今日は父から譲り受けた鉋で、厚みを半分にした板の表面を削っていた。
この面には(英語では mill mark と呼ばれる)機械でカットした跡が残っている。店で売られている板にはこのような細かい跡(連続する細い線)が付いていることが多いが、このマークを取るのにサンドペーパーを使うのは、大抵の場合、電動工具類を使う人々で、ほとんどの場合、その人たちは電動のサンダーを使う。私もかつてはサンドペーパーを使っていたが、鉋を使い始めてからは、サンドペーパーの出番は極端に減り、ツルツル、スベスベ、且つツヤツヤな表面を作ることができるようになった。
写真を撮った後、この面(外側)を削り終え、内側の面を削っていた時、上の写真のこげ茶色の部分の内側がボソボソで質感が全く違うため、木のことについていまだに全く詳しくない私は、「ここは枝が出ていた部分かしら?」と、そんなことを考えていたのだが、そこはなんと虫の住処だった。
幸いにも生きた虫は出て来なかったが、やはり気持ちのいいものではない。(はっきり言って、気持ち悪い)
外側は色が変わってはいるものの、穴は開いておらず、虫がいつそんな所に入り込んだのかわかる由もないが、長い間真っ暗な木の中で暮らし息絶えた虫が潜んでいた板が、もし私が板厚を半分にしないで、そのままテーブルとかを作るのに使用されていたとしたら…と考えたら、背筋がゾクッとした。
これからは、異様に色が濃い部分を見つけたら、虫食いの可能性を疑ってみるべきだと肝に銘じた一日だった。
この写真と一緒に投稿したら、その写真まで気持ち悪く見えてしまうよなぁ…
う〜ん、やはりもう一枚の写真は次の投稿にしよう。
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