18.7.16

Rewarewa (NZ native timber) 855mm marking gauge

国内のインターネット オークションで、独特な味のある木材 Rewarewa で作られたブランド名の付いていないマーキング ゲージを買った。


全長855mm。サークルを描けるようにもなっている。

ブランド名が無いと書いたが、もしかしたら木工に携わる人が自分用に作った物であるかも知れないと書かれていたので、これは貴重な一本なのかも知れない。私はブランド名の刻まれた大量生産品よりも、こういう物の方が遥かに好きだ。(『作りが良ければ』だけれども…)

 これは非常に堅牢にできていて、目立った大きな傷もなく、滑りが少々スムーズでないと感じるほど隙間無く作られていた。

受け取って良い意味で驚いたのは、長い棹を挟む部分にしっかりと真鍮の板が挟まっていて、ネジを締め過ぎて木にダメージが及ぶことのないように工夫されていたことだ。



そしてそれだけに留まらず、ボルトを差し込む穴はきちんと四角く掘られ(しかも、サイズはピッタリ)、ボルトを締めた時にネジ自体がクルクル回ってしまわないようにしてあり、更には、ボルトが通る穴には金属が埋め込まれ、とても丁寧に作られていた。
(埋め込んだ金属が板の中央から若干外れているのはご愛嬌だ。)



鉛筆を差し込む部分は板を3枚重ねてあり、デザイン的にも配慮した跡がうかがえる。


滑りの悪かった面にワックスを塗り、#0000 のスチールウールで磨いて、スムースに動くように、また、ピンの先が少しつぶれていたので、目の細かいファイルとサンドペーパーを使って尖らせる程度のケアをしておいた。

ボルトが少々短いのが気になるので、今度 DIY Shop に出掛けた時にあと1cmほど長めの物を買って来ることにしよう。



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