31.7.16

Stanley # 5 の修正とNZの冬

昨日、車用品店でサンドペーパーを安売りしていたので、大量に買い込み、これまで見て見ぬ振りをしてきたスタンレー No. 5 の平らでない底をようやく直しにかかった。


削った面が平らになったかどうかを見るため、まずシャーピー(マーカー)で底の前端から後ろ端まで大まかに線を引いておく。上の写真のようになるまでに既に何時間も削り続けていたが、鉋の前後の凸部分が削れただけで、中央の凹みは見ての通り全く平らにはなっていない。

そこから更に削ること1時間半…


もうかなり嫌になってきている。

そこからまた数時間…


まだうっすらとマーカーの線が見えるような気がするが、もう完全に嫌になって止めた。

スタンレーって、全て修正しないと使えないのか???


今日のオークランドは、時折雹混じりの雨が時化のように降る寒い一日だった。
ここ最近天候は荒れ模様で、風が強く、家の中にいても隙間風が吹き込み、寒くてたまらない。

ドアで仕切られていないリビング&キッチンというのはここでは珍しくなく、暖房器具を使って部屋を暖めようとしても、暖められた空気は四方八方に逃げてしまい、いつまで経っても満足できる温度には達しないという、どうすることもできない環境で暮らすこと十余年… 、慣れたとは言え、家の中で厚手の上着を着ていなければならないNZの典型的な冬の暮らしは、決して豊かだとは言えないようで、先日ラジオでもその問題が取り上げられていた。

ここでの暮らしは日本とはまるで違う。
去年日本に帰った際、リビングでは灯油ストーブが常に焚かれ、家の中は常夏のような暖かさだった。
日本ではごく普通の風景だし、かく言う私も以前はそういう生活を送っていたのに、それを見て、「贅沢だな…」と思ってしまった自分がいる。

日本に戻って生活したいという気持ちは微塵も無い。
快適な暮らしというのは物質面だけの問題ではないことを、私はよく知っているから。


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