18.5.16

スーパーマーケットに行きそびれた日 :)

食料品の買い出しに出掛ける前にペインティング。

今日は晴れてはいたが、あいにくの強風で、裏庭の木々の葉っぱやら種子やら色々なものが飛んで来て、生乾きのペイントに貼り付く危険性があったため、ペイントしたものを外に出して乾かすことができず、閉め切ったアトリエに置いて出掛けることにした。

お世話になっているお寿司屋さんにちょこっと寄って、先日作った『 Thanks (マグネット付き)』を渡してからスーパーマーケットに行きましょうと、支度をして出掛けたのだが、お寿司屋さんが私に聞きたいことがあるというので、話を聞いていたら、もう昼時をとうに過ぎていたのに、お客さんがひっきりなしに来るので、その都度話が中断…
私は毎度のことながらお客さんと話をしていたりして、客足が切れるのを待ち、途切れ途切れに話を聞いていた。

レクサスに乗って現れた凛とした男性とは、お寿司が出来上がるまでの間、天気の話から日本のお花見の話になり、けっこう長く色々話をしてしまった。
以前2年ほど日本に仕事で行っていたということで、日本の食べ物は本当に美味しくて、カルチャーもすごくいいよねと言うので、確かに日本の食べ物は美味しいと私も思うけれども、日本のカルチャーが良いって、本当にそう思う?と思わず突っ込みを入れてしまった。
「確かに、ちょっとストレンジなところはあるけれども、おしなべて、皆礼儀正しくて、そういうところはすごいなって思うよ」と、真面目に答えてくれた彼は、桜の季節にビールを飲みながらお花見をするのが大好きだったんだそうだ。

後でお寿司屋さんに、彼は日本に住んでいたんですってねと言うと、お寿司屋さんは知らなかったらしく、いつもきちんとした身なりでやって来て、その品格のある風貌から、「お医者さんかしらね」と想像していたんですよと言っていた。
彼は banker と言っていた。私は、あ〜、そんな感じかも… と瞬時に納得した。

そんなこんなで、スーパーマーケットに行くのがだんだん面倒になり、夕食はお寿司でいいか… と、そのままお寿司を買って帰ろうとしたら、頼みたいことがあるからお代は要らないと受け取ってくれないので、十数本の頼まれものとともに、有り難く頂いて来た。


これは、巻き寿司を均等にカットする機械にセットして使うブレードで、頻繁にねじれたり曲がったりしてしまうので、いつも新しいものに交換しなければならないのだが、1本NZ$35以上もするので、もし直して使えるようだったら嬉しいということだった。

多分、ハンマーで叩いて直せると思うよと預かって来て、夕食までの数時間、ハンマーやプライヤーやらを使って、ブレードと格闘していた。
ひどく曲がっていたものは、若干の歪みが残ってはいるものの、使用には差支えないだろうと思えるくらいには直すことができ、次に、鈍らになっているブレードの刃を研ぎ直し始めた。刃は1ミリ程度しか付いていないので、これでは切れ味が落ちるのは早いだろうし、切れ味が落ちれば引っかかりが大きくなり、また曲がったりねじれたりしてしまうに違いない。

刃を長持ちさせるためには、定期的に刃を研ぐ必要があるが、果たして研ぎ直しができるブレードなのかどうかがわからない。インターネットで探しまくったが、ブレードの品質に付いての情報はどのメーカーも載せていないようで、見つけることはできなかった。

取りあえず1本、ダイヤモンドパドルで研ぎ直してみたが、紙を切った限りでは切れ味は格段によくなっているので、そのブレードを試しに使ってみてもらい、具合が良ければ、これから刃の研ぎ直しを引き受けることにしようと思っている。



明日こそは食料品を買いに行かなくては...



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