4.6.16

ツールの手入れとツール スタンド作り



切れ味の悪くなった鉋の刃を研いだのだが、昨日はまとめて8挺研いだら、左手の人差し指と中指に切り傷ができていた。

ステンドグラスの仕事をしていた時には、ガラスのエッジで手を切ったり、シャープなガラス片が手に刺さったりというのは、日常のありふれた怪我でしかなく、キズバンを貼っていない日の方が珍しいくらいだったが、木工を始めてからは極端にキズバンの使用量が減った。
手に傷は少なくなったが、相変わらず頻繁に手を洗うので、私の手はかわいそうなほどシワシワだ。


これまで棚に並べて置いてあって、けっこう場所を取っていた Spokeshave を、どうにか片付けようと、昨日は専用の棚を作っていた。


例によって、何かを作って余った端板の寄せ集めでできたものだ。

サイズを測り、板に直接線を引き、スクロールソーで形を切り抜く。
切り抜く板は重ねて、透明な荷造りテープで巻いて固定し、2枚同時に切るといい。
製図通りに線を引くのは一枚だけでよく、切る時間も半分。手間が省ける上に、左右が全く同じ形になるので、仕上がりは綺麗に見える。

工具を引っ掛けるための板はグルーでしっかり接着した後、裏側から数カ所ねじ釘で固定しておいた。
木工を初めてからまだ長くはないので、グルーだけでとめておくだけで大丈夫かなと、やはり心配になってしまい、どうしてもそのように補強を入れてしまうのだが、ねじ釘というのは誠に粗末な見栄えになるため、頑丈且つ美しい仕上がりにするべく、補強を見えないようにする技をしっかり身につけないとならないなと、つくづく思った。(まぁ、こういう売り物でないものについては、ねじ釘だの木釘だので対処して全然問題無いのだが)


もう一挺増えてもいいように、引っ掛ける箇所を余分に作っておいたが、内心、「もう要らないよな」と思っている自分がいる。

時々、『もう要らないよな』と思っている物を、インターネット オークションで他の欲しい物と一緒に落札せざるを得ない状況におかれ、同じようなものを幾つか持つことになってしまうのだが、幸いにも(?)これまでに落札した中の、同じメーカーの、同じ品番の品々は、製造している国が違うために、全く同じ作りではなく、その若干の違いが面白くて、何故か手放す気持ちにならず、物は増えるばかり…

先週も、特別必要ではなかった Stanley Router Plane No.71 を、他の2挺の miniature router plane とともに落札してしまった。
私は made in England のStanley Router Plane No.71 を既に持っているが、今回届いた物は made in USA で、同じ品番ながら、仕様が違っている。

またその内に使い勝手の違いをここに書くかも知れないが、今日はこのへんでお終いとしよう。

そうそう、この一番下の写真に写っている中の一番下の一際大きな物は spokeshave ではなく、Stanley #80 Cabinet Scraper だ。




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