スツールの座面には既製の製図通りではなく、四葉のクローバーをあしらった。スクロールソーでただ切っただけの角張った切り口は、角を削り落とすとグンと柔らかな感じになる。
足には補強の板を mortice-and-tenon ジョイントで差し込み、出っ張った部分にはくさび(wedges)を差し込む作りになっていた。
くさびは裾が窄まった形になっていたため、空ける穴もそれに合わせる必要があった。
このくさびを差し込む穴を作るのが、このスツール作りで一番面倒な作業だったように思う。
座面と足は説明書通りにダボ接合(doweling)で仕上げたが、簡単なのでどうしても手抜きな感じがしてならない。合板でダボ接合...『ド素人っぽい感』満載である。
今度作る時には無垢の板で、もうちょっと高度なジョイントで仕上げることにしよう。
クランプで留める際、切り取った足部分のクローバー型の頭を切り取り、それを切り抜いた部分にはめて、クランプが安定し、力が均等に入るようにしておいたが、このようなほんのちょっとの工夫が、作業を随分楽にするのだ。
組み立て中にできてしまった板の凹みを取るのに、湿らせた布とアイロンを使うのはよく知られた方法だが、私は凹みが浅い場合はその部分をお湯で湿らせたキッチンペーパーで数回叩き、そのまま乾燥させる方法を取ることが多い。
湿らせた部分の繊維は膨張し(↑)、凹みは消えるが、水分を含んだ部分全体が若干盛り上がるので、乾燥させた後サンドペーパーで磨く必要がある。(水性ペイントでペイントした場合も、このように水分を含んだ板の表面が膨らみ、ガサガサになるので、ペイントが乾いたらサンドペーパーで磨かなければならない。一度ペイントしただけでは表面をスベスベに仕上げられないというのが、これを見るとよくわかる)
今日は何とか組み立て終わり、試しにこの上に立ってみたら、全くびくともせず、非常に丈夫なスツールでホッとした。
明日はペイント作業...
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