11.9.15

カー ワックスの使い道 


オークションで落札したオールド スタンレー ツールズ 。
ツールは個別にクッション材で包まれ、硬い段ボールの箱にきっちり入れられ、これ以上しっかりとは荷造りできないだろうと思われるほど完璧な状態で届いたが、箱を開けて鉋の錆のすごさに一瞬怯んでしまった。



この錆を落とすのに、最初はスチール ブラシで擦ったりしていたが、すっきりと綺麗にはならず、何か使えそうなものは無いかなとステンドグラス用の道具が並んでいる棚を見ると、半田付け&ケイムの艶出しと腐食防止用に使うカー ワックスがあったので、試しにそれを歯ブラシにつけて磨いてみた。


正直、ワックスだけでこれだけ綺麗になるとは予想していなかった。
このワックスには研磨剤は入っていないので、表面の塗装が削れることも無く、表面に着いた錆だけを落としてくれ、しかも、ものの数分でここまで綺麗になるという、優れものであった。

クランプに刺してあるのはサンドペーパーで軽く磨き、シェラックを二度塗りしたこの鉋のノブである。(写真を撮った後更に二度重ね塗りをした)

ちなみに、サビサビだったこの鉋の程度は驚くほど良く、底はほぼ平らで、両側の立ち上がりは垂直。ブレードの裏側はひどい錆も無く、何の問題も無かった。
刃は、研いでみると、これまで購入した同種類の鉋の内、最も切れ味が良く、質が良いように思った。 見た目だけではわからないものである。



最初の写真に写っているスタンレーのツール全部で NZ$30 (+ 送料 $8)、日本円にして¥2,900 弱で落札したのだが、こんなに程度の良い鉋だったら、鉋だけでもその値段で売れたかも知れない。


良い意味で予想を大きく裏切る、素晴らしい取引であった。


9.9.15

方丈記をふと思い出す

 ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。
 世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。 たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、高き、卑しき人のすまひは、世々を経て尽きせぬものなれど、これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。或は、去年焼けて今年作れり。或は、大家滅びて小家となる。
 住む人も、これに同じ。所も変はらず、人も多かれど、いにしへ見し人は、二三十人が中に、わづかに一人二人なり。朝に死し、夕に生まるるならひ、ただ水の泡にぞ似たりける。
 知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず、仮の宿り、誰がためにか心を悩まし、何によりてか、目を喜ばしむる。その主とすみかと、無常を争ふさま、いはば朝顔の露に異ならず。或は、露落ちて花残れり。残るといへども、朝日に枯れぬ。或は、花しぼみて露なほ消えず。消えずといへども、夕べを待つことなし。


誰がためにか心を悩まし、何によりてか、目を喜ばしむる



8.9.15

焦げ臭い私




底板をはめ込むための溝を難無く削り終え、四隅を接着中に板を焼いて模様を付けるwood burning を楽しんでいたら、たき火 or BBQをしていたかのように髪が焦げ臭くなってしまい、気になって仕方がない。ファブリーズって効くかな?



追記:午後クランプを外し、軽くサンディングした後 Deep Oak ステインを二度塗りまでして、今日は早々に仕事を引き上げ、同居人のためにヨーグルトアップルケーキを焼こうと支度をしていたとき、卵が一つも残っていないことに気付き断念。道路が混む時間になってしまっていたので、買い物に行く気にもならず、ケーキ作りは見送りとなった。


7.9.15

Hybrid (ハイブリッド)


一昨日のブランチに焼いたパン。焼きたてを普通のパン切りナイフで切ろうとすると熱くて(更には外側がカリカリに焼けているので硬くて)切り難いため、ピザ カッターで押し切り。このカッターは使い勝手が良い。



私は西洋の大工道具を使って本格的に木工を始め、後になって父の道具を引き継いだため、道具類は東洋、西洋ごちゃ混ぜで、引いて使ったり押して使ったり、お師匠さんが見たら笑い出すであろう作業の仕方をしている。


上の写真の、父が使っていたこの木製の鉋はまだすこぶる切れ味がよく、2挺とも未だ刃を研ぎ直していない。
一方、先週オークションで落札し、私のものとなったStanley #75 Bull nose rabbet plane は、もちろんこんなにピカピカではなかったが、いつものように正しく使えるように修正し、見違えるほど綺麗になったもので、これまでに落札した中古の道具類の中では最も楽に修正できたとても程度の良い物だったのだが、使ってみたらさほど使い勝手がいいわけでもなく、少々ガッカリだった。



今日は何故か仕事に集中できず、仕方がないので、余っていた無垢の板で、ミニ サービング トレイを作っていた。
サイズは 9cm強 × 16cm強 と思いっきり小さく、何に使うんだろう?と自分で思ってしまったほどだが、鍵置き場にはなりそうなサイズである。
上の写真の右上に写っている細い溝を削るための鉋で、明日残りの3カ所底板をはめる溝を削り、左に写っている底板をはめ込んで角を接着し、簡単に補強を入れたらペイント作業に移ることになる。


これは先日、余っていた合板とマツ材の切れ端を使って作ったMiter Shooting Board で、平らな部分に板を乗せ、斜めに切れている部分に添わせて際鉋を滑らせると、正確に45°の角度を付けて板が削れるようになっている。
サービング トレイの枠の角になる45°の部分は、これを使って苦もなくでき、こんな簡単な作りではあるが、かなり使い勝手の良いジグで作業がはかどった。

前に買ったチープな Toggle Clamp を取り付けてあるが、押さえられる厚み幅が限られているため、あまり使い勝手が良くなく、また、今回のように板幅が狭い場合にはクランプが何の意味も成さないのだが、取りあえず、最も使うであろう1cm厚の板をしっかり押さえられるようにセットしてあるので、そこそこ幅のある板だったらしっかり固定でき、作業がし易くなるはずである。

このようなジグを作れば、感覚で削って行って何度も定規で測り直すという気の遠くなる作業から解放されるが、このようなジグを使うようになると、感覚は必然的に研ぎ澄まされなくなるというマイナス面を忘れてはいけない。

人間、楽をするようになると、本来備わっているはずの機能がどんどん低下して行くものなのだ。

私は、父のようにごく限られた道具類だけで見事な仕事ができるようには、おそらくならないだろう。



3.9.15

砂漠の薔薇


7年来の友達… と書くと、直接会ったことも無い人で、声を聞いたことも無く、年齢が20歳以上も離れている相手だとは想像しない人の方が多いかも知れない。

そんな彼女が、昨日ブログに Desert Rose の写真を投稿していた。
彼女が住んでいる国は Desert Rose を産出する国ではないが、どこかで見つけて、それを見た瞬間、私のことを思い出してくれたと書いてあった。

私は彼女が投稿した写真を見た瞬間、ドキッとし、瞬く間に涙が溢れてきた。
この1年、おそらくどうにもならないだろうと思えることに神経をすり減らし続けて、精神的に疲れ切ってしまっていた私は、漠然とではあるが、何かとても大切なものを何処かに忘れてきてしまったことにハッと気付いたような、そんな感じがしたのだ。
忘れてきたものが、果たして"最も"大切なものなのかどうか… わからない。
もっと言えば、『最も大切なものが何か』もわからなくなってきている。
この先どうしたらいいのかも、正直わからない。
けれども、とても大切なものをどこかに忘れてきたという感覚は、今朝目覚めても消えること無く燻り続け、靄のかかった頭と心がいまだ、『忘れてきたものが何だったか』を探し続けている。



1.9.15

ひよこ豆 10kg

同居人Hが大好きなひよこ豆(Chickpea / Garbanzo / Kabuli Chana)を10kgまとめ買い。
最近はずっとインド人経営のオンライン ストアで買っているのだが、さすがにインドはダントツ世界一のひよこ豆の産地だけあって、とにかく安く手に入るのだ。



ひよこ豆は一晩水に浸けておいたものを茹でる人が多いかと思うが、私は圧力鍋に沸騰したお湯と洗った豆を入れ、軽く蓋をして1時間ほど置き、その後圧力鍋の蓋をしっかりセットし直し、沸騰させた後弱火で15分ほど加熱。火を止めたら15分以上放置し、中の圧力が無くなるのを待つという方法を取っている。
すぐに使わない分は密閉容器に煮汁ごと入れて冷凍しておくと、スープに入れたりフムスにしたり、はたまたローストしてスナックにしたりと色々使えて便利なので、一度に結構な量を茹でておくといい。



今日は早速乾燥豆 500g を茹で、同居人の大好物のサラダを仕込んでおいた。
作り方は至って簡単で、きっちり蓋の閉まる容器に、酢 大匙1、塩 小匙1/2、オリーブオイル 大匙3、胡椒 少々を混ぜ、その中に水にさらしておいた玉ねぎの薄切りを適当に好きなだけ入れ、イタリアンパセリ(と好みでコリアンダーも)のみじん切りも入れて、茹でたひよこ豆を200g〜300g (適当)茹で汁をよく切って加え、よく混ぜるだけ。
味を馴染ませた方が美味しいので、密閉容器ならば時々上下ひっくり返して、下に溜まったドレッシングが満遍なく豆に浸かるようにするといい。



これから数ヶ月、食料品が底をついたときには、ファラフェルが食卓に上るに違いない。





27.8.15

Marples chisels

国内のインターネット オークションで Buy Now $40 で落札した鑿のセットが、今朝玄関に届いていた。


刃は、前の持ち主が機械で研いだと思われ、シャープではない上に表面が平らではなく、均等に研がれてはいなかった。
また、一番幅の広いものは柄の付け根に付いていたはずの白いリングが無く、柄が簡単に外れてしまう状態だったため、取りあえずホットグルーで接着しておいた。


まずは裏側を平らなガラスの上に貼付けた#240のサンドペーパーで平らにし、その後ダイヤモンドの砥石を使い、フリーハンドで bevel(斜面)を丁寧に研ぎ直す。

下の写真の矢印の光っている部分は burr (刃返り:バリ)で、指で触って引っかかりができたら、順に目の細かい砥石に変えて行き、更に研ぎ、最後に裏側をごく軽く研いで返りをとる。



最後にBuffing compoundを塗った皮の上で 30〜40 回ほど更に磨くと、見違えるほど切れ味が良くなる。



そのような工程を経て研ぎ上がったMarples の鑿は、以前オークションで落札した工具類の中に入っていたチープな鑿とは比べものにならないほどシャープなものになり、刃の質が悪くなくて良かったとほっと一息ついた頃には、もうランチの時間になっていた。



25.8.15

ハンドツールのみで作る Rabbet miter


これからしばらくは、ガラスと木を組み合わせたランプを中心に作っていこうと思っているのだが、板を組み立てる際に一手間かけて、これまで以上に壊れ難い構造にしようと、日夜ジョイントの勉強をしつつ、デザインを考え始めた。

今日練習したのは、Rabbet miter と呼ばれているもので、外から見ると板と板が45°の角度で組まれているように見えるが、板の中央に直角に交わる部分を作り、接着面が45°に切られた板同士をくっ付けた場合よりも少し多くなっている。

 下の写真は要らない板で試しに作ってみたもの。
セカンド トライだが、まだ数カ所隙間ができてしまっている。
目分量で(感覚で)45°を鉋で削って何枚もの板を正確に合わせるのに神経を使うよりも、マイター シューティング ボード(治具)を作って、確実に正確に削る方が効率が良いに決まっているので、使い易いシューティング ボードをまず先に製作することに決めた。

木工に関しては、まだまだ修行が足りないなと実感するばかりである。




24.8.15

梅の実とノコギリ


寒梅に葉がいっぱい出てきた。
今年は例年になく沢山の実を付けているのを発見した同居人は、しばらく嬉しそうに眺めていた。
梅干しは無理でも、梅酒くらいはできるだろうか…


今日はスタジオで鉋などを並べてある棚を少し整理したり、今度作るランプのジョイント部分を頑丈且つ綺麗に仕上げる方法を考えたりしていた。


要らない板を使って、まずは失敗無くできる自信がつくまで練習するのはいつものことだが、最近ノコギリの使い方がマシになってきて、引いた線の通りにほぼ正確に、また垂直に切れるようになり、その後の鉋がけがとても楽になった。

「少しは上達したよ」と、心の中で亡き父に話し掛けながら、一人で黙々と作業し続け、気がつくともう夕食の支度を始めなければならない時間になっていた。


先週国内のオークションで、(多分 made in Englandの)ヴィンテージの Marples 木工用鑿5本セットを3,900円弱(送料込み)で落札し、今夜スタンレーの小ぶりの鉋を送料込みで2,400円弱で落札した。
刃の質がいいといいな… と、荷物が届くまで祈るような気持ちで過ごしそうだ。



23.8.15

私は番犬か…?

今日食事をしている時、同居人が言った。
「ママが死んだら犬を飼うかな」と…
犬の名前は「ママ」にするんだそうだ。

それって、私は今留守番の番犬みたいな存在ってことか?...
何か、嬉しいような複雑な気持ち…

器用な犬に育てて、色々芸をさせるとか言っていた。
ご褒美をもらうために言われたことを一生懸命にやる「ママ」か…
将来、YouTubeとかで「ママ!」と呼ばれてけなげに芸をしている犬がいたら、それは私の代わりに同居人と住むようになった犬かもしれないよ。

散歩に行って「ママ!」って犬を呼んでたら笑えるだろうな…


頼むから、テリア(系)だけはやめてくれと頼んでおいた。
かつて飼っていた犬の一匹がテリア系で、歳を取ったら何だか汚らしい風貌になっちゃったんだよね…




22.8.15

コリアンダー入り餃子は最高!

昨日久しぶりに同居人Hが休みを取ったので、一緒に歩いてランチに出かけた。
同居人の大好きなベトナム料理店は、我家から歩いて行こうという気力の限界に位置する所にあり、お互いに『運動のため』と自分に言い聞かせるようにして頑張って歩いてはいたが、食事の後ショッピングで数時間を費やし、最後に寄った中国人経営の八百屋で、買おうかどうしようかとしばし悩んだ重たいキャベツのおかげで、帰りは更にきつい運動となってしまった。

そのキャベツは、昨晩の夕食 "大量の餃子作り" に必要だったのだ。
我家では餃子は一度に50個作る習わしになっている。ただ単に、買ってくる中国の餃子の皮が1パック50枚入りだからなのだが、3人で50個は結構な量である。


私の包むスピードは同居人が二人掛かりで包むスピードとほぼ同じであるが、商売ではないので、ひだが均等に入っていなくても、中の具が出て来なければいいという程度のもの。(ようは、食べられさえすればいいのだ)

家の者総出で楽しみながら包む… 、私の実家でもそうだった。
仕込みの段階から家族全員が携わり、具に海老を沢山入れた『大当たり』を作る者やら、海老無しの『ハズレ』を作る者やら居て、いつも一緒に作業するのを楽しんでいる。

昨晩はコリアンダー(パクチー)を細かく刻んだものも入れた。コリアンダー好きな人には最高の餃子だ。

餃子とともに、八百屋で買って来たカイランを茹でて、オイスターソースベースのトロミのついたドレッシングを適当に作り、上からかけたものを添えたが、写真を撮り忘れてしまった。

*今日の写真は、昨日作った餃子ではなく、以前作ったコリアンダー無しの餃子。
昨日は一枚も写真を撮らなかった。






日本に荷物を送る準備

YouTube で犬のコートの製図を教えてくれているのを見つけ、早速製図し、まずは試作品を作り、その後超個性的な生地を使って本番に臨んだ。 製図はいたって簡単だったが、最初に使用した布は手持ちのやや厚手のフリースだったため(緑色の布は、以前作ったもののほとんど着用しなかった自分用...