1.8.15

昨日の仕事のほんの一部

( free scroll saw pattern )

まともに(まともな?)家具を作った事が無いのに加え、まともな家具も持っていないため、天板の縁飾りをどのようにしたら良いかわからず、悩みに悩んだ挙げ句に、このようなものにしてみた。
次は苦手なペイントが待っている...


天板を木工用ボンドで接着している間に、小さなパターンを切り出していた。


このライト付き拡大鏡は、以前アンティーク修復スタジオに働きに行っていた時に使っていたもので、本当は拡大鏡が無くても作業できるのだが、この手元を照らすライトがすこぶる使い勝手が良く、ブレードの影がチラつかず、更には、作業中に飛びまくっている細かいダストが顔にかかるのを防いでくれてもいるため、目の保護という点でも非常に役立っている。

 厚めの板なので、teapot stand として安く売れるかな?と思いながら作っていたが、このパターンを使って他にも何かできそうな気がしてきた。




スクロールソーで物作りをしている人の内、どれだけの人が板に鉋がけをしているだろうかと考えた。おそらくそう沢山は居ないだろう。

以前 mill mark について少し書いたことがあるが、買って来たばかりの板には、通例下の写真のように機械で削った痕が無数についていて、端から数センチの所には目で見てはっきりとわかる段差がついているものだ。この端から段差までの部分というのは、機械に付いている回転する刃が板を取り込み、板に均一なプレッシャーをかけられるようになるまでの距離で、それを見ると、機械に差し込んだばかりの板は水平を保てず、もう一方の端に向って浮き気味になってしまっているということがよくわかる。これは削り終わりの部分にも言える事で、連続して同じ厚みの板を途切れる事無く流し続けていない限り免れることはできない。

この段差を鉋の刃を大幅に出して削り取ろうとすると、引っかかりが大き過ぎて他の部分を傷めてしまう危険が増大し、他の部分が傷んでしまうと更に長い時間をかけてそれを修正しなくてはならなくなるため、私は鉋の刃は表面が極薄く削れる程度にしか出しておらず、その結果この段差を取るためだけに、何度も鉋がこの上を通過することになる。



鉋で板をツルツル、スベスベにした後、スクロールソーで透かし彫りをし、カットした部分のガサガサをサンドペーパーで丁寧に取り除き、周囲を縁取りしたら…
あぁ、またペイント作業だ… 






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