10.8.23

パン焼き器で焼くブリオッシュ

 約一週間に一度はパン焼き器でパンを焼く生活...

ハード クラスト、ソフト、ソフト レーズンなどを代わる代わる焼いていたが、先日初めてブリオッシュに挑戦してみた。

今となっては貴重な卵を 3 個(黄身 2、全卵 1)も使わなくてはならなかったために、これまで作るのを躊躇していたのだが、先日行った中国系のスーパーマーケットで若干卵の値段が下がっていたため、少し気が楽になって、作ってみようという気になったというわけだ。


パン焼き器にイースト、強力粉、無塩バター、砂糖、塩、卵液(上記の分量の卵+水)をセットし稼働。約 50 分後にビープ音が鳴ると追加のバターを投入したり、更に 50 分ほどしてからパン生地を取り出し、捏ね羽根を取り外し、窯の内側にバターを塗った上でパン生地を戻したりなどの手間がかかるものの、焼き上がったものは非常に柔らかく、ほんのり甘く、十分美味しかったが、約 5 日間、毎日食べていたらさすがに飽きた。

かつて、T が日本に行った際に食べたという "幸せのパンケーキ" ... 量が多過ぎて、食べている内に段々不幸せになって来るというのと同じようなものか...  終いにはもう食べたくないとさえ思ってしまう。




朝食にはやはりシンプルなパンがいい。





28.7.23

17 年物 WMF 圧力鍋

圧力鍋の蓋パッキンが硬化して来たのに伴い、水分が漏れ出るようになってしまった。

圧はかかっているように見えたが、不十分で、豚バラの塊やらビーフ ブリスケットが十分に柔らかくならなくなったため、NZ 国内で交換品を売っている店を探したが、純正品はどこも篦棒な高値で、たかがシリコン ゴム パッキンにそんなにはお金をかけられないと、色々と探したが、どこの物ともわからない(品質も全く予想がつかない)安い代替え品では、本当に機能するのかやはり心配で、純正品で最も安かった(それでも日本円にして ¥3,768 :送料&税金込み)中国の大手通販サイト A に注文を入れることにした。

注文して 10 日ほどで荷物は届き、予想よりも遥かに早かったことに驚いた。


『純正品』と謳われていても紛い物である場合が多々あった中国通販サイト... 今回も届くまで本当に純正品か一抹の不安があったが、届いた物は WMF の刻印がされた本物のように思えた。(日本のアマゾンで売られているパッケージと同じように見える)




意外にも、中国製ではなく、ドイツ製でもなく、ポーランド製。



硬化、変色してしまった 17 年物のパッキンを取り替えた圧力鍋は、またしばらくは良い働きをしてくれることだろう。





27.7.23

マイクロウェーブ台 - 最終工程

久々に Trade Me(国内のインターネット オークション)で引き出しのスライド ランナーを購入し、届いた物は値段の割に品質が良さそうでホッとしたのだが、高さが枠板よりも 1cm ちょっと高かったため、新たに板を張り付けなければならなかった。あいにくペイントをしてしまった部分で、簡単にグルーで接着するわけにもいかず、仕方なく縦枠板の内側に溝を掘って、高さ 3cm ほどの細い板の両端をはめ込んで接着したが、スライド ランナー自体は枠板に取り付け可能なため、追加した板はランナー隠しの意味合いしかない。(見栄えを気にしなければ、取り付ける必要は無かったものだ)



見た目が綺麗ではないが、取り付けたスライド式トレーはフル エクステンションなので、非常に使い勝手が良く、トースターにパンを出し入れするのも、ネスプレッソを使うのも何のストレスも無くできる。しかも、熱が上の板に直に当たることがないので、何の心配もなく使えるというのも利点だ。


このスライド ランナーを、収納時外から見えなくすることも勿論できるのだが、面倒臭くなって、考えるのをやめた。(引き出したらどうせ見えるのだし...)


玄関先からはフライパン収納ラックが見えなくなり、植物もゴチャゴチャしたキッチンの目隠しに一役買っていて、まぁまぁよかったのではないかと思えるが、せっかくの綺麗なガラスがマイクロウェーブに光を遮られてほとんど光って見えないのは少々残念だった。





13.7.23

間仕切り付きマイクロウェーブ台

 ホームセンターで安い角材と板を買って来て、マイクロウェーブ台を作っている。

コスコに買い物に行くようになってから、狭いキッチンが更に物で溢れかえってしまっているのに加え、パン焼き器まで加わっている始末...
そんな超狭くなったキッチン スペースを少しでも使いやすくしようという、涙ぐましい努力である。

収納場所を増やすためには、今置いてあるマイクロウェーブの位置を変えるしかなく、新たな置き場所は、どう考えても今あるトースターの上しかない。

マイクロウェーブの重量に耐えられつつも、華奢に見えるようにするにはどうしたらいいのだろうかと、いろいろなパターンを考えてみたが、あまりいい案が浮かばず、次第に考えるのも面倒臭くなって来て、取り敢えず作ってみるという感じになってしまった。




設置しようと考えている場所は、玄関を開けると微妙に見える場所であるため、キッチンのゴチャゴチャが見えなくなるよう台に間仕切りを付け、アートガラスを嵌めることにしたのだが、ガラスが入る部分が真四角では面白味がないなと、上部に少々カーブを付けたために、ガラスを嵌め込む溝をノミでコツコツと掘らざるを得なくなってしまった。
溝の幅は 5 mm ... 父から引き継いだ小振りのノミはすこぶる使いやすかったが、さすがに時間はかかった。


上部以外の直線の溝は Record No.50 Combination Plane を使用でき、あっという間に出来上がり。


最上部の枠板を除き、他をグルーで接着。


手持ちのガラスからこれでいいかなと思える物を選び、板の収縮を考慮して、測ったサイズよりも若干小さめにカットして嵌め込み、上部を接着。


枠組みの色を黒にしようか、はたまた壁の色と同じにしようかと散々悩み、取り敢えず明るい色で塗ってみて、しっくりこなかったら黒を重ね塗りすればいいかという結論に達したが、一度塗ったら多分塗り替えたりしないだろうなと、既に思ってしまっている。(面倒臭い)



ガラスの背もたれ付き椅子のような形だが、玄関から見ると、ただの間仕切りにしか見えないだろう。

こんな物でも、どこにも売っていないのだから、欲しければ特注で頼むしかなく、そうなれば費用がかさむ...  自分で作ることができるというのは嬉しいことだ。


ようやく枠の二度塗りを終え、使用したガラスの写真を撮ると、光と撮る角度によって色が様々に変わり、とても綺麗だった。





この一番下にスライド式パネルを取り付けて完成となる予定。




8.7.23

オークランド市 残飯回収&活用に乗り出す



オークランド市は 2040 年までに Zero Waste を目指すべく、food scraps(残飯)をゴミとしてではなく、資源として活用する試みを始めることにしたようだ。

最初の回収は 7 月 31 日の週からとあり、我が家の近辺では 7 月 7 日、各家庭の郵便受けの下(歩道上)に残飯用ゴミ箱が配達されていた。(誰かが持って行ってしまう可能性もなきにしもあらずではないかと、心配してしまうのは私だけか?)


配達された時点では蓋が開かないようにシールが貼られていて、シールを剥がし中を見ると小さなバケツが入っていた。


そのバケツの中にはコンポスタブル(土に帰る)のビン ライナー(ゴミ箱用内袋)が 3 ロールと、どのような物が残飯として受け付けられるかなどの説明パンフレットが入っていた。


この白いバケツはキッチンに置き、ピンク色の袋に集めた生ゴミ等を、緑色の(子供のおもちゃのような)小さなゴミ箱に集め、毎週の普通のゴミの日に、他のゴミとは別に出すとのこと。



説明パンフレットの表裏には、どのように使うか、どのようにゴミの日に出すかなどが詳しく書かれていた。(ペーパー タオルとかティッシュも入れて良いらしい)


ちなみに、このコンポスタブルな袋が無くなったら、スーパーマーケット、カウンシル サービス センター、ライブラリー等で 1 ロール(20 袋) $2.80 で 購入できるらしいが、この袋を使うことは強制ではなく、自宅にある紙袋やらパーパー タオルにゴミを包んで、汁が滴り落ちないようにする方法を取ってもいいとのこと。




私が日本で生活していた頃は、ゴミ袋は市が用意/指定した、ただ一つの物しか使うことができず、お金を出して購入するという方法しか無かったことを考えると、紙袋とかキッチン ペーパーで包んで出してもいいですよというのは、まだ良心的である。


こんな小さなゴミ箱で、しかもハンドルで蓋を固定して出すということは、ゴミ収集車が自動で中身を回収するということは不可能だろうから、夏の時期の回収は特に、ゴミを回収する側にとっては厳しい状況になることだろう。

コンポストとして使える物は使おうという試みは良いと思うが、働く側にとっては嬉しい変化でないのは明らかだ。

果たして長続きするのだろうか?




6.7.23

パン焼き器で焼いたアーティサン ブレッド

 数回の失敗を経て、パナソニック ZP 2000 で美味しいパンを焼くことができるようになった。

失敗の原因は購入した安いインスタント ドライ イーストにあり、Surebake Yeast に変えてからは、毎回美味しいパンを楽しむことができるようになっている。

柔らかな食パンに似たものやら、レーズン パンも時には焼くが、やはり、何と言っても外側がカリッカリに焼けるアーティサン ブレッドが、断トツで美味しい。(慎重に温度管理をし、フードプロセッサー で規定時間捏ねて作った The Best Bread Ever に比べたら、少々味は劣るが、手間を考えたらこれで充分だと思える)


とは言え、毎回々同じ味ではさすがに飽きるので、時にはレーズン入りソフト ブレッドやら何やら、試しに焼いてみたりしている。

パンを焼くための準備も、後始末も簡単で、これまで楽だと思っていたフードプロセッサー で生地を捏ねる方法よりもはるかに楽で、洗い物も減り、発酵の具合をチェックすることも、成形の手間も無く、オーブンをあたため、焼け具合をこまめにチェックする時間も手間も省け、有難い限りである。


半日仕事だったパン作りは、材料を計って釜に投入するのみの作業になった我が家...

これまで、パンを切らしていた日は、朝起きてパンケーキやら、スコーンやらを焼いたり、捏ねないで作った冷蔵生地をザータル ブレッドとして焼いたり、焼きおにぎりを作ってみたり、クスクスにしてみたり、はたまた、冷凍し常備していたピタパンを焼いて何かを挟んで食べたりと、様々なものを用意していたが、今ではそれらが登場することはほとんど無くなってしまった。

ほとんど変化がなくてつまらないと言えばつまらないのだが、朝食を何にしようかと考える必要がないのは実に楽で、買って良かった一品だと言えるだろう。




26.6.23

Incubus - Drive


先日買い物に行ったスーパーマーケットでこの曲が流れて来た。

特別好きなミュージシャンだったわけでもなく、曲の名前さえも思い出せなかった T と私だが、何だかとても懐かしく、しばし聴き入ってしまった。

なぜこんなにも深く心に刻まれていたのか、未だに全く思い出せない。



16.6.23

被災地でもないのに断水

 一昨夜、ほぼ一晩中重機が家の前の道路を掘削していたと思ったら、翌朝になって水が全く出なくなってしまっていた。

事前に来ていた通知では、ただ道路を掘るという説明があったのみで、何の為の掘削かは書かれておらず、何が行われていたのか定かではない。
作業員が作業中に水道管を破裂させたのか、はたまた作業のために意図して一時的に断水させたのかわからないが、全く予期していなかったおよそ半日に及ぶ断水は、全くもって迷惑な話で、朝起きて歯磨き中に水道管に溜まっていたと思われる水は枯渇し、コーヒーも入れられず、水も飲めず、トイレ使用後にはワイプクロスで手を拭かねばならず... 喉が乾いて仕方がないので、いつもは飲まない牛乳を飲んで凌ぐしかなかった。
(後で気付いたのだが、氷を溶かして飲むという方法もあった)

正午近くになってようやく断水は解消されたものの、出て来る水は赤茶色で、5 分以上水を出しっぱなしにしておく必要があった。

水が出るようになってからも作業車は丸一日作業をしていたため、道路は片側通行となり、ラッシュ時にここを通らなければならなかった人々はかなり苛立ちを覚えた事だろう。

また、丸二晩、時折起こるけたたましい騒音と常に鳴っている地響きのような音に悩まされ、なかなか眠りにつくことができず疲弊した。


この国では、道路工事があれば水道が使えなくなり、近くで電気工事があると、電気がつかなくなったり、インターネットが使えなくなったりするという、誠に腹立たしい事態に陥ってしまうことが頻繁に起こるが、迷惑をかけたことに対する謝罪など一切無く、罪悪感というものを持ち合わせていないのだろうとしか思えない。

そういう事態に陥る度に、もっと有能な作業員はいないのかと、呆れてしまうのだが、何年経っても変わらず低品質なサービスを提供され続け、迷惑を被るのはいつもサービスを "提供された" 側なのである。
情けない限りである。



話は違うが、先頃購入したカセットコンロは、最初の物を不完全燃焼で返品し、交換し持ち帰った物は着火せず... 二度も店に足を運ばされる羽目になり、腹が立ったため、カセットコンロ用ガス缶を持参して、店にあった在庫を全てチェックさせたが、最もマシだった物でさえも、着火はしても極めて火力が弱く、他に選択肢がないため、止むなく返金ということになった。
(新品のガス缶を使用し、点火した際に、マックスの火力にしてもチョロチョロと下の方で消える寸前のような火力しか出なかった商品を、「ちゃんと火がつくじゃないか」と吐き捨てるように言った店員の態度には、開いた口が塞がらなかった。正常に働いていないことは火を見るよりも明らかではないか!また、そこに居合わせた他の店員たちの態度も決して褒められたものではなかったことも付け加えておこう)← Mitre 10, Mt. Wellington Store カスタマーサービスデスク

品質管理が全くされていない会社(Kiwi Camping)の商品など、買わないに越したことはない事を実感した次第だ。

品数が少ない上に、超低品質な物が本当に多いこの国...
ため息しか出ない。




8.6.23

イースト探し

 どういうわけだか、パン焼き器で焼いたパンを食べると、舌が苦く感じる(イガイガする?)ようになってしまった。

何が悪いのだろう? 安い中国産のイーストのせいかな?と、おそらく同じようにドライ イーストを使っているに違いないスーパーマーケットの食パンを購入し、食べてみたが、これまでと何ら変わらず、舌に苦味は感じなかった。

これまでも、化学物質(漂白剤等)の臭いを感知すると、同じように舌に違和感を感じるということが頻繁に起こっていたが、パンを食べて同じ症状になったことはこれまで無く、いったいどうしてこうなってしまったのか... 考えられるのは、今回購入したドライ イーストに問題があるか、発酵の段階で何かが正しく行われていないかも知れないということ...
パン作りの専門家ではないので、何が原因なのか、考えあぐねている。


幸いにも、パン焼き器で捏ね&発酵まで行ったピザ生地に関しては、ひどい苦味は感じず、美味しく食べることができた。
これまでの方法(捏ねないで作るパン生地)で作ったピザ生地よりも格段に美味しく、また扱い易いのも嬉しいところだが、ピザ生地作りの為にだけ、或いは捏ねと一次発酵のためにだけ  $400 近くも出費したとしたら腹立たしいにも程がある。


せっかく焼きたてのパンがあっても、舌に違和感を感じるのでは、その配合が美味しいのかどうか評価ができず、湯種製法で作ったパンも、ただ柔らかくモチモチだったという違いしかわからず、実に困ったものである。

舌に苦味を感じるのは、亜鉛(Zinc)不足かも知れないという記事があったが、それだろうか?と、Zinc を含む総合ビタミン剤を飲んでいるが、効果はまだ出ていない。



色々と調べていたら、Amazon.com のリビューの中に、このイーストに関して、Pungent tast. と書いている人を見つけた。正にそれだ。



刺すような苦味を感じた人が他にもいたのだ。

私は更に、その苦味がこのイーストのせいだったのかを確かめるため、スーパーマーケットで渋々高いイーストを購入した。
パン焼き器のレシピに NZ 用として書かれているのが、何故だか Surebake yeast だったからだ。(オーストラリア向けのレシピには、インスタント ドライ イーストが使われている)


この Surebake Yeast は 130g で $6.00、上記の Gloripan Instant Dry Yeast は 500g 入りで $6.50 と、信じ難いほどの価格差があり、更に、レシピを見ると、Surebake Yeast はドライ イーストの約3倍量使用しなければならなくなっているので、130g などあっという間に消費してしまい、恐ろしいほどの価格差となってしまうことになる。
家で頻繁にパンを焼くとなると、これはかなり痛い出費だ。


Surebake Yeast を使用して焼いたパンは、食べている時にはほとんど苦味を感じず、少し時間が経ってから若干舌が苦く感じるかなという程度で済んだ。
安く買った GLORIPAN のイーストは、一口食べただけで半日位以上ひどい苦味が取れなかったので、何か苦味を感じさせる物質が入っていると考えるのが妥当だろうと思えた。

高額な Surebake Yeast を買い続けるのはあまり嬉しくないので、手元にある Surebake Yeast が底をついて来たら、もう一つだけ、トルコ産と書かれていたイーストをダメ元で試してみようと思っている。




25.5.23

目に見えない者の力

家族以外の誰とも会わず、誰とも電話連絡も取らず、極々平穏な日常... 

朝起きてバスルームに行き、歯を磨き、顔を洗い、髪をとかしなどし、各部屋のカーテンを開けて回り、ベッドルームに戻って身支度を済ませると、キッチンに行きコーヒーをいれ始める。
コーヒーをいれている間に、私専用の朝食用 "オーツご飯" を作る(ロールド オーツ1/4カップに同量の水を加え、マイクロウェーブに 2 分かけただけの超簡単朝食)。

同居人 T が起きて来るまでの間、ふりかけをかけただけのオーツご飯を食べながら、カウチで一日遅れの日本のニュースを観、サブスクライブしている YouTube チャンネルで、興味のあるものだけを観る。

T が起きて来る頃には朝食の準備が整っているよう、手間や時間の掛かる料理は 9 割方済ませておくこともあるが、前夕食の残り物を添える時には、T が起きてからソーセージを焼いたり、卵を焼いたり、果物を切ったりするだけで、(T が出勤の必要のある仕事の時以外はお弁当の支度も無く)何の気負いも無い静かな朝...

食事を終え、洗い物を済ませると、次に作る予定の物(木工)について考え始める。
測ったサイズを基に、デザインをどうしようか、強度は十分か等々、何度も何度も考え直してみる。(デザインの段階で何日も決まらず、実際の作業になかなか入れないでいる今日この頃)

次の食事の支度までの間、プラントの世話をしたり、VR でテニスをしたり、結構色々なことをしているのだが、押し並べて、何の変哲もない日々だ。


そんな、ほとんど外に出かけることもなく、知り合いとも連絡を取り合わない私のもとに、ある日突然、ひょっこりと顔見知りが現れ、その日一日が、或いはその後の日々が、何か別の者の意図によって動かされているかのように思えてしまうことがある。
私の言う別の者というのは、実在する人物ではなく、目に見えない者という意味である。


ステンドグラスの仕事をしていた時には、行きつけのガラス屋さんのオーナーが、何の前触れもなくタジオに現れたり、つい先日はステンドグラス教室を受講してくれていた I さんが、お土産を持って顔を見せに来てくれたりし、あまりに久しぶりで驚いたものだが、昨日は尚一層驚きを隠すことができない相手が、玄関ドアをノックした。

我が家の誰も、予想だにしていなかった来客...

夏の間、近くの公園で苺を売っている顔見知りのトルコ人が家に来ることなど、考えてみたこともなかった私は、玄関に立っている彼を見て、一瞬『誰?』と思ってしまった。
(私はコロナが蔓延してからというもの、少なくとも直近  2 年はその公園に買いに行ってはいない)

呆気にとられたような顔をしていたであろう私に向かって、穏やかな笑顔を見せながら、'Konnichiwa' と言った M に、私は心臓が止まるかと思えるほど驚き、私の驚き具合を笑いながら、持っていた大きな胡桃がいっぱい入った袋を私に手渡した M...
「ずっと顔を見ていなかったけど、元気? 大丈夫?」と、折に触れて私の身を案じてくれていたのが伝わって来た。



M とは同い年...
お互い、しばらく顔を見ていないと、病気でもしていないか、まだ健在であるかと心配になるような歳なのだということを、お互いの風貌からも十分察することができるようになっている。


M は私のことをずっと "友達" と言っていたが、私は彼の電話番号も知らず、家の住所も知らず、そもそも、名前は知っているものの、苗字は知らないという、6 年来?(もしかしたらそれ以上)そんな "友達" であったのだが、家を訪れるというのは、少しは "友達" に近づいたのかも知れないなと、そんなつまらないことを考えたら、何だか笑えて来た。

玄関口でのほんの数分の会話だけで、笑顔で帰って行った M を外まで見送るでもなく、姿が見えなくなるとドアを閉めた。
普段私は、必ず車が停めてある所まで出て、車が見えなくなるまで手を振って見送るのが常だが、昨日そうしなかったのは、近所で商売をしている彼に事実でない噂が立つのを防ぐためだった。
せっかく来てくれたのに、飛び込みで来たセールスの人に対するのと同じような扱いで、本当に申し訳なかったなと、心が痛んだ。



後になって、彼は口髭を剃り落としていたことに気が付いた。
あぁ、だから一瞬誰だかわからなかったんだ... 口髭がよく似合っていたのに、どうして剃り落としてしまったんだろう?何か大きな変化があったのかな?と、夜になって少し心配になって来た。

心配になっても、私には連絡する術が無い。

電話番号を聞いたとしても、おそらくこちらから連絡することはないだろうし、何かあったのかと、もし聞いたとしても、私が解決できることなどほとんど無いだろうことを想像すると、私にできることは、ただ心身共に元気でいるようにと祈ることだけだ。

目に見えない力によって、現状から何らかの変化をもたらすよう意図されたことだったとしたら、私が何か事を起こさなくともそうなるようになっているはずだ。

願わくば、その変化によって誰も傷つくことなく、誰も悲しむことなく、明るい未来に繋がるようにと、心から祈るばかりである。





23.5.23

NZ 年金増額+冬場の電気代補助

今年 4 月 1 日から NZ の老齢年金が 7.22% 増額となった。

2 週間毎に振り込まれる年金額が、シングルで独り住まいの場合は NZ$ 66.86、受給者カップルの場合には、 2 人合わせて $102.84 増額となる。




加えて、冬場は光熱費が嵩むため、5 月 1 日から 10 月 1 日までの期間、Winter Energy Payment として、一週間に NZ$ 20.46(扶養家族-子供-がいる場合、或いは受給者カップルは 2 人合わせて $ 31.82)年金に加算されることになっている。現在の為替レートで 一週間 約¥ 1,786(扶養家族ありの場合等は ¥ 2,777 ほど)の補助というのは、充分ではないものの、非常にありがたい。(掛け金を支払わないで支給してもらえるのだから、例えわずかでも、ありがたいと思わなければ罰が当たるというものだ。(*上記手紙には大凡の金額が書かれている)



日本では、強制的に "掛け金" を払い続けさせられて、とてもじゃないがそれだけでは生活できないという極少額を支給されるだけで、しかも、それさえも年々減額され続けている始末だ。
冬場は光熱費が嵩んで大変だろうなどという思いやりなど一切無い。


最近、日本年金機構から、4 月に振り込まれた年金額の通知が手元に届いたのだが、遺族年金分と、老齢年金分の 2 つの通知が別々に届いて唖然とした。
郵便代金の無駄遣いもいいところだ。
銀行口座の入出金を確認すれば確かに振り込まれているかどうかわかるのだから、通知は書面で送らなくとも、email で済ませるだけで充分だろうに...
email で連絡できない人に限ってだけ、書面で通知するという方法を取れば、かなりの経費節約になるはずだ。


昔から、『お役所仕事』と非難され続けている "お役所の価値観" に基づいた仕事に於いては、経費削減などという概念は無いに等しく、税金で賄われている各種出費には無頓着...
一般企業のように、出費(必要経費)を遥かに超えて稼がなくては倒産してしまうという危機感は、当然のことながら無く、国民が汗水垂らして働き得た、限りある財産から "搾取" した税金を、何の罪悪感も無く、湯水のように使うのである。

全ての事において先進国であるかのように思われがちな日本であるが、"親方日の丸" である公務員の実態はいまだ変わっておらず、機能的には一般企業からはるかに遅れを取っているとしか思えない。


若かりし頃役所関係の仕事をしていた私は、役所内で移動がある度に、仕事のできない御局様やら課長/係長クラスの面々が現れ、大きな顔をして年下の者に仕事を押し付け、自分たちは何の責任も取らずに悠々と日々過ごしているのを、憤りを持って見ていたが、一日中ほとんど何もせず、ただ椅子に座って職場で暇をつぶすのがよほど退屈だったとみえて、噂話に花を咲かせるだけでは物足らず、陰湿なイジメ(今で言うパワハラ)に発展する事もままあった。

私に取って、居心地の良い職場とは程遠かったが、中に一人、私に興味深い助言をしてくれた人がいて、その人のおかげでだいぶ救われた気になった。(特別よく話をしたというわけではない職員の一人だった)

「日本の高度成長期には、有能な人材は全て一般企業に就職し、手腕を発揮したんだよ。
そして、一般企業に就職できなかった(採用してもらえなかった)人たちが、役所で採用されたというわけだ。秀でた能力も無ければ、やる気もないという連中が、役所のトップにいる連中って事だ。嫌になっちゃうよな... 」

家に帰って父にその話をすると、父は笑って「その通りだ」と頷いていたのを覚えている。
その助言してくれた人もまた、ストレスだらけの日々を送っていたに違いない。


"親方日の丸"...
別に頑張って仕事をしなくても、結構良い給料もらえるし...
新しいことを提案しても、(上司にとって)現状を変えるのが面倒だから煙たがられるし...
頑張りすぎると返って職場で浮いてしまうし...

正に、『出る杭は打たれる』社会そのものなのである。

時代が移り変わっても、いつまでも変わらないお役所仕事...


毎年提出しなくてはならないことになっている年金の現況届けは、誕生月の半ばを過ぎても届いた試しが無い。
海外に届出用紙を送付するのだから、日本国外の郵便事情を考えて十分余裕を持たせ、せめて誕生月の1ヶ月前には届くように手配して欲しいものだ。

毎年々『現況届未着』と書かれた、個人で印刷した現況届けを受け取っているのにも関わらず、推察だの、考察だのを全くしない、進歩のかけらも見られない年金課...
パソコンを使用しない人、或いは、自宅にプリンターが無い人はどうしろと言うのだろうか...


いいかげんにしてくれ...  

憤りながら、今年も『現況届未着』と書いた書類に、日本国領事館で発行してもらった在留証明書を添付し、確実に最短日数で日本に届くよう、わざわざ大きなポストショップまで出向き、手紙を投函して来た。




日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...