8.5.15

アトリエの模様替え

これまでは、木工と言ってもスクロール ソーでの透かし彫りがメインであったため、一つの作業台にスクロール ソー、ドリル プレスが乗っていて、その脇にベンチ ヴァイスが備え付けてあるという、何とも手狭な環境だった。
これでは少し大きめの棚などを作るのには勝手が悪いと、昨日一日掛けて機械類を別の作業台に移したり、周辺を片付けたりしていた。

作業台は8年ほど前に同居人と作ったもので、その当時はステンドグラス用のものしか必要でなかったため、木工をするのには少々使い勝手が悪いのだが、今更また作り直すのも面倒で、今あるものを自分なりに使い易くするのにはどうしたらいいものやらと、ずっと考え続けている。

これまで使っていた西洋鉋に加え、日本の鉋を使うようになったことから、治具を新しく日本仕様に作らないとならなくなった。面倒ではないのだが、治具の数が倍になってしまうので置き場所に困る。

長いクランプも6本増え、クランプ置き場を作らないとならない。

長年のステンドグラス製作で、買い置きしてあるガラスの数もけっこうあり、ステンドグラス用の工具類/備品/手元に置いてある作品もまた多い。
何とか作業し易いように片付けなくては…


先日アルミニウム クランプを売ってくれた人と、どういうわけだかいまだに emailのやり取りが続いている。
私の住んでいる場所からは342kmほど離れた場所(車で4時間半ほど)に住むその人は、丁寧に長い文章を書いて送ってくれるが、かつてものすごく長い文章を書いて送ってくれたマドリード在住のスペイン人の友達よりは遥かに短く、またメッセージのやり取りをしていたイギリス人の家具職人のブログと比べれば五分の一以下に納まっているため、さして苦痛にはなっていない。

今度こちらに何かの用事で来た時には会おうよと書いてあったので、その時には知らせてと送っておいた。

インターネット オークションで見ず知らずの人とemailのやり取りが続くのは、今回に限ったことではないが、今回のやり取りは、お互いの心の痛手を少しでも和らげてあげられるかも知れないと、相手よりも更に悲惨な自分の状況を書いて送りあっているような感じで、『不幸の競い合い』化しているように思えるのが何だか笑える。
今のところ両者引き分けという感じだろうか…

相手も社交的とは言い難い性格だと言っていたので、実際に会って話をする機会が訪れるのか定かではないが、おそらく風光明媚な場所に住むその人が、滅多に無いと言っていたこちらに来る折りに私の存在を覚えていたら、もしかしたら会ってお茶でも飲みながら、今度はポジティブな話をしているかも知れない。





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「ありがとう」ではなく「すみません」

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