7.8.15

日本の鉋と西洋の鉋


形も削る方向も違うが、最も重要な違いは刃だと私は思った。
現在作られている日本の鉋のことについてはわからないので書けないが、父の時代の鉋の刃は西洋の物とは比べものにならないほど分厚く、また、研いだ後のシャープさがまるで違うことを実感した。
刃のシャープさが違えば、削った後の板の表面の輝きがまるで違うものになるのは言うまでもない。



刃は機械で作られたのではなく、鍛冶屋が一つ一つ時間をかけて丁寧に丁寧に打って作ったものだ。
昔は大量生産などできようはずもなく、このような専門の道具類であれば尚更、職人がプライドを持って見苦しくない仕事をしたのだということがよくわかる。しかも、長年培った『勘』が妥協を許さなかったのだ。
人間に備わった『感覚』というものは、鍛錬すればするほど鋭くなる。それなのに、多くの人々は勘に頼ることを否定し出し、機械に頼り、機械に全てを任せる道を選び始めた。


木工を勉強し始めてから、日本の大工道具を西洋人が「素晴らしい」と絶賛しているのをよく目にするようになったが、今現在も職人気質の気高いプライドを持った人たちが恥ずかしくない物作りをし続けているのだろうか…。

丁寧な仕事/良心的な商売をしていたら、さぞかし生活が苦しかろう。
それでもやはり、プライドを捨てることなく、良い物を作り続けて欲しいと願わずにはいられない。



昨日買って来たステインで、今日は二度目の重ね塗り。
今回使った色は Deep Oak 。温かみのある落ち着いた色合いになった。
ステインがしっかり乾いたら、シェラックを何度か重ね塗り、その後ビーズワックスで仕上げることになる。




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