21.5.16

美しい鍋敷き


切り終えた鍋敷きにオイルコーティングをし、拭き取れる部分はすぐに表面のオイルを拭き取る。透かし彫り部分は完全に拭き取り切れないため、キッチンペーパーなどの上に置いて垂れて来るオイルを吸い取るようにしている。ペーパーは度々交換し、垂れた痕が残らなくなったら、S字フックで引っ掛けて吊るして乾かすのだが、乾き切るまでに有に2週間以上はかかる。天候にも依るが、1ヶ月経ってもまだ乾き切っていないように思うことも珍しくない。


残った同じ板でイスラミック幾何学模様の鍋敷きを切り出した。
これはこの後周囲を面取りする予定だが、オイルを塗っていない板と、オイル処理した板の色艶の違いがわかるように、並べて写真を撮っておいた。


オイルを塗るだけで、深みのある色になり、光沢も出るのだが、それ以上に板を保護する役割も担っているのだ。

例えば、日本人であれば毎日のように使うだろう木製のお箸… 何度か洗っているうちに光沢は無くなり、ガサガサ/パサパサな見た目になって来る。パサパサになってくれば、当然折れ易くなり、使えなくなってしまうので、定期的に植物油などを薄く塗り、乾燥させるようにすると、見た目も使い心地もよくなる。
木製のまな板も同じようにケアする必要があるが、植物油の臭いが気になるので、ココナッツオイルを使っているという人が結構な数居て、あぁ、そういうものでも大丈夫なんだと、最近試してみたりしている。


この鍋敷きは厚みが 2cm ほどあるハードウッドでできているので、かなり丈夫なのだが、万が一、熱で湿った板から色が出て、テーブルクロス等に色が移ってしまっては困るので、(見た目が何だか不格好で、私は好きではないが)ゴム製の足を付けておいた。

鍋敷きとテーブルトップとの間が開くため、テーブルトップを保護するためにはこちらの方が好ましいには違いない。



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