18.2.16

チープな棚の上のガラスの灯り


アトリエの模様替え真っ最中なため、作業台の上はゴチャゴチャに物が散らばっていて、出来上がった棚の写真を取る場所が無く、通路に置いておいた椅子(教室を開いていた時に使っていたもの)の上に置いて、「ここでいいや」と携帯電話で撮影してよしとした一枚。

私、棚ではなく、このステンドグラスのランプが好きだなと、改めて思った。
これを作ったのはかれこれ10年近く前。
ドーム型のランプは自分の好きな形になるよう製図をおこし、モールドを使わず、一つ一つのピースを慎重に手で組み上げて行くのだが、モールドを使わないので、各ピースのカットが正確でないと、組み上げて行く時にどんどん歪んで行き、最後のピースが入らなくなったり間が空き過ぎて組み立てられなくなる可能性が大となる。
だが、モールドを使わないということは、モールドの費用がかからないだけではなく、どんな大きさにも、どんなシェイプにも自由自在に作れるという利点があるのだ。

慎重にガラスをカットし、神経を尖らせて組み立てて行く…

ステンドグラスにしても、木工にしても、簡単にパパッとできてしまうものは楽しくない。難しいから楽しいのだ。


* こんな安上がりな棚だが、大型量販店やらで売られているような、ファイバーボードでできたような 超簡単な作りの家具 とは比較にならないほど丈夫である。


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