Stanley の Spokeshave を3つも持っているのにも関わらず、"ファンシー"な外見に惹かれてついつい買ってしまった、Edward Preston & Sons のヴィンテージ物。
予想していたよりも大振りだったが、刃がボロボロだったのを除けば非常に良いコンディションで、刃を研ぎ直して使うのが楽しみだった。
中古の道具なので、刃こぼれは承知の上で購入しているが、刃を研ぐための電動グラインダーを持っていないため、いつものようにダイヤモンド ストーンで削り続けるのにかなり時間がかかった。
スタンレーの底が平らなもの2つ(写真には写っていないが、もう一つ底がカーブしているものも持っている)と、今回購入した E. Preston & Sons のサイズを比べて見ると、全長はほぼ同じ。
ハンドルの形が手にしっくり来るのだろうかと心配していたが、私の手にはこの E. Preston がこの中で最もフィットしていて、非常に使い易く感じた。
デザイン、機能性共に秀でていて、刃のセット及び調節も簡単。更にはブレードがスタンレーよりも厚く、ラミネートされたものだったことは予想外であった。
しかし、一見良いことづくしのように思えるが、他のものに比べてブレードの寿命は短かそうだ。
スタンレーのブレードと比べてみると、中央に空いた穴が長いために、刃を付けられる部分がもうそんなに沢山は残っていないことがよくわかる。
おそらく、替えのブレードなど手に入れるのは困難だろう。頻繁に刃を研ぎ直していたらもう何年ももたないに違いない。
このブレードを使えなくなったら、この工具はただの飾り物になってしまう。
この先ずっと使い続けられないことを、何だかひどく残念に思った。
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