14.8.17

職人が消えて行く時代に人が求めているもの

近年、多くの人が求めているのは、質の良い物ではなく、ただ単に安い物だ。

質が良いとか悪いとかは論外。とにかく安ければ良いわけで、そういう人たちにとっては、すぐにゴミになってしまうかどうかなど全くと言っていいほど関係無く、壊れたら捨てて新しいものに買い替えるだけで、当然の如く、環境問題など知ったことではない。

手間暇かけて丁寧に作っても、売れなければ生活して行けない。そこで馬鹿馬鹿しいほどの安値(材料費も出ないほどの)を付けてオークションに出してみると、確かに売れはするが、依然として甚だしく安いままで、材料費さえ賄えない。

質の良い物を作る意味があるのか…


『物の価値』というものを考えること無く、粗悪な大量生産品にお金をかけはしても、それよりもほんの少し高いだけの高品質な物には目もくれない人々を大量に作り出した時代に、大儲けして豪勢な生活を送るのは、二束三文で仕入れた物を何十倍にもして売る "商売に長けた" 人で、自分が売っている品物に対する責任感などこれっぽっちも無い輩たちだ。

ステンドグラス教室を運営していた時に、アンティーク修復工房でお世話になったボスが、私の為を思って知り合いの中国人バイヤーを連れて来てくれたことがあった。
元ボスは私の作品をそのバイヤーの経営するギフトショップで扱ってもらったらどうかと考えてくれたのだが、そのバイヤーはやはり二束三文で買い叩きたかったため、私に人件費を浮かす "極意" を伝授し、材料費が出るか出ないかという程度の金額で仕入れることを提案して来た。

その "極意" というのは誠に腹立たしく、苛立たしく、お話にならないものであった。
かいつまんで言えば、「無料でステンドグラス製作を教えるという広告を打って生徒を集め、出来上がった物を商品として売る」ということで、それは取りも直さず、「タダ働きの労働力を集めて、教室を工場化する」ことに他ならず、品質云々を論じられる段階のものではないのは明らかだ。

あぁ、そうだったのか…  彼らはそうやって無報酬の労働力を集め、とんでもなくお粗末な商品を恥も無く世に送り出してお金を稼いで来たんだ…

当時教室生だった人たちにその話をすると、怒りを露にし、
「生徒が初めて作った物なんて売り物にならないし、そんな不十分な作品をあなたが売るわけはないと、そんな簡単なことがわからないほどお金に目がくらんでいるなんて、本当に情けない」「習いに来た生徒は、自分が作った物を持ち帰れず、それが売り物になっている事を知ったら、よほど能天気な人でない限り、自分が『無給労働者』として集められた(カモにされた)んだと気付くだろうよ」「NZじゃ訴訟を起こされるのがオチだね」と、最後には笑いながら話をしていた。

そこまで汚いやり方をして、自分の名前を汚し、材料費+光熱費(教室の照明及び半田ごて、グラインダー等を使うため)+水道料金を賄えるほどの支払いをしてくれる保障など全く無いオファーを受け入れるような奇特な人がいるのかね?

全く、情けない世の中になってしまったことよ... 


… と、そんなことを考えながら、モールディングを施す際に便利な、sticking board と呼ばれる『板を固定するための治具』を作り、ようやく馴れてきた Stanley #55 で飾り彫りの練習をしつつ、トルティーヤ プレス作りのための張り合わせた板が乾くのを待っているところである。


10.8.17

トルティーヤ プレス作り

縞模様のまな板に少々違和感を感じるのは、これまで単色且つ淡色のまな板を使い続けてきたせいだろうか…


包丁の刃の当たり具合は良く、大きさも手頃なのだが、まだ "色&模様" に慣れず、料理する度に「何だか違う…」と心の中でつぶやいてしまう。




まな板の後はトルティーヤ プレス作り…

少し前観たアルゼンチンの映画では、主人公が毎朝同じものを食べていたが、私は工作にしても料理にしても、同じものを作り続けていられない性格な為、何か他に良いものはないかと常に探し続けているわけなのだが、これまでに買った調理器具で一度使っただけというものも幾つかあり、お蔵行きとなった調理器具はオークションに出品される日を待つ存在となっている。

我家ではメキシコ料理は好んで食べるので、トルティーヤ プレスはお蔵入りすることはないはずだ。

昨日カンナがけをしていた Ash は、肌理が荒いハードウッドだが、鉋がけは非常に楽だった。


サイズを測り、エンド グレイン(木口)を鉋で削る際には、ナイフで周囲にぐるりと印を付けておくと便利だ。



エンド グレインに鉋をかける際には、鉋のかけ終わり部分(最後の角)を予め少し落としておくか(↓)、同じ高さの要らない板を端にピッタリと添わせておき、鉋の刃が角の繊維を引っ掛けて、ロング グレイン方向に裂けてしまわないよう工夫する必要がある。
また、このエンド グレインの角を落とす時には、鉋を斜めに傾けた状態で削ることが大切だ。



今回、鉋をかけ易くするために、ナイフで印した近くまで予め周囲を面取りしておいた。(↓)このようにして鉋をかけている人を見たことはないが、こうしておくと、どこまで削っていいのかが一目瞭然なので、楽に、均等に(水平に)鉋をかけることができる。


Ash の鉋屑はまるでレースのリボンのようだ。… と、そんなことを、レースのリボンとはほど遠い木工に携わる男性陣は考えたりするものなのだろうか… 😄


残念なことにこの板には斜めに亀裂が入っていたため、亀裂部分に補強板/鎹(かすがい)を埋め込んでそのままのサイズで使おうかと試してみたのだが、鑿を軽く打込んだだけで割れ目の周囲の表面が薄く剥がれてしまい、途中で断念。
割れ目部分を切り落として使うしかなさそうだ。

適度な大きさの一枚板は他に無いため、以前購入した Oak の切れ端を張り合わせて使うことにし、昨日は接着部分に鉋をかけた後、クランプで留めるところまで済ませておいた。


Oak は香りが強い。この古いタンスのような独特な香りが好きな人は、きっと古物商に行くと落ち着くタイプの人だろうなどと、どうでもいい事を考えながら、朝から電気が点かず、少々薄暗いアトリエで今日も鉋がけをしていた。電源を必要としない工具類はこのような時に威力を発揮するが、薄暗い中での作業はとりわけ目が疲れ、夕方4時には集中力も切れた。




家に戻って、トルティーヤを麺棒で伸ばして作り、Chicken Fajitas + コリアンダーいっぱいの Guacamole なんぞを作って、メキシカンの夕食... 

やはり麺棒で伸ばすのは面倒だ...
早くトルティーヤ プレスを仕上げなくては... と、更に強く思った。


7.8.17

宇多田ヒカル - 真夏の通り雨




私にとって日本はとても住み難い国だったけれども、このビデオを観ていたら込み上げて来るものがあった。

彼の人は何の為に存在していたのだろうと、最近、そんなことばかり考えている。


6.8.17

日付を入れ忘れたまな板 完成

まな板作り終了。


数カ所、板目の方向が変わっていて、逆目で鉋をかけてしまった部分があったので、カード スクレイパーで削った後、目の細かいサンドペーパーで表面を整えなければならなかった。
その後、板の両端を切り揃え、両際に鉋をかけ、父から譲り受けた面取り鉋で角を取り、サンフワー オイルを2度塗りした後になって、ようやく日付を入れておくのを忘れていたことに気付いた。(また後で入れることにしよう)



周囲に汁受けとして溝を掘ったものを目にしたことがあるが、私は、洗い易く、且つ水気を拭き取り易い極々シンプルなものの方が好きなので、余計な細工はあえてしなかった。

木のまな板は水に浸けず、さっと荒った後はすぐに水気を拭き取っておくことと何処かに書かれていたので、そのようにしてどれくらいの期間使い続けられるものなのか、試してみるのが楽しみである。

木のまな板は、何と言っても包丁の当たりがやわらかでいい。また、表面が傷だらけになってしまったら、鉋をかけて甦らせることができるのも大きな利点だ。


自分が作った物が家の中に増えて来て、それらを毎日使って生活している。
数年前までは考えてもみなかったことだが、出来合いの『取りあえず買って来た』物に囲まれて生活するよりも、格段に温かい感じがして、何だかちょっと嬉しい。



4.8.17

天然コルク到着

ポルトガルで先月19日に発送されたコルクは、16日かかって無事我家に到着した。

US$55.99 (NZ$75.29)で送料無料だったが、送料の実費は €25.20 (US$29.94、NZ$40.22)もかかっていたので、現地ではおそらくこのロール一巻きでUS$26.05、NZ$35.07、日本円にして約¥2,870ほど(或はそれ以下)で購入できるに違いない。


何故ポルトガルから、品物より高額な送料を上乗せされたものを輸入しなければならなかったのかといえば、国内では見つけられなかったからで、もしあったとしても、おそらくひどく高額で、買うのもバカバカしいほどだろうと想像できるからだ。

NZは風光明媚で、原発も無く、多くの移民が暮らすとても良い国だが、欲しい物/必要な物が国内では入手困難か、はたまた常軌を逸した金額になっているかのどちらかということが多いというのは、数少ない欠点の内の一つだ。


この太巻きのコルクのほんの一部を切り、早速サンディング ブロックの底に貼って使ってみた。
適度に弾力があり、予想以上にスムーズにサンディングできるようになっただけではなく、サンドペーパーの保ちも良くなったように感じた。

コルクの使い道を色々と考えた末に購入したのだが、一昔前には使われていたコルク ボード... 今でも使っている人がどれだけ居るだろうか?

今の時代、メモを書いて貼っておくよりも、スマートフォンに情報を入れておいて、通知機能をONにしておいた方が使い勝手が良いと思っている人の方が多いだろうし、デジカメではなく、スマートフォンで撮った写真をわざわざ印刷してコルクボードに貼っておくこともまず無いだろう。 以前は家を留守にする時には「何処底に出掛けてくるね」と、家族にメモを残して行くのが常だったが、それもトンと無くなったしな... などと、昔を懐かしく思い出しながら、閃いた。
ただプラスチックの枠を付けただけのいかにも安っぽい物ではなく、もちろん装飾を施した趣のあるコルク ボードを作ってみよう。

一昔前のたいして便利ではなかった時代にタイムスリップしたような気分になるのも悪くないじゃないか...



3.8.17

大好きな鉋がけの日々

まな板の色合わせは、4 種類の板を規則正しく並べようか、はたまた少々変えようかと少し悩み、規則正しくない方を選んだ。
板の厚みはそれぞれの板で若干違っているが、片面だけ真っ平らにしておき、もう一方の面は接着後に段差を揃えることにした。

木工機械のみを使って作業する人はあまり気にしないのかも知れないが、私は鉋をかけるために板目の方向を揃えておかなければならないので、常に板目を確認し、矢印でしっかり印を付けておくことにしている。(まだチラッと見ただけで板目が即座にわかるほど年期が入っていないのがバレバレだ)



板の配置が決まったら、たっぷりのグルー(Titebond III)で接着し、クランプでこれ以上締められないというほど強く締め上げ、はみ出したグルーは鉋屑で拭き取っておいた。(雲の上のお師匠さんは、湿らせた布等ではみ出したグルーを拭き取ることを勧めてはおらず、他の年期の入った職人同様、鉋屑を使って拭き取る方法を取っている。また私の父も多分同じ方法を取っていただろうと想像できるため、それに倣っているわけだが、鉋屑に含まれる木粉が、極わずかな隙間に入ってパテの役割をすることになると考えると、非常に理に適った廃物利用であると納得できる)

接着面がヌルヌルと滑ってしまって、端をきっちりと合わせるのは至難の業とわかっているので、グルーが乾いてから端を一気に切り落とすことにしたら、クランプで留めるのも時間がかからず、余計な神経も使わず、非常に楽だった。


この状態で丸一日以上置いておき、その後、端を綺麗に断ち揃え、表裏に鉋をかけて真っ平らにし、角を落として、仕上げに植物オイルを塗れば出来上がりだ。

しかし、果たして本当に、このグルーで接着しただけのまな板は長年使い続けられるものなのだろうか? 何年使い続けられるのかを見る為に、片隅に小さく日付を掘っておくとしよう。

其れ其れの板がまな板に適しているかどうかなど、もう全く関係無くなってしまっていることを心の中で苦笑いしつつも、使い心地のすこぶる悪いプラスチックのまな板ともうすぐおサラバできると、出来上がりを楽しみにしている私... 

どんどん理想が低くなってきている 😅


30.7.17

本日の最低気温 3℃、最高気温 11℃

昨日今日と天気はいいのだが、非常に寒い。

午後になってアトリエに降りて行き、キッチンに置いておく小さな砥石の台を作った。
これまで、包丁の切れ味が落ちるとアトリエに持って行って、"研ぎ場" で研ぎ直していたのだが、キッチンに砥石が置いてないというのはやはり勝手が悪い。


今回買った端板の中にちょうど良い厚さの Saligna が入っていたため、適度な大きさにカットし、砥石をはめ込む溝を掘った。


このテの作業は慣れたもので、何も考えずに行えるようになっているのだが、Saligna はハードウッドなので、ハンマーを使って鑿を叩きあらかた溝を掘ったのだが、Pine やら Kauri のように簡単には行かず、少々時間がかかった。

また、底部分のカーブも、鑿で形を作り、ヤスリで整えるのに難儀をした。細かい目のヤスリでは歯が立たないほど硬い板だ。



シャープな角を鉋で落とし、軽くサンドペーパーで磨き、Tung Oil で仕上げ。オイルを塗った後更に磨く必要を感じないほど仕上がりはスベスベで、その点は楽である。

とても堅牢で美しい板だが、鉋がけの際に樹液(?)のような粘り気のあるものが鉋の底に付着してしまうので、時々綺麗に拭き取らないとならないというのも、付け加えておこう。






29.7.17

たかがまな板、されどまな板

eBay で注文を入れたコルク一巻きは、ポルトガルから送られてくることになっている。
注文を入れた翌日には発送してくれたという連絡が来たが、eBay サイトにリンクがはられている追跡番号は何故かNZ国内に到着してからでないと確認できないようになっているため、どこまで来ているのか、はたまた既にポルトガルを出ているのかさえわからなかった。

そこで、ポルトガルの郵便局(?)のサイトを探し、これでいいのかな??と悩みながら追跡番号を入力してみると、ちゃんと発送され、輸送途中だという結果が出て来た。
Track Portugal CTT Shipments の追跡結果によれば、10日前にはポルトガルから出ているはずだが、送料無料であったので、船便か航空便かも、また、配達に要するおおよその日数も何もわからない。

出品者の評価は100% ポジティブなので、信頼の於ける業者だとは思うが… 一体いつ頃届くのだろうか…


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家で使っていたバンブーのまな板(スーパーマーケットで購入したもの)は、半年もしないうちに "Breadboard Joinery もどき"の端の板が剥がれ、ただグルーでくっ付けただけの誠にお粗末な作りが露になったことから、このテの大量生産品に手を出す気にはならなくなった。

しかし、自分で一枚板を買って作るとなると、NZではどの木がいいかもわからず… 
日本に居た時には、知り合いの大工さんが檜の分厚い大きな一枚板を格安で譲ってくれたため、長年使い続けていたが、ここには当然のことながら日本の檜(Japanese cypress)は無い。Cypress に属するものは幾つか見つけたが、果たしてそれがまな板に適しているかどうか… 
他にも日本でまな板に適しているとされる木を探してみたが、やはり全く同じものは無いため、あっさりと探すのを諦めた。

では、最低限、hardwood(広葉樹材)とsoftwood(針葉樹材) のどちらを使うべきかを調べてみると、日本の包丁には softwood を使うべきだという声の方が多かったが、最高級まな板とされるねこ柳は広葉樹(hardwood)だ。また、まな板に適していると言われている銀杏はsoftwood、ホオはhardwoodである。
要するに、板は(ハードウッド、ソフトウッドに関係無く)適度に硬く、かつ弾力性があり、包丁傷が元に戻り易いことと、水に強く、クセがないことが求められるというわけだが… NZのどの木がそれに当てはまるのだ?????

う〜ん、一つ一つの板を買って実験してみるには時間もお金もかかり過ぎるぞ…


木に関する知識がいまだにほとんど無いに等しい私は、次に、NZではどんなまな板が出回っているのだろうと調べてみた。
無垢の細長い板切れを張り合わせただけのようにしか見えないあるメーカーのまな板は、日本のようなこだわりのある板の選択とはほど遠いように思えるのに、何故そんな値段を付けられるのだ?と憤りを感じるほど高額で驚いた。その程度だったら誰にでも作れるじゃないか… と、そんなことを考えて、取りあえず、以前国内のインターネット オークションで板見本のセットを購入したことのあるトレーダーから、Vitex (Teak) 、Purpleheart などの端切れ + その他諸々の細長い端切れの板を約15kg、Buy Now $70 で購入してみた。

最近のグルーは、しっかり接着すればかなりな強度があり、滅多なことでは剥がれて来ないらしいので、アーティスティックなエンド グレイン カッティング ボードを専門に作っている人に倣って、Titebond III (食品が触れても無害とされる耐水性グルー)を使って数枚の板を張り合わせることに決めた。


15kg と書かれていたが、届いた段ボール箱はずっしりと重たく、私が持って運べるギリギリの重さだったため、実際には何キロあるのだろうと計ってみると、20kg を有に越えていた。
色々な種類の板を入れてくれてあり、これまで扱ったことの無いものがほとんどで、鉋がけが楽しいことこの上ないのだが、Vitex と Purpleheart 以外の板の名前がわからない…


昨日はグルーで接着する面全てに鉋をかけていたのだが、中には途中で板目が変化していて、急に逆目になって部分的にガサガサに削れてしまう板があり、鉋の刃を研ぎ直したり、チップ ブレーカーを刃先に極近く寄せてみたり、削る深さを極浅く設定してみたりと、色々と試してみたのだが、それでも効果がない板も幾つかあった。おそらく、そういった板はカード スクレイパーのようなもので綺麗にするしかないのだろう。

沢山の板を扱うのはいい勉強になる。


しかし、まな板一枚を作るのにどれだけ時間をかけているんだ、私…


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少し前、ボックスを作ろうと思い、削り始めたNZ Rimu の板の表面に数本亀裂が入っていたのだが、"ムンクの叫び" を連想させるかのようなこの模様を残したいので、亀裂部分でカットしたくはない。



どのように扱おうかと考えているところである。



24.7.17

inefficiency


同居人T と、買い物のついでにガスストーブのガスを買いに BP まで行ったが、一件目ではストックを切らしていたようで、二件目に行くことに…


ガスの補充は、空になったボトルを持って行ってガスが充填されているボトルと交換するだけなので、時間もかからず楽でいいのだが、店の人が、交換した空のボトルを出したボトルと同じ場所に仕舞ったのを見て?が点灯してしまった私達… 

「テキトウな場所に仕舞っちゃったら、空のボトルを充塡する際に、一々持って重さを確かめないとならないんじゃないの???」「色んな場所に空と充塡済みのボトルが点在していたら探すのも時間がかかるし、メチャクチャ効率悪くないか???」「ところで、交換して来たボトル、ちゃんとガスが入ってるものかな?」

そんなことを T と話しながら、雨の中を帰って来た。

ここ1週間ほど天候は荒れ模様で、毎日々雨。しかし、気温は10°を切らない日が多いためか、裏庭の寒梅が一気に沢山開花し、とても綺麗だ。




アトリエでは、板の端切れを整理し、1/3 ほどの量を廃棄処分としたので、道具類を置くスペースができ、色々な道具の置き場所を変えたりなどしているところだ。

棒状の木切れは、ペイントを混ぜたり、グルーを塗る際に使ったり、サンドペーパーを巻いて細かい部分のサンディングに使ったりするため、捨てずに取っておいたが、仕舞っておく所が無いため、合板で簡単なホルダーを作った。

底板はStanley #55 Combination Plane で溝を削ってはめ込んだ。


中仕切りは、しっかり溝を掘ってはめたが、板の途中までしかない溝を掘るのは Stanley #55 ではなく、使ったのは鑿のみ。鑿だけで深さもほぼ均一に揃えられるようになったよと、心の中で父に報告しながら作業をしていた。



深夜零時を過ぎてから、インターネット オークションに出品している鍋敷きの一つに質問が来ているとの通知が届いた。
その鍋敷きの模様を四角い板に透かし彫りしてもらえるかというもので、透かし彫りしたものを同じ素材で作るテーブル トップに埋め込みたいとのこと。
面白いアイディアだが、透かし彫りした部分の上にガラス等を敷かないとゴミが入って掃除が大変だろうな… と、そんなことを考えながら眠りについた。

その質問への返事は、私が作ることのできるサイズ(縦、横、厚み)を確認した上ですることにした。


14.7.17

45°の治具 & サンディング ブロック

このところ天気は大荒れで、暴風雨+凍えるほどの寒さに耐えられず、夕食が終わるとすぐにベッドに潜り込み、YouTubeで木工のビデオを観たり、木工の本を読んだりの毎日…

昼でも寒く、メタル製(メタル オンリー)のツールを持つと手がかじかんでしまったり、食事の支度をするのに、柄まで全てステンレスの包丁を持ったら、 あまりの冷たさに全身に冷気が走ったり…、持ち手にはやはり木を使うべきだと、この歳になって初めて思った。


ボックスを作るための準備として、45°の角度の治具を作る必要があったので、厚目の Oak (楢?) の端切れの厚みを圴一にし、片方をほぼ45°に鋸で切り、それを丁寧に丁寧に鉋で削って正確な45°の面を作った。



この45°の面に鑿をピッタリと当てて(添わせて)削れば、狂い無く45°を作れるはずで、Blind mitered dovetail (留形隠し蟻組接ぎ)の両端の45°の接続面を正確に削ったりするのに、きっと役立つに違いない。



余談だが、Oak には、虎斑(とらふ)と呼ばれる柾目にしか現れないらしい模様が走っていて、これはどのような経過で現れるのだろうと検索してみたら、わかり易く説明してくれているサイトがあった。




これまで気にしたことも無かったが、木の様々な特徴は調べてみるとけっこう面白い。


少し前に買った Stanley No.55 Combination Plane で簡単な飾り彫りをしたサンディング ブロックは、YouTube で見つけた仕様に倣ったが、初めて試した Tapered Sliding Dovetail は鋸と鑿だけで作り、外側の形を作るのにも機械は一切使っていない。見よう見まねでも、けっこうできるものである。

白く写っているのは滑り止めのサンドペーパーだ。
サンドペーパー(わかり易いように黒色にしてみた)を下から巻き込んでスライディングさせると、ペーパーはしっかり固定されて動かず、とても使い易い。




使うのに支障は無いものの、形がイマイチ好きではないので、また暇な時に手を加えるつもりでいる。
底部分に薄いコルクなどを貼ったら、きっともっと使い易くなるだろう。


12.7.17

Centre Finder

これまで、板厚を半分にする際には、定規で板厚を測り、半分の幅にマーキング ゲージをセットして線を引いていたのだが、1ミリ以下を正確に測ることはできず、テキトウに約半分の位置に線を引いて良しとしていた。
まぁ、鋸で全くぶれずに正確に切ることなど私には無理なので、その程度の線の引き方で充分と言えば充分なのだが…

それでも、やはり細い幅を定規で測るのは結構面倒だし、板の角を丸く落としてあると更に測り辛いし… と、Oak の切れ端でセンター ファインダーを作ることにした。(歳を取って定規の目盛が見難くなったというのが大きな要因だ)

端切れ板3枚と、ボルト&ナット2セット、それにねじ釘だけでできている、非常にシンプルなツールなので、作っておいて損は無い。


下になる板は上の板の幅を半分にしたもので、鉋をかけて2枚の板の幅を揃えたため、中央に隙間ができているが、隙間が有っても無くても、どちらでも差支えない。(* 2本の細い板を同じ幅にしておくことが重要)


要するに、この2本の細い板(同サイズ)に空けたボルトを差し込むためのそれぞれの穴から、中央のネジ穴までの距離&位置が正確であればいいわけだ。



↑ この "Z" の中に中心線を引きたい板を挟む。

作ったセンター ファインダーのサイズによって、挟むことのできる板の幅が変わってくるので、自分の必要に応じてサイズを変えて作ればいい。



広めの板の中心線を引く時には、ベンチ バイスに中心を出したい板を固定すると、より楽に線が引ける。
板に傷を付けたくなかったら、鉛筆を使用できるよう、中心の穴を大きくする必要があるが、その場合は、差し込んだ鉛筆がぐらつかないよう、板厚を調整する必要が出て来るだろう。


7.5cm 幅の合板の端切れで試してみると、みごとに3.75cm付近に線がついていた。



これで、中心線を引くのはわけもなくできるようになった。

めでたし、めでたし

日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...