6.2.16

カフェで朝食?

旅行に行くと、朝食はホテルのレストランか、あるいは近場のカフェで済ませることになると思うのだが、私は旅行に行ってもキッチンの付いた部屋を予約して、前日にパンとか果物とかを用意しておき、ホテルに備え付けの不味いコーヒーか、それよりは少しマシな紅茶を入れて、部屋で朝食をとることが多い。朝っぱらからきちんと身繕いをして、くつろげない空間で過ごすことに違和感があるからかも知れない。

数年前、エキシビションに作品を出品する依頼を受け、大きなステンドグラスのパネルを運送業者に依託することに少々不安があったため、同居人と一緒に旅行しながら展示会場まで運んだことがあるが、その地方に数日間滞在し、家に戻る日の朝は、珍しく滞在したモーテルの向いにあったカフェで朝食を取った。
そのカフェの朝食メニューは多過ぎるか少な過ぎるかの両極端で、自分達に適量だと思えるものが無いことに戸惑い、取りあえず食べたいものが入っているものを選んだのだが、運ばれて来たプレートを見てギョッとなった。一品ずつの量が予想を超えて多過ぎたのだ。
量に見合った金額かもしれないが、朝食にNZ$16〜$20というのは私には高過ぎる。しかも、高い上に食べきれずに残すのだ。


我家は朝食は家でしっかり取る。朝食を取らないで出掛けるのは、早朝に空港に向わなければならない時くらいなもので、その習慣は同居人たちにも当然のこととして引き継がれている。

同居人たちの職場にはカフェテリアが付いていて、朝食を食べずに出勤した人はそこで簡単な朝食を無料で食べられるようになっていると聞いていたが、昨年、私が1ヶ月ほど日本に帰っていた時、同居人たちはそこで朝食をとっていたのかと思いきや、なんと、めっぽう朝に弱い同居人Hが頑張って起き、朝食の支度をしていたというので驚いた。
やはり、朝食はくつろげる空間で、ボサ〜〜っとしたままで食べられるのがいいらしい。


日本の朝は、ご飯にみそ汁、焼き物に香の物というのが定番だ。実家でもやはり、仕事に出かける前の姉が早起きしてそのような朝食を用意してくれていた。



我家の朝食にご飯とみそ汁は滅多に出て来なくなったが、毎日入れ立てのコーヒーと、時には焼きたてのフラット ブレッドあり、時にはハッシュブラウンとソーセージ或はこんがり焼けたベーコンに卵料理、果物、また時には焼きおにぎりやら、シャクシューカなどといった、ちょっと変わったものも登場したりすることもある。

料理好き?
いや、全然。


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