

VR 汗対策

2ヶ月で 7kg 減量したという長男が羨ましい...
私は未だ 2〜3kg 減のままだ。


VR のヘッド セットにシリコン パッドを着けているためか、毎回プレイ中に汗で滑り落ちてきて、非常に不快な思いをしていた。
どうしたものかと色々と考えた挙句に、薄いヘッド バンドを作ってみることにした。

T がマイクロファイバーの雑巾用布(洗車時に使用)を何枚かストックしているのを思い出し、普通のタオル地よりも汗を吸収しそうだと、1枚分けてもらい、それに手持ちの布を縫い付けて、1枚の雑巾から 8個のヘッドバンドを作った。



作り方は超イイカゲンで、どこぞの大量生産品の品質に毛が生えた程度だなと、自分でも笑えてきたが、まぁ、使用中、或いは洗濯時にほつれてくることのないようには作ってあるので、こんなもので充分だろう。(これを身に付けて外出するわけでもないし)

昨日早々試してみたところ、額の汗は滴り落ちてくることなく、ヘッドセットがずり落ちることも全く無くなって、万々歳である。

薄いので、使用後石鹸を擦り付けて手洗いし、手で絞って干しておけば、次の日には乾いている。



ちなみに、
一般的に、洋裁をする際にはアイロンの使用が不可欠であるが、このマイクロファイバーという素材は熱に弱く、アイロンを使えないどころか、熱いお湯で洗濯すると一気にガサガサ/ゴワゴワになってしまうというので、アイロンで布のシワを伸ばし、縫い目を整えるという作業も無しで、素人感満載の作りに拍車をかけたものとなっている。



17.2.20

Plant Stand

H が "お高い茎" を買ったのは半年ほど前だっただろうか...

何でもその植物は、Monstera Deliciosa Albo Variegated という、何故だか信じられないほど高価なものなのだそうで、つい先ごろ国内のインターネット オークションで一部枯れかけている鉢植えが何と NZ$5,000 超え(¥350,000以上)のとんでもない落札価格をマークして、私のみならず H もまた、度肝を抜かれ、しばらく唖然としたままだった。

余裕で海外旅行できるほどの大金を、惜し気もなく鉢植え一つに注ぎ込む情熱というのは、私たちにとっては想像を絶するもので、およそ、正気の沙汰とは思えないと、貧乏人は考えてしまう。

そんな大層なプラントは、お高い鉢に入れて、綺麗にデコレートされた部屋に置くのだろうななどと想像していたら、ふと、プラント スタンドを作ってみようかなという気になった。


そう、重い腰を上げ、私はプラント スタンド製作を始めたのだ。

まずは簡単な、巷でよく見かけるようなデザインで作り、耐久性等をみてみることにした。
鑿でまず Mortise Hole をあけ、次に Tenon と呼ばれる凸部分(差し込む側)を形作る。緩過ぎずかた過ぎず、接合部分に極力隙間ができないように、慎重に作業しなければならない。

今回、Mortise & Tenon をクランプでしっかり固定できるよう、足部分の加工は後回しにした。




グルーがしっかり乾いたら、足部分を形に沿って鋸で切り落とし、外側の角に丸みを持たせるべく、spokeshave で削り取っていく。(板目に沿って削らなくてはならない)


ここまでできれば、あとは組み立て、仕上げの塗装をするだけである。


組み立ては、足と足をつないだ板の中央にあけてある溝をはめ込むようになっていて、はめ込んだだけでも滅多なことでは抜けない程度の締り具合なため、グルーは付けなかった。(写真上の奥の足の中央には下側に溝が開けてあるのだが、何も気にしないで写真を撮ってしまったため、溝が隠れてしまっている)


初めて作ったプラント スタンドは、少々ズングリした形だ。

仕上げはオイルコーティングにしてみた。
オイルを乾かし重ね塗り... を何度か繰り返すため、完成にはまだ数日かかる。





取り敢えずは自分用 & 植物好きな H 用にいくつかの種類を作り、使い心地、耐久性、植物とのバランス等々を考察し、一般的に使えそうな形とサイズを模索するという作業から始めなければならないが、巷で売られているような粗悪な作りではなく、亡き父に見せても恥ずかしくないような、昔ながらの工法で作ることになるのは間違いない。

時間はかかり、販売価格も割高になるだろうが、質を落として安価な物を作る気にはならない。
果たしてどれだけの人に受け入れられるか全くわからないが、少なくとも父から「そんなことはしない」と言われるような仕事にはならないように努力するつもりだ。




3.2.20

2020年2月3日

イギリス王室の揉め事も、オーストラリアの山火事も、すっかりコロナウィルスの話題に掻き消され、世界中の多くの人々が不安を抱えながら生活することを余儀なくされている今日この頃...




Albert Camus の『ペスト』に描かれている世界そのものの様相を示している "震源地" の様子を見るにつけ、これが、この科学技術が進んだ "現代" に起こっていることのようには思えなくなってくるのは、おそらく私だけではないだろう。

既にウィルスは様々な国に広がってしまっているが、NZでは現時点で感染者は確認されてはいない。
だが、人々は感染の恐怖から、中国人を(実際には、見分けがつかないため、アジア人を一括りとして)敬遠し、人種差別とも十分受け止められるほどの迫害をし始めている。
『病原菌拡散者』という汚名を着せられたアジア人はSNSなどを通して実態を公表してはいるが、偏狭で無思慮な "ニュージーランド人" と名乗る輩たちは、NZ生まれのアジア系の人々に対しても、それとは知らず(いや、様々な可能性を考える能力が劣っているのだろうとしか思えない)公の場で容赦なく攻撃するという愚行に出ている。

中東の人々=テロリストと決めつける人々と同じようなものだ。


政府の対処が後手後手になっているのを非難する市民は多いが、一人の伝染病患者が確認された時点で、既に病原菌は誰かにうつっており、鼠講のごとく増え広がっているという状態では、実際のところ手の打ちようがないではないか... どの時点で対策を発表したとしても『手遅れだ』と言われるに違いない。


NZ政府は、2月2日以降に中国本土から来た者、及び中国本土を経由してきた乗客は入国禁止とし(NZ国民並びにNZ永住権保持者は制限付きで入国可)、また中国本土への飛行便を全て当面の間運航停止とすることを発表した。

また、"震源地" に足止めとなってしまっているNZ国民を帰国させるべく、チャーター機を出すことを決定したが、帰国者を2週間隔離するための軍の施設を用意したと発表すると、それを受けて、その施設のある地域の住民が不安を訴え始めた。

どう考えても、完璧な対応などできる由はない。だが、何とか早急に対処しなければならないという立場に置かれた人々は、身の縮む思いをしながら、酷評に耐え、不完全だと承知しつつも判断を下さなければならないのだ。


この騒ぎが収束するのにどれくらいの時間がかかるのかわからないが、この伝染病もいつかは姿を消し、時を違えてまた別の伝染病が出現することになる。
この世から病原菌が一掃されることなど不可能だろう。





そんな最中...
日本に居る長男から連絡が入った。
長らく連絡も無かったかつての近親者から、彼の人の実家の墓の場所を教えて欲しいというemailが届いたというのだ。問い合わせには私たちの肉親が関係しているようだが、詳細は知らされていないとのこと。取るに足りない案件であればいいのだが... と、皆胸中穏やかではなくなった。

私は咄嗟に、見えないものの存在(力?)を感じてしまった。

何故、よりによって彼の人の誕生日であり、私の父の命日である今日、連絡が来たのだ?
一年は365日もあるというのに、何故今日なんだ?
しかも、email を受信した時間は、彼の人の命日の日付になろうという、正にその時だった。



19.1.20

簡単 & 美味 コーヒーゼリー

昔から好きだったコーヒーゼリー。
日本にいた頃は買って食べるものだったが、この国のスーパーマーケットでコーヒーゼリーなるものを見た記憶が無い。

故に、自分で作ることになる...



毎日コーヒーを淹れるので、コーヒーゼリーを食べたくなった日には、多めにコーヒーを淹れ、コーヒーが熱いうちに水に湿らせたゼラチン パウダーを入れてよく溶かし、カップに注ぎ分けるだけで作業は終了。何とも簡単な作業である。

ゼラチンを入れて混ぜると泡が立つが、冷蔵庫に入れる前に冷まさなければならず、殆どの場合、その間に泡は消えるため、丁寧に泡を取り除かなくとも問題はないだろう。

コーヒーゼリーには砂糖を入れず、食べる際に自家製シロップ(砂糖に水を加え、ゆるく煮詰めたもの)と、生クリームをかけて食べると、砂糖を入れたコーヒーの独特な "くどさ" を感じることなく、後味も非常によろしいと、コーヒー好きな私たちは、この超簡単な作り方で作ったもので充分満足している。しかも、一般的なプリンに比べるとカロリー控えめだ。(生クリームの容器をシャカシャカ振ってから注いだので、泡が立ってしまっていて、少々見栄えの悪い写真だが... )


この国に来てから手作りするものが多くなった。
木工から料理に至るまで、自分で作らないと手に入らない、或いは、高価過ぎて手が出ない(=買うのが馬鹿らしくなるほどボッタクリ感がある)ものが、日本に比べて圧倒的に多いためだ。

自分で作ることができれば、手に入らないことを我慢することは少なくなり、不便な思いをし続けることも無くなってくる。

限られた収入で快適に暮らすためには、創意工夫が必須だ。
私はそれを、幼い頃に、親の姿を見て学べたのは幸いだった。


10.1.20

H、NZの制約付き運転免許証を取得

6 年以上もラーナー ライセンスのままだった H が、ようやく重い腰を上げ、今日試験場に向かい、試験開始時間から1時間も経たないうちに家に戻り、無事 Restricted Licence 試験に合格したことを、仮ライセンス証明書の写真とともに知らせてきてくれた。(正式な免許証は後日郵送される)

ここ NZ で一から運転免許を取るとなると、まずペーパーテストを受け、それに受かるとラーナーライセンスというものを与えられ、NZ のフルライセンスを取得してから 2 年以上経過しているスーパーバイザーが同乗することを条件に、公道での運転が許可される。

そう、日本と違い、ラーナーはただペーパーテストに合格しただけで、運転経験が全く無くとも、初心者マーク『 L 』を付け、公道を自分の(或は誰かの)自家用車で運転することができることになっているのだ。

だが、H は当然のことながらいきなり公道で走らせる勇気は無く、夜、T に広い駐車場のような所に連れて行ってもらい、初歩の初歩から丁寧に教えてもらったものだ。H も怖かっただろうが T も怖かったことだろう。
誰も居ない駐車場での練習で運転技術が向上すると、次には車の通りがほとんど無くなった時間帯での公道トレーニングが始まった。

時折ヒヤッとさせられながらも、練習にはいつも T がついて行き、指導してくれていた。
2 人が一緒の仕事場で働いていた時には、H が自分で買った車に乗り、二人してドキドキしながら通勤ラッシュ時に出勤していたことを、今でもよく覚えている。



2009年4月の法改正で、日本の運転免許を持っている人はNZで新たに試験を受けることなく、料金を支払って書き換えるという手続きだけでNZの運転免許を取得できるようになったらしいのだが、私もTもそれ以前に免許を取得したため、NZ国内でペーパーテストと実技試験を受けなければならなかった。ただ、H のようにラーナーから始めなくてもよく、最初からフルライセンスを取得することができたのは幸いだった。

ペーパーテストは、以前はスクラッチ式で、日本の引っ掛け問題が混在している筆記試験と比べたら、非常に簡単で、ほとんどが「そんなのは常識だろう」と思えるような問題だった。
今はコンピューターを使ってテストを受けるようになっているらしく、35問中少なくとも32問正解しなければ合格できないと書いてあった。

とは言え、もちろん全て英語での試験であり、知らない単語でまごついたらアウトであるため、事前に試験問題集などでさらっと勉強しておく方が賢明だ。



フルライセンスを獲得するまでは、NZ の運転免許の各段階ごとに各種制約がある。(以下に書き記すのは、現時点での各段階ごとの大まかな説明だが、それらの制約は不変的なものではない)


[ Learner Licence ]
* 16歳以上であること。
* 運転する際には必ず、隣にNZの現運転免許保持者(保持歴 2年以上)であるスーパーバイザーが同乗しなければならない。
* ラーナーであるという印の『 L 』プレート(日本の初心者マークのようなもの)を、車の前後に掲示しなければならない。
* 20歳以下の場合は、微量でもアルコールを飲んで運転してはならず、20歳以上の場合は、100ml当たりの血中アルコール濃度は50mg以下であること、或は、呼気中 1リッター当たりに付き250マイクログラム以下のアルコール量であることとされている。
* 有効期間 5年(+2年延長可)

[ Restricted Licence ]
(試験を受けられるのは、16歳半以上になっている者で、ラーナーライセンスを取得してから少なくとも半年経っていなければならない)
* 5am〜10pmまでは一人で運転できるが、10pm〜5amの時間帯はスーパーバイザーが助手席に座っていなければ運転できない。
* スーパーバイザーが同乗できない場合は、夫か妻、あるいはパートナーまたは同居している家族が同乗する必要がある。
* 有効期限 5年(+2年延長可)

[ Full Licence ]
Restricted Licence を取得してから advanced driving course を受講及び終了した者は、25歳以上の場合、3ヶ月後にフルライセンス試験を受けることができ、advanced driving course を受講/終了していない者は 6ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられないという決まりがある。

18歳以上25歳未満の者については、advanced driving course を受講/終了した場合は12ヶ月後、コースを終了していない者については18ヶ月後にならないとフルライセンス試験を受けられない。

試験は実技試験のみ。

詳細はこちら→ NZTA(New Zealand Transport Agency)



6.1.20

本場のマドレーヌ、引き出し式テーブル & Tの 3D プリンター

先日、久々にマドレーヌを焼いた。


今回、レシピは、本家本元のフランス人が YouTube で紹介していたものに倣ったものだが、砂糖の量は私たちには多すぎると判断し、20%減に変更した。


結果的に、砂糖20%減でも充分甘く、これまで作ったマドレーヌの中で最も美味しく出来上がったように思う。
レモン汁に加えてレモン ゼストも1/2個分入れたのだが、レモンの風味はほとんど感じなかった。次に作るときには、レモン1個分加えてみることにしよう。



昨日、オレンジに染まった空を眺めながら、オーブントースターの下に置く引き出し式テーブル兼収納庫のペイントを終え、ようやく製作が終了した。

アトリエの中は午後 3時台だというのに薄暗く、照明をつけないとならないほどで、窓の外はオレンジ一色... 


この世の終わりかと思わせるような、不気味な光景だった。(後でニュースを見たら、多くの市民が空の色がおかしいと警察の 111(緊急時の電話連絡先)に電話をかけたそうで、警察は空の色の件で電話をしてこないようにと説得するのにてんやわんやだったそうだ)

 ペイントを終えた引き出し式テーブルにビーズワックスを塗り、拭き取った後家に運び入れた。




浅い収納庫は、料理用シリコン マットとか、オーブントースターに付属していたトレーやら何やらを入れるためのものだ。


引き出し式テーブルは、スライダーの伸びる限界まで伸ばしても20cm ちょっとしかないが、それでも持っている長方形の皿は余裕で乗る広さがあるので、まぁ、これだけあれば不便ではないだろう。

 ボールベアリング付き激安スライダーのおかげで、開閉は非常にスムーズだ。



安い合板に安いスライダー、そして、自分で買ったのではない、何時誰にもらったのか定かでない真鍮の取手を付けて、2019年の暮れ〜2002年最初にかけての工作が無事終了。

生まれて初めてスライダーなるものを付けたが、取り付け要領を覚えてしまえば簡単だ。


T は先週 3Dプリンターを購入した。
一般家庭向けの 3D プリンターが出始めの頃は、ただただ『安っぽい』とか『ショボイ』としか思わなかったのだが、少しは進化したようで、予想以上に綺麗にできたテスト プリントを見て、キッチンで使う整理箱でも作ってもらおうかなと思い始めた。

だが、細かい設定をし、プリントするのにやたらと時間がかかるのを見ていたら、面倒臭いことこの上なく、自分では絶対にこれを使うことはないなという確信を持つに至った。

機械物に疎い私は、この先もやはり、手仕事の領域から出ることはないだろう。




5.1.20

オーストラリアのブッシュファイヤー の影響

今日の午後 2時を回った頃から、空が一面オレンジ色に染まり、家の中までオレンジ色で、薄暗く、奇妙な世界に入ってしまったかのように思えた。

One News で、この異様な光景の原因がオーストラリアのブッシュファイヤーから来るものだと報道されていた。







これを書いている午後3時半近くには、空がいっそう濃いオレンジ色になっていて、家の中は更に暗くなっている。
実に異様な光景だ。

長引くオーストラリアのブッシュファイヤーは、各地で大惨事を引き起こしている。
ニュースで流れる真っ赤に染まった空は恐怖以外の何物でもない。

一日も早く消火されるようにと祈るばかりである。


日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...