16.5.15

marking gauge stand


アトリエには、以前イスラエル人の友達からもらった頑丈なカウンターがあり、その上に収納棚を置いてハンド ツール、ペイント類、接着剤、計測器などを並べているのだが、このマーキング ゲージはどうにも片付かず、落ち着かないので、余っていた合板で収納スタンドを作ってみた。

後になって小物入れを兼ねた底板が有ってもいいなと思い立ち、取り外し可能なものをはめ込んだのだが、合板が若干反っていたのを削り直さずに使ったので、本体を支えるための下のバーから少し浮いている部分がある。
まぁ、売り物ではないからこんなのはどうでもいいやと思うことにした。その内に気にもならなくなるだろう。(まだ少し気にしている)

dovetail joint はもうコツをつかんだので、要らない板で練習をしなくてもよくなった。

ひどくガサガサな合板(さして安くないのに超低品質)だったため、サンディングした後シェラックを重ね塗りし、更にサンディング。触った感じはツルツルだが、やはり見た目が安っぽいのはどうしようもない。

写真(中二つ)のマーキング ゲージは国内のインターネット オークションで同時に購入したもの。黒っぽいものは黒檀でできていて、新品はおそらく高かっただろうと思われる。古い物で、デザイン的には手の混んだ作りになっているものの、ストッパーを締めたり緩めたりするのにはドライバーを使わなくてはならず、多分その為に締め過ぎていたのだろう、真鍮の板が救いようの無いほど凹んでしまっている部分があり、その凹みのせいで、ストッパーがしっかり止まらないため、このままの状態では使い物にならない。オークションの説明では、どちらも使用可能な状態だと書いてあったので、「使えない」と言って返すこともできただろうが、あまりに安かったので、まぁ一つだけでも使えるのだから良しとするか…と、クレームしなかった。
真鍮の板を取り替えるか、その板の下に極々薄い板を挟んで真鍮の板を平らに削り直して付け直すか、ストッパーをもう少し長いものでドライバーを使わずに締められるものに取り替えるかすれば使えるようになるだろうが、NZでそれらの部品を手に入れるのはおそらく簡単ではないので、今のところただの飾りとなっているだけだ。

黒檀の隣りのマーキング ゲージにはピンではなく小さな刃が付いている。ピンは、言うならば引っ搔き傷を付けて行くので、時々木のgrainに引っかかって厄介だなと思い購入したが、思ったほど使い勝手は良くなかった。(使い慣れていないせいかも知れない)

板のカーブしている部分と、ゲージを差し込む部分、それに底板に作った低い壁を差し込む為の細長い穴はスクロールソーでカットした。この壁は下まで突き抜けていて、下枠にピッタリはめ込む形になっているので、接着していなくても滑り落ちないようになっている。スクロールソーは購入前に予想していた以上によく働いてくれている。


それにしても、やはり合板で作ったものは安っぽいよなと、父の鑿を入れた箱(NZ Rimu製)を見てつくづく思った。




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