31.12.19

今年の十大ニュース

この時期になると、毎年決まって皆で『今年の十大ニュース』を選んでいた。H が居る頃は...

今年は近年に無く大きな出来事があった年だったが、大きな出来事は 10 も無く、半分でも探すのがやっとなほどだ。

1 位は何と言っても H が家を出て行ったことだろう。
2 位は大変な苦労を伴ったバスルームのペイント総塗替え。
3 位は T の日本旅行(with his friends)。

4 位以下は...
何だろう? ヒートパンプ式エアコンが付いたこと? T が家にサーバーを設置したこと? 私が VR を始めたこと?

何れにしても、たいしたニュースではない。



引き続き様々な味のプリンを作っている。
一度にまとめて 6 個作るため、3 日間は同じ味のプリンを食べることになるが、甘味を抑えて作れば飽きることはない。(甘味が強いと、明らかに飽きるのが早い)

コーヒープリンはエスプレッソの粉を使用すると濾すのが大変になり、濾し切れなかったコーヒーの粉が底に多く沈澱するという難点はあるものの、舌触りが悪くなるわけではなく、味もその部分だけ濃いということもないので、まぁ許せる範囲かなと、食に対してほとんど情熱の無い私たちは満足している。


今日のブランチに食べた完熟マンゴー。これまで食べた中で最も熟れたものだった。
大きかったので半分は冷蔵庫で保存...

1/4 量でも一度に食べるのには十分過ぎた。






アトリエではいまだにオーブン トースターの下に置く収納庫+引き出し式トレーを作っている。なぜこんなに長引いているのか... ただ単にやる気が起きないという理由なのだが、そのやる気が起きないわけが、NZ 国内で調達できるパーツ類の恐ろしく少ないことに起因していることは否定できない。

海外から取り寄せれば送料にまで GST が加算されるようになり、しかも最低でも 1 週間、ひどい時には 1ヶ月以上も待たされるのである。
あー、やっていられない...
そして、段々とやる気が失せて行く...


はてさて、来年はどんな年になるのだろうか。



24.12.19

冷夏?

最近朝晩涼しく、長袖無しでは居られない日が続いている。
日中の最高気温は20℃前後、最低気温は15℃前後だ。

20℃と言っても東京の20℃とは体感温度が違うと感じるのは、南極からの冷たい風が吹いているためだろう。家の中や日陰にいると凍えそうに冷たく、日向に出ると焼けるように暑い。



確か 3年ほど前に、どこぞの不動産屋が郵便受けに入れてくれたクリスマス リリーが、今年もこの時期にしっかり咲いた。

一年に一度だけ、このクリスマス時期に咲く以外は、ずっと土の中に埋まったままの球根...
栄養をあげるわけでもなく、同じ鉢に植ったまま、株が増えることもなく、毎年1本だけ茎が伸びてくるのだから、余程丈夫な種類なのだろう。


世間ではようやくクリスマス商戦が終わったかと思いきや、クリスマスが来ていないのに、早々とボクシング デー セールが始まった。

H は我が家でずっとクリスマスを祝わない生活を送って来たが、今年はパートナーのために大きなクリスマス ツリーを買ってあげたらしく、リビングに飾り付けられた写真が送られて来た。
パートナーからは任天堂スウィッチをプレゼントしてもらったそうだが、クリスマス前に開けてゲームを楽しんでいると言っていた。
やはり信心深くないのは変わってはいないようだ。

T と私にとっては全く特別な日ではなく、ツリーも飾らず、プレゼントも買わず、夕食にも力を入れず、面倒なこととは無縁に過ごせている。


一昨日の夕方、久々に美容院に行った帰り、家に入ろうとしたところで、大家さんの長男にばったり出会した。
ニコッと挨拶だけして家に入ろうとしたのだが、何故だか話しかけられ、しばし立ち話をした。
彼は理系で、とても頭の切れる、物静かな子だ。
我が家の住人 T や H は、彼とはほとんど話らしい話をしたことがないようだが、私は顔を見ればいつも何かしら話しかけられる。
とても誠実で、堅実そうな、気持ちの良い青年だ。




19.12.19

H の落し物


H が巣立った翌日、H が長年暮らしていた部屋に落ちていたサキュレントを拾い集め、空いていた鉢の土の上にそっと置いておいた。


1週間に1, 2 回、少量の水やり...

20日もすると小さな子供がたくさん出て来ていて、しっかりと根が着いたことを喜び、成長記録を写真に撮って H に送るのが楽しみになった。



11月の終わり頃には花が咲いたように増えていて、このサキュレントの生命力の強さに驚かされた。


そして、H が落としていった小さなひとひらずつは、2ヶ月半後にとても愛らしい花々のように増え広がった。

このサキュレントは、今でもH が暮らした部屋の窓辺で成長し続けている。



セキュリティー カメラの必要性

先月、大家さんの家の入り口に、背の高い頑丈なゲートが付いた。

ゲートを付ける数ヶ月前、大家さんの家の玄関先に停めてあった車が車上荒らしに遭ったらしく、これまで非常に安全に暮らしていられたこの地域も、近頃物騒になって来ていると、対策を考えた上でのゲート設置だったわけだが、当然リモート コントロールシステムになっているとはいえ、車が出入りする度に大きなゲートを開けたり閉めたりしなければならないというのは、やはり厄介だろうと思えて仕方がない。しかも、結構なお金がかかっているはずだ。

我が家は、T がセキュリティー カメラを 4台設置した。敷地内に入って来た人全てを確認できるよう、様々な場所にカメラが設置されており、携帯電話でそれら全てを見ることができるようになっている。

これまで裏庭のアトリエで作業している時には、家の玄関にはチェーンをかけ、アトリエに降りて行く都度ドアベルの端末をコンセントから抜き、アトリエに付け替えるという面倒な作業をしていたのだが、今は携帯電話の画面に玄関のセキュリティー カメラの画像を常時表示させることができ、人が来ればすぐに対応できるようになっているため、こそ泥に入られる心配も皆無で、配達された荷物を通りがかりの人に盗まれる心配も無くなった。

セキュリティー  カメラを設置する前は、時折、見るからに "怪しい" 人がドアベルを鳴らしに来たことがあったが、カメラが付いているのが外から見えるためか、怪しい人は全く来なくなった。カメラの効果は絶大であると言えるだろう。


今年も静かに暮れようとしている。

T のおかげで、ストレス フリーな生活を送れているよと、彼の人の写真を見ながら、心の中で報告をした。


11.12.19

歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...

Beat Saber で運動し始めてから1週間が経った。
体重の変化はあまり見られないが、お腹周りの肉が少し落ち、膝が柔軟に動くようになった。

歳を取ると足腰の衰えが深刻な問題になることを実感していた私にとっては、少しでも衰えるスピードが遅くなるだけでありがたく、体の各機関が正常に機能するようになるかもしれないとなれば、尚更嬉しいことだと、楽しんでプレイできている。

さて、歳を取っても反射神経は鍛えられるのか...
VR を与えられた私が最初に長男に問いかけた質問であるが、答えは明らかに YES である。

やっている内に慣れてできるようになるよと長男は言っていたが、果たして60を超えても言えることなのだろうかなどと、つまらないことを考えながらも、Easy → Normal と移るのにほとんど時間はかからなかった。Normal がほぼ完璧にできるようになり、最初全くついて行けなかった次の Hard レベルも、1 週間後にはほぼクリアできるようになった。だが次の Expert に至っては、曲が始まって2分もしない内に、自分でも笑えるほどデタラメに打っていて、体と言うよりも頭がついて行っていないのを強烈に思い知らされる結果となっている。これも、いつかは征服できるようになるかもしれないが、時間がかかりそうだ。

でもまぁ、誰と競っているわけでもなく、体力をつけるためにやっているのだから、体を動かしているだけで十分だなと、一生懸命に、向かってくる矢印を目で追い、力一杯腕を動かして汗をかいている毎日である。(力いっぱい打ってはいけないとか、何度かミスしなくてはいけない場合とかもあって難儀なことだ)


ただ、困ったことに、朝起きると頭の中が Beat Saber の様々な曲でいっぱいになっていて、気分的に何だか騒がしく、静かに過ごせなくなってしまっている。
慣れたら、頭の中で曲が流れなくなるのだろうか?


あと半月ほどで年末か...
今年は大きな変化があった年だったな...


5.12.19

ほとほと嫌になる宅配業者

この国には沢山の配送業者があるが、信頼できる業者はそんなに多くはない。
その仕事に携わる個々の配達員をきちんと教育できていない業者があまりにも多くて、実に腹立たしい限りである。

隣国オーストラリアから先月29日には到着していた荷物だが、追跡すると、昨日夕方に配達済みとなっていた。
玄関にも、郵便受けにもそれらしいものは入っておらず、敷地内を見て回ったが見当たらなかったため、仕方なくカスタマー サービスに、届いていない旨のメールを送った。

調査してすぐに連絡をくれるというので待っていると、別のカスタマー サービス員から、

This has just scanned as delivered this morning.
Signed by Steve @ 9.19


と、連絡が来た。

「残念なことに、我が家には配達されていないし、スティーブという名前の人はここにはいない。一刻も早く、『我家に』配達されるよう希望する」と、山ほど言いたい苦情があるのを我慢し、要点だけ簡潔に書いてメールを送った。


前回の配送でもそうだったが、Toll という配送業者のこの地区の配達員は、Global Express と銘打っているのに、NZに到着してから1週間、あるいはそれ以上(前回は2週間)かかって配達するという怠慢ぶりだ。

また、配達員が配達状況をコロコロ変える。
明らかに、きちんと仕事をしていないだけではなく、会社にデタラメな作業報告をしているということに他ならない。

配達した荷物を、わざわざ非常に人目につきやすい場所に放置していくのには、何か目論見があるのだろうか?それとも、何も考えず仕事をしているということか?人目につきやすい場所に置くことのリスクを予想できないほど非常識であることは疑いようもない。(配達の仕事に最も向いていない性格の人物である)


このブログで何度もクーリエの怠慢ぶりを披露して来たが、この国の現状は本当にひどいもので、無責任極まりなく、全くやる気のないこんなに多くの人が、給料をもらえる仕事に就いていられるという現実が、私にとっては腹立たしくて仕方がない。


昼近くになってカスタマー サービスから連絡を受けた配達員が手ぶらでやって来て、昨日確かに配達したと言うので、昨日配達されたものは T 宛の荷物だけだろう。私へのものは配達されなかったと、昨日配達された T 宛の配達番号付きパッケージを見せ、私が注文したものをウェブサイト上できちんと確認できるよう、携帯電話で追跡履歴を開いて見せた。
配達員はしばらく考えている様子だったが、記憶をたどっていたのか、違う番地に配達したことを思い出したようだった。

「今日の午後には必ず届けるから」と言って帰った配達員だが、夜になっても現れず、私は宅配業者と関わるのが心底嫌になった。



3.12.19

高くはないのかも知れない Oculus Quest

窓の外を見ると、女性が二人、walking ware に身を包み、一生懸命に歩いていた。
靴はもちろんのこと、それなりのスポーツウェアを上下身に付け、(おそらく)歩数、消費カロリー、脈拍数等々を計測できるだろう時計を装着し、water bottle も腰にぶら下げ、完璧な "運動スタイル" だった。
確かに、長時間歩くためにはそれなりの靴は必要だ。靴の良し悪しが脚を痛める確率を高くしたり低くしたりすると言っても過言ではない。脚を痛めると、痛めた部分をかばう歩き方になり、体の他の部分にも影響を及ぼすことになる。

スポーツ用の服装は、汗をよく吸収し、しかもべとつかず、すっきりとしていて邪魔にならずというものを着たくなるだろう。
どうせ汗をかいて、後でシャワーを浴びなければならなくなるのだけれども、少しでも運動中快適に過ごしたいという気持ちはわからなくはない。屋外に出ていれば尚更だ。

また、自分の頑張りが目に見えたものにならないと、達成感を感じることができず、そこで計測器を購入することになる。

脱水症状になってはマズイので、歩くのに邪魔にならないボトルも買わなければ...

と、全て揃えたら、総額幾らくらいになるのだろう?金額はピンキリだというのは承知しているが、最低でも数百ドルかかることは明らかだ。

そこまでしないと walking できないのか...


窓の外を見ると、時々、アジアンの老夫婦がゆっくりと歩いているのを目にすることがある。おそらく健康維持のために歩いているのだろうと推測できるが、前述の彼女たちのようではなく、ファンシーではないごく普通の靴を履き、普段着を着て、水のボトルも持たず、この急坂をゆっくりと上がっていくのである。気分転換にはいいかもしれない。だが、10年ほど前、GP(家庭医)が、ゆっくり歩くだけでは、全くといっていいほど歩く意味がないと言っていたのを思い出し、汗をかく程一生懸命に歩かなければならないのなら、家に居てVRで汗を流した方が楽だよな... と、面倒臭がり屋の私はますます walking に出る気持ちが無くなってしまった。

実を言うと、長男が Oculus Quest を送ってくれると連絡をくれるまでは、歩きに行かないとならないな... 足腰も弱って来たし... と真剣に考えていたのだ。
H がもう履かないからと置いていってくれた walking shoes も何足かあることだし、近くに大きな公園もある。
だが、汗をかきやすい体質であることに加え、汗をかくと顔は真っ赤になり、額にかかる髪はひどくくせ毛になってしまって、全くもって見苦しいのだ。別に気にしなければいいのだが、家に居るだけでも汗をかいてくせ毛に戻ってしまった髪がどうにも気になって仕方なくなるほどなので、外でそのような状態になることを想像するだけで精神的によろしくない。

VR で Beat Saber をプレイするのは、予想していたよりもハードだ。
立ったりしゃがんだり、左右に振れたり、思い切り強く打つ動作をしないと点数が出なかったり、更には打つ方向を示す矢印が消えるモードもあるため、記憶力も要求されるという具合に、年寄りのボケ防止には最適と思えるゲームになっている。

プレイした翌日には軽い筋肉痛に襲われるが、動きがぎくしゃくする程ではない。(以前、ピラティスに通っていた H は、最初の頃ギクシャクして帰って来たことがあった)

毎日少しずつでも運動していれば、その内に血圧も正常値に近づくに違いない。

以上のことを鑑みると、Oculus Quest の価格というのは、決して高いものではないように思えてくる。(長男からのプレゼントなので、私の懐は痛んでいないが...)

家族に迷惑のかからない老後を迎えられるよう、しっかり運動して、呆けずにいられるよう、頑張るとしよう。



30.11.19

Thanks Giving Day 無しの Black Friday Sale in NZ

ここ NZ では Thanks Giving Day を祝う習慣は無い。
それなのに、近年になって商売人がこぞって Black Friday Sale と銘打ち、大々的に"破格値" だから買わなきゃ損だと言わんばかりの広告を打つようになった。

商売人にとっては、年数回しか無い『特別な日』が増えたというわけだ。

特別な日というのは概ね祝祭日となり、商売人はそれら祝祭日の前には必ずセールを打つ。
どこの国でも同じようなものだろうが、ここ NZ では、New Year's Day(1月) に始まり、Waitangi Day,(2月) Easter(4月), ANZAC Day(4月), Queen's Birthday(6月), Labour Day(10月), Christmas(12月), Boxing Day(12月)などと共に、父の日やら母の日などというものも加え、ありとあらゆる "記念日" を逃してなるものかと、大々的な広告を打ち、週に何度も顧客に e-mail を送り、庶民の購買欲を刺激し続けて来た。そして近年、祝いもしない Thanks Giving Day の翌日の Black Friday を躊躇も無しに取り入れ、アメリカに便乗した形で大々的に執り行うという、モラルも何もあったものじゃない風潮になって来ている。(ハロウィンは、まだそんなに一般化されていないように思える)

だったら、いっそのこと、他の国々の全ての記念日にセールをやったらどうだ?どうせ、セール価格にしたところで、利益がそんなに削られるわけでもないだろう... などと意地悪い反応を示してしまう私は、明らかに商売人には向いていない。

なぜセールを打つのか。
答えは簡単。売り上げが格段に伸びるからだ。

セール価格に下げても充分利益が出るということは、通常価格では法外な儲けを得ていると考えるのが筋だろう。頻繁に50〜60%引きの広告を打つ企業の仕入れ価格は一体幾らか... もちろん、仕入れ価格に人件費やら広告宣伝費やら諸々の経費類を加味した上での50〜60%引きだ。おそらく、一般消費者の目が飛び出るほど安価に違いない。
私たち一般消費者は、普段有り得ないほど法外な金額で生活必需品を購入せざるを得なく、逆を考えれば、生産者もまた、法外な安値で問屋に下ろさなければならない状況となっているということになる。
儲けるのはいつも、商品を右から左に動かすだけの商売人だ。
私はそんな経済社会にほとほと嫌気がさしているのだが、そのような世界で一生暮らさなければならない。この先もこの体制は変わることはないだろう。

しかし、そんな Black Friday Sale があったおかげで、日本にいる長男から(私にとっては非常に)高価なプレゼントが届いて、未知なる世界 "VR" に突入した私...


手始めに Beat Saber のソフトを購入し、簡単なものから始めてみたが、これがけっこう面白い。

 若い頃運動神経は良かったので、感覚はそこまで衰えてはいない。リズム感もまだ大丈夫なようだ... などと思いながら、これは呆け防止にもきっと役立つに違いないと、そんなことに思いを巡らして体を動かしている、一昔前だったられっきとしたお婆さん...

これから汗だくになることを予想して、Amazon.com にフェイス クッション カバー/パッド等を急いで注文した。Black Friday だからではなく、あと数日で NZ の消費税が上乗せされてしまうようになり、更に高いものになってしまうからだ。


T が小学生の頃所属していた陸上クラブの女性コーチが、夜、寝る1時間ほど前に 15分間でも運動をすると、ダイエットに効果的だと言っていたが、ダイエットは抜きにしても、このゴーグルが頬骨に当たり痕がついてなかなか取れないため、外に出かけることがなくなった夜にプレイするのが最適だろうと私は思った。

暑い夏の夜に汗だくになって、長男の思惑通り減量に成功するといいのだが...



余談だが、これまで Amazon Japan は NZ への海外発送をして来たが、おそらく今回の NZ の税改正を受けてだろう、デジタル商品以外の物については NZ への発送を打ち切ったようで、Amazon.co.jp からは直接購入できなくなってしまった。
どうしても欲しいものがある場合は、親類縁者に転送してくれるよう頼むしかない。
実に不便だ。
これが一時的な措置であるよう、祈るばかりである。


25.11.19

コーヒープリン、 裏庭の草取り、引き出し式テーブル製作 & Apple TV+

T が仕事に出かけた後、夕食後に食べられるようデザートを作り、裏庭に降りて草取りをし、その後はアトリエで作業をしていた。

今夜のデザートはコーヒープリン。

インスタント コーヒーを飲まない家なので、見つけたレシピ通りではなく、いつも飲むドリップ コーヒーの粉を使用したが、味がイマイチわからないまま、適当に濃い目に作ってみた。(イイカゲンな性格)

たまたまクックパッドで固まらないカラメルソースというのを見つけたため、今回はカラメルソースを入れずに作ったが、この固まらないカラメルソースがあれば、毎回ソースを作る手間が省け、食べる際にホイップド クリームを乗せたり、カラメルソースにしたりと、応用が利いて非常に便利だ。(カップから皿に移して食べるなどという洒落たことをしない家なので、上からカラメルソースをかけるのは全く違和感がない)




庭の草取りに向かうと、イタリアン パセリが凄いことになっていた。


この全ての種が舞い散らばったら庭中がイタリアン パセリで覆われてしまいそうだ。
何とかしなくては... と思いつつも、イタリアンパセリには手をつけずに、他の部分の草むしりを小一時間し、腰が痛くなってきたため作業終了。


最近の工作は、狭いキッチンに設置してある14年物のオーブントースター(なかなか壊れない DeLonghi )の下に、引き出し式テーブルがあったら便利だろうなという思いつきから始まったプロジェクトで、キッチンが狭くない家には不要だろうと思える、正に貧乏人の発想に基づいたシロモノである。
だが、無いものを自らの手で作り出し、少しでも生活を楽にしようと無い知恵を絞るというのは、実に楽しく、貧乏人でなかったらこのような楽しみも無かったことだろうと想像すると、貧乏であることが悪くはないなと思えてくる。


サイズを測り、簡単な図を描いて数字を入れて行くという作業は、面倒といえば面倒だが、亡き父が、方眼紙にきちんと縮尺の割合に則って緻密に書き込んでいたのに比べたら、私のは何とイイカゲンな製図であろうか。 しかも、日本語と英語が入り混じっているという有り様だ。

テーブルがスムーズにスライドできるよう、今回初めて Drawer Slide を購入してみた。
Drawer Slide の価格はピンキリで、高価な物だと1本何十ドルもする。
たかがこんな物を作るのにそんなにお金はかけられないため、激安だった 6セット(送料込みで) NZ$16.28 という物を購入。
安いだけあって、スライド部分は外すことができず、片方に溝(レール)を掘って入れ込む方式になっている。(取扱説明書は付いて来なかったため、ネットで検索して、同じようなものの取り付け方を見つけられたのは幸いだった)

手持ちの板が余るようだったら、オーブン トースターの上にフライパン ラックも作ろうと考えているが、そちらはまだ未定。

夕方 5時には家に戻って夕食の準備をする。
食後のデザートを食べた後は、のんびりと、同居人 T が買ってくれたApple TV に付いてきた一年間無料の Apple TV + でドラマを観て過ごす。
日本語吹き替え版に変更できることを知ったのは、The Morning Show のシーズン1 を見終える少し前だったが、日本語に直訳しただけだろうと思われる少々違和感がある表現が少なからずあったのにはガッカリだった。



19.11.19

更なる税負担

NZ 政府は、国内の販売業界を保護/活性化する目的なのか、今年12月頭から、個人が海外から購入した全ての商品に対してNZの消費税率(15%)を課すことを決定した。

ここに何度も書いているが、NZは日本とは違い、物が圧倒的に少なく、しかも数少ない商品の販売価格は非常に高い。故に、私の家のみならず、多くの人々がインターネットを介して海外から品物を取り寄せていたわけだが、国内で販売を生業とする人々がそれでは事業がなりたたないと陳情していたのだろうか、今回の措置は販売業者にとって有利な方向に動いたように見える。

しかし、よくよく考えてみれば、消費税を課して主に得をするのは政府である。
そして誠に残念なことに、欲深い政府(どこの国でも政府というのはそんなものだが...)は海外からの高い送料にもまた消費税を課すという、ダブルパンチを消費者に浴びせてきたのだ。

私の家では、この先そう頻繁には海外にオーダーできないだろうと、これまで買い渋っていた物を(焦りから)買うことになり、先々月あたりから出費が増えている。
スクロールソーのブレード、ドライヤー シート、電動歯ブラシの替えなどのストックまで追加注文した有様だ。

来月から、更に価格を吊り上げても売れるようになるだろうと、強気に出る業者もおそらく多く出てくるに違いない。
販売業と欲深さは切っても切れない関係にあるのが常なので、この先の変化がどのようになるのか見ものである。


しかし、あまりに物価が上がり過ぎたら、人々は買い控えるという手に出るだろう。
結果として、国内の消費は減る一方になり、経済は冷え込んでいくというシナリオに陥る可能性は決して否定できないのではないか... などと、"裕福" という言葉とは無縁の生活をしている私は、ああでもない、こうでもないと思いを巡らしている。



NZ政府は今年10月から、海外からの旅行者に対して、電子入国許可証 (アプリ使用の場合はNZ$9.00 or PC 使用の場合は NZ$12.00)と観光税(NZ$35.00)を徴収することにした。NZ市民及び永住権保持者には支払いの義務は無いが、NZ旅行を計画している人にとっては、少々ガッカリな "余分な出費" である。

海外から観光に来てもらえば国内が潤うのは言わずと知れたことで、それだけでもありがたいことなのに、わざわざ時間をかけて南半球の小さな島国まで来てくれる人々に対して税金を課すなぞ、「来てくれるな」と言わんばかりの傲慢さであるように思えて仕方がない。
観光業界への打撃はいかばかりなものだろうか。
観光客は例年に比べて減ってはいないのだろうかと考えずにはいられない。

謙遜さを忘れてしまったら、この国の美しい自然も色褪せたものになってしまいそうだと感じるのは私だけなのだろうか...



15.11.19

' She is my friend.'

中国系スーパーマーケットに行くのは、金曜を除いたウィークデイの日中に限る。驚くほど買い物客が少なく、のんびりと物珍しい食材を見て楽しめる。
ほとんどのものはどのように使うのか全くわからないので、買うことができないのだが、「何だこれは?」と思うものも少なくなく、もう何年も中国語を学んでいて、中国旅行に何度も出かけている私の姉がここに遊びに来たら、きっとこのスーパーマーケットでの買い物を思う存分楽しめることだろう。

いつものように卵 30個と野菜(大根、モヤシ、山芋等々)、薄切り肉等を少し買い、帰り道にある DIY Shop でポータブル ガス コンロ用のガス ボトルを買い、また少し車を走らせ、今度は普通のスーパーマーケットでミルクとかソーセージ、アイス クリームとかを買って、家路を急いだものの...   家まであと 2分足らずという所にある公園に "友達" が夏の間だけ苺を売る店を出していて、昨日は行きにも道路端にいた彼と顔を合わせていたため、素通りするのも気が引けて、苺を買いに寄ってみた。(以前、何度か素通りしたら、私がどうかしたのかと心配になって、知り合いに尋ねに行ったような人だ 😅)

私は今でも単なる一買い物客だと思っているのだが、彼は来るお客全員に She is my friend. と私を紹介し、「彼女は話をしに寄ってくれたんだ」と言って、他の客を優先して商売をしていた。
相手のファミリーネームも知らず、電話番号も知らず、住んでいる地域は知っているが住所は知らず、個人的に会ったり出かけたりすることも一度も無く、苺を買いに行く以外何の繋がりもないとしか思えない私は、本当に "友達" なのだろうかと、違和感を感じながらも、友達だと紹介されたのをわざわざ否定して回るのも大人気ないよなと、ニコッと笑って会釈しただけで済ませた私...  (私は非常に男っぽい性格だが、外見はれっきとした女だぞ...  『友達』と紹介しても、「単なる友達?」と疑う人もいないとは限らないじゃないか... それでいいのか?などと心配しているのは私だけか...)

お客が切れた後、"友達" と少しだけ世間話をして、家に戻るとすぐに冷凍食品を冷凍庫に入れたのは言うまでもない。

簡単なクーラー ボックスを持って行って正解だった。



卵が沢山あるので、昨日は玄米茶プリンを作ってみた。さっぱりしていて美味しかったが、ほうじ茶ほど香りが強くなく(若干お茶の香りがするかなという程度)、大量の玄米茶を使って作る甲斐がないように思えた。
もしかしたら、卵を入れずゼラチンで固める方法を取ったら、香りが活きるかもしれない...
いつか玄米茶が安く手に入った時にでも試してみるとしよう。

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アトリエに下りて行き、これまで rebate planes のフェンスに着けていたソフトウッドの当て木を、ハードウッドに交換した。Purpleheart は非常に硬く、乾燥中も、乾燥後も劣化や狂いが少ない板と言われているので、一度正確に厚みを揃えてカットしておけば、長期間当て木として問題なく使えることだろう。

ちなみに、この当て木が有ると無しでは、使用感がまるで違うように私は感じる。フェンスの面積が広くなるという以上に、メタルのフェンスは何故だか板の側面に添わせ辛いのだ。






13.11.19

衣替え & T の仕事

ここオークランドは先週急に暑くなり、慌てて衣替えをしたのだが、昨日は少々肌寒く、今日は冬のような寒さだ。

先週、半袖の T シャツ一枚でも汗だくになり、素足のままジャンダル(=ビーチサンダル)を履いて生活していたのが嘘のように思える。


同居人 T はここ数ヶ月間ずっと、以前働いていた職場にフルタイムで働きに行っている。
NZで最大手企業の一つである某グループのビデオ シューティングに同行し、撮影現場で大まかなエディティングをするという仕事も新たに増え、土日にも働きに行くという忙しさである。

雇った側は、T のおかげで極めて効率良く、無駄の無い撮影作業ができたと大喜びだったようで、撮影翌日 T が職場に着くなり、様々な人から「あなたがいてくれたお陰で、撮影が非常にスムーズに行って、本当に助かった。来てくれてありがとう!」と声をかけられたそうだ。
以前のボスも、最終的に自分に回ってくる仕上げの仕事が信じられないほど楽になり、(TVのオンエア)締め切りまでに間に合うだろうかとかなりナーバスになっていたのが嘘のように、数時間で最終エディティングが終わったと大喜びしていたらしく、全てが円滑に機能するためには T の存在が不可欠であるとの確信を持って、委託のプロデューサーやらダイレクターに T の有能ぶりをアピールし、これから他の会社のシューティングにも是非呼んだ方がいいと、強く勧めておいてくれたらしい。有難い事である。

撮影の日は朝 5 時半頃には起床し、6 時には家を出る。そして撮影が終了するのはだいたい夜の 6 時〜 7 時頃で、ほとんどの場合約 12 時間勤務である。T の一日の報酬は日本円にして約 5 万円。
長時間その場にいなければならないが、撮影中はただ見ているだけで、撮影の合間合間にエディティングの要請があるため、その時だけ集中して作業をする...
T の作業中、撮影班、ダイレクター、プロデューサーなど、多くのスタッフが様子を見にやって来るらしく、エディティングの結果を見ながら、その場で撮り直しをしたり、次のシーンの撮影に移ったりするのだそうだ。(後日撮り直しになる可能性をほぼ排除した、最も効率の良い作業体制だ)
技術とスピードを要する仕事であるが、その場で 100% 完璧にエディットする必要はない。自分にかなり向いている仕事だと T 自身が言っていた。

何はともあれ、活躍できる場が与えられているというのは、まことに幸せな事であり、この先も多く仕事の依頼があるようにと願わずにはいられない。

ちなみに、NZ国民ならほぼ誰でも知っているだろうと思われるある企業の "顔" である女性(そのカンパニーの全てのコマーシャルに出て来る人)からも、直接仕事ぶりを褒められたと、嬉しそうに話す T を見て、私は心が和んだ。



6.11.19

井上陽水 いつのまにか少女は (ライヴ)




H(娘)が巣立って一ヶ月経った。

私はあと何回、悲しく寂しい思いをしなければならないのだろうか

3.11.19

ほうじ茶プリンは最高!

数年前、日本に行った折、住み慣れた街の駅ビルで『ほうじ茶プリン』と『玄米茶プリン』を買って帰り、母と二人で美味しく食べたことを思い出した。("結構なお値段" だった記憶がある)

私は玄米茶の方を食べたが、ほうじ茶プリンも美味しそうだったので、先日家で作ってみた。
同居人 T は、これまで食べたプリンの中で一番美味しいかも...と、かなり気に入った様子だった。(写真 撮り忘れ)



最近はよくお菓子/デザート類を作るようになった。



苦目にしたカラメル ソース(大人の味)の普通のプリンは、作ってみると作業はいたって簡単で、なぜ今まで作らなかったのか不思議に思ったほどだ。(他の味のプリンも、材料が増えるだけで、基本的に同じ作業工程と言っていい)

これまでは家にあった容量 250cc の ramekin を使っていたが、食後のデザートとするには少々多過ぎたため、一昨々日、容量 150cc の ramekin を買いに行ってきた。一度に食べる量としては、多過ぎず少な過ぎず、ちょうど良いサイズだった。

容量の小さな ramekin にしたものの、カップ数を増やして作る量は同じなため、牛乳や卵の消費量は変わらず...

プリンを作るようになってからというもの、牛乳の消費量が格段に増え、これまで 1 リットル入りの牛乳でも賞味期限内に飲みきれなかった我が家だが、昨日は 2 リットル入りを購入。おそらく期限内に使い切れるだろう。


同居人 T の大好物であるプリンだけではなく、時々鯛焼きも作る。


鯛焼きは焼き上がりを食べたいため、作るのは夕食後になることが多く、非常に健康的とは言えない生活だが、焼きたてを食べるためには仕方がない。

プリン、鯛焼きの他にも、マドレーヌやら焼きドーナッツも作り、私にしては珍しく、食べることよりも作ることの方が楽しくなってきた今日この頃である。


この国では手に入れることが容易くない味のドーナッツ...   抹茶味 ↑


もう少し暖かくなってきたら、またせっせとパンを焼くことにしよう。



1.11.19

壁の穴あき修理



先日買って来たファイバーグラス テープを使って、H が使っていた部屋の壁にできた穴あき "第二弾" を修理していた。


今回は穴の長さはあるものの、幅は広くなかったため、5cm 幅のファイバーグラス テープで充分間に合った。

テープをこの上からそのまま貼ると、テープの厚み+プライマー分が他より盛り上がってしまうため、まずはテープの幅だけ壁紙を剥がし、きれいに均した後埃を拭き取り、テープを貼った。(テープは粘着式)




ここに 3M のプライマーを押し込む感じで塗っていく。(たまたま手元に 3M のものが残っていたので使ったが、、石膏ボードに使えるものならば何でもいいだろうと思う)



メッシュ部分に入ったプライマーが乾いてから二度塗りした方が、簡単且つきれいに仕上がるように思え、一度目はメッシュが薄っすらと見える程度にてきとうに埋めて良しとし、二度目に表面を均しながら塗った。

二度塗りがすっかり乾いてから、#180 〜 #240 のサンドペーパーで盛り上がった部分を削り、平らに均した。


平らに均すと、他の部分の盛り上がりが擦れてしまったが、そこは一緒に塗装してしまうので問題ない。


かなりな年月を経て色が変わってしまっている壁紙...  同じ物など手に入るはずもなく、この家の他の修理箇所と同様に、ペイントして良しとすることにした。


一度目のペイントで、パッと見穴があったことを気付かれない程度になり、ペイントの色を調整して、重ね塗りすると、ほとんどダメージ部分は隠れた。

最初から壁紙自体がきれいに貼れていなかったため、よく目を凝らしてみると、修理箇所だけがスベスベになっていて、質が違うのがわかるのだが、部屋に入っても気付かれないほどになったため、これで作業は終了とした。

本職の左官が見たらダメ出しをしそうな作業工程かもしれないが、これでもこの国では上出来な部類に入るのではないか... などと思いながら、写真を撮って家族に『なんちゃって左官』の仕事を見せたところ、綺麗にできたねと拍手喝采だった。


木工を始めてから、家の補修はそんなに難しいものではなくなり、自分でもできそうだと思えることが格段に多くなったのは喜ばしいことだ。

ノウハウのほとんどは YouTube で学ぶことができ、もちろん無料である。運が良ければ、その道のプロの優れた技をゲットできることもあるのだから、YouTube は侮れない。
私のような DIYer にとっては、まさに情報の宝庫である。

一から十まで事細かく丁寧に教えてもらわなくとも、『見て覚える』ことのできる人であれば、全く理解不能な言語で説明されていても、おおよそのことは予想できる。そして、理解できなかったかもしれない "深い部分" については、実際に自分で体験し、ほとんどの場合、失敗を繰り返してわかるようになるものなのだ。
そして、経験を重ねるうちに、見たお手本以上のレベルに達する可能性は大だ。

自分の頭を使って、どのようにしたらもっと上手くできるかを考える。その訓練ができていると、自分でできることの幅がぐんと広がり、無駄な出費は最小限に抑えられ、またスキルアップした自分に満足感を覚えることができるようにもなる。


次には H たちの借家の壁修理が待っている。
私にとっては、料理や掃除なんかよりも、何十倍もやり甲斐があり、楽しい作業だ。

一昔前だったら、もう立派な『お婆さん』の部類に入っているだろう私が、これまで経験の無かった色々なことに挑んでいるのを、家族は笑いながら、温かい目で見守ってくれている。

「私が居なくなったら、自分たちでやるのだよ」と、いつも心の中で思っているのが伝わっているだろうか...


私には、雲の上のお師匠さんのように、世界中の人に教えるほどの優れた技術など無い。木工にしても、ステンドグラス、洋裁にしても、これまで、ただ単に生活に必要だからという理由でやってきただけで、(ステンドグラスの初歩以外は)ほとんど独学で、努力してこなせるようにしてきたのだ。

優れた技術を持っている人々と比べたら、私の知識やら技術やらといったものは何の価値もないものだろう。



26.10.19

風邪引きHのお見舞い

H は引っ越し & 新生活の疲れが出たのか、一昨日から風邪を引き仕事を休んでいると連絡が来たため、昨日、買い物がてら様子を見に行った。

中国系のスーパーマーケットに着くと、ウィークデーの昼前なのに、大量の中国人がその店に買い物に来ていて、店の中も外も人でごった返していた。しかも、何故だか "My ショッピングカート"を引っ張って、歩いて買い物に来ている年配客が凄まじく多く、駐車場はさほど混雑はしていないという、不思議な光景だった。(近くに中国人専用のリタイアメント ホームでもあるのだろうか?)

今日は何かあるのか?という疑問が、買い物の間中ずっと頭の中を駆け巡っていたが、忙しそうにしているレジのおばちゃんには聞くことができず、わからないまま帰って来た。


あまりに人が多いので、そそくさと買い物を済ませ、通り道にある Mitre 10 Mega に寄って、プラスター ボード(壁)の修理に使う為のメッシュのテープを買い、チープ グッズを売る店で使い捨て手袋を買いなどしてから、H たちの新居に向かった。




建物の裏にある駐車場に車を停めると、H が裏口から出て来て出迎えてくれた。

家から持っていった(前日夕方に焼いた)チョコチップ入りドーナッツと、その日の朝、 T の朝食用に焼いたヨーグルト入りスコーンを二つずつ持って行ったのだが、お腹を空かせていた二人は、どちらもすごく美味しいと喜んで食べてくれていた。

特に 二人ともスコーンがたいそう気に入ったようで、作るのは超簡単だよと言うと、H は今度自分の家で焼くことにすると言ってレシピを探していた。

私は中国系スーパーマーケットで買って来たばかりの冷凍讃岐うどんで H の大好物のうどんを作ってあげ、R が午後1時頃仕事から帰ってから3人で一緒に食べた。
コーヒーを入れてもらって少しゆっくりした後、家から持って行ったペイントで、玄関と裏口の剥がれたペイント部分をタッチアップし、少しだけ見栄えを良くして帰って来た。

帰る途中でもう一軒スーパーマーケットに寄り、日用雑貨やらハム、ソーセージ、牛乳などを買い、家に戻り、直ぐに夕食の支度...

夜になって、何十年か前に買った料理本に載っているスコーンの作り方を、写真に撮って H に送った。日本に居た時、週末によくこのスコーンを作ったものだ。




珍しく長時間外出し、少し疲れた一日だった。


21.10.19

偽組子再び

暖かくなって来たオークランド。

10月13日 には概ねこんな ↓ だった裏庭のリンゴの蕾が、


一昨日(10月19日)見ると驚くほど膨らんでいて、既に沢山花が咲いているところもあった。




リンゴの花は可憐で美しく、ケバケバしくない華やかさが庭を明るくしてくれている。


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少し前からスクロールソーの調子がよろしくなく、使用不可となっていた。

以前にも一度同じような状態になったことがあるのだが、ブレード テンション レバーが緩くなり過ぎて、ブレードをピンと張ることが全く敵わず、板をカットすることができなくなっていたのだ。

また以前と同じように、このスクロールソーを購入した店に行き、交換部品を買って来て付け替えなければならないのか...と、しばらく考えていたのだが、少々遠いため、一人で車を運転して行くのをためらっているうちに、ふと、ダメ元でアルコールを吹き付けて拭いてみようかなと思い立ち、isopropyl alcohol をシュシュっと吹き、キッチンペーパーで汚れを拭き取ってみたところ、すぐさまテンションレバーは何の問題も無い状態に戻った。


レバーが滑っていたのは、オイルが付着したのか、ダストが付きすぎたのかよくわからなかったが、とにかくスクロールソーは正常に使えるようになったため、数日前から、H のためにと、私のお気に入りの組子模様で鍋敷きを作っていた。(一つは H の BF のお母さんへのプレゼント用)


透し彫りをしている途中、ブレードの在庫が少なくなっていることに気付き、忘れないうちにと、作業を中断して、直ぐにアメリカに注文を入れたり、裏庭の雑草が生い茂って来たのが気になって草取りを優先したりしていたため、二つ切り終えるのに何日かかかってしまった。

そして、透し彫り部分のシャープな角を滑らかに削り落とす手作業にグッタリ疲れ、よくこんな面倒臭いことを長い間して来たものだと、我ながら驚いた。

(向かって左がMacrokarpa、右がNZ Rimu)

昨日ようやく一度目のオイル コーティングをし終え、乾かしているところである。

オイルは Tung Oil を使ったが、買って来たままでは濃過ぎ、塗った後拭き取りが充分でない部分があると染み込んだオイルがまだらに薄汚くなってしまい、修正がきかなくなるため、ペイント薄め液で薄めてから塗った。



薄めのオイル コーティングを少なくとも 3 回ほど施せば、けっこう長い間綺麗なまま使えるだろう。

木製品なので、時々はビーズワックス等でケアする必要が出てくるが、うっかり者の BF (外で電子レンジをクリーニングしている時に、誤ってコンクリートの階段上からレンジを転がり落とし、再起不能にしてしまったり、ダイニングテーブル購入後直ぐに天板に数カ所ダメージを作ってしまったりした人)が少々雑に扱っても、まぁ壊れる心配は無いだろう... と期待しているが、私の予想をはるかに超えたうっかり者だったら、この鍋敷きの行く末もわからない...

ちなみに、ダイニングテーブルの修復は多分私の仕事だろうと思われる...


16.10.19

OLIVANI を使った諄くないマドレーヌ

我が家のマドレーヌは少しだけヘルシーで、バターの代わりに OLIVANI を使うのが常になっている。



少し前、USA PAN のマドレーヌ型を手に入れ、一度に16個のシェル型マドレーヌを焼けるようになった私は、初めて薄力粉 100g、バター 100g、砂糖 100g ベーキング パウダー 小匙 1 、卵 2個 の"王道" レシピで作ってみたのだが、予想以上にオイリーで、なおかつ甘過ぎて胃がもたれたため、今日はまた元に戻って、薄力粉 100g、オリバーニ 100g、砂糖 80g、卵 2個、ベーキングパウダー 小匙 1/4 ほど+バニラエッセンス 少々で作ることにした。




我が家のオーブンは年代物で、設定温度まで温めるのに非常に時間がかかる上、庫内の温度にムラがあり、焼き上がりを見ると、中央〜手前の色が薄いままなのに奥の方は既に焦げ目が付いているといった具合で、均一に仕上がった試しがない。
色の薄い部分もしっかり中まで火が通っているので、見た目を気にしなければ問題無いと言えるのだろうが、薄っすら焼き色のついたものの方が美味しく見えるような気がするのは私だけだろうか?少々納得のいかない出来上がりである。



まぁ、それでも、そこいらのケーキ屋で売っているボッタクリのマドレーヌ(4個でNZ$ 9.50 = 約 650円)を買うことを思えば、許せる範囲である。

このマドレーヌ、ミルクで煮るとさらに美味しいと、ある本に書かれていたが、未だ試したことはない。


14.10.19

小豆 1kg NZ$ 6.32

最近は、車で20分ほど離れた所にある中国系スーパーマーケットによく行くようになった。
そこは比較的新しくできた店で、商品数が多く、野菜等も種類が豊富で新鮮。卵も回転が良いため新鮮で、普通のスーパーマーケットで買うよりも断然安く、何より嬉しいのは薄切り肉やら美味しい冷凍の餃子/焼売等々を売っていたりすることだ。

開店早々から人気があり、週末になると広い駐車場が車で埋め尽くされ、店の中は客でごった返した状態になってしまうため、ウィークデーに行くに限ると、今日は雨の中一人で買い物に出かけた。

ウィークデーであれば、トローリーを不便なく使え、30個入りの卵(ラップ無し)も一人で買って帰ることができる。

今日は、忘れずに小豆を買ってきた。1kg入りで日本円にしておよそ¥434ほど... やはり安い。



ざっと日本の価格を調べてみると、現時点で1kg ¥801というのが最も安いものだった。それと比べたら破格値だ。品質云々はわからないので、比較できないと言われればそれまでだが、私にとってはそんなもので十分だ。


普通のスーパーマーケットで買い物をすると、ろくなものを買っていないのに一回の買い物で NZ$300 越えはザラだが、中国系のスーパーマーケットでは同じくらい買っても$200 行ったことがない。

日用雑貨の品揃えは良くないので、それらを買うために普通のスーパーマーケットに行かなければならなくなる時が出てくるのが難点だが、普段の買い物は中国系スーパーマーケットだけで充分だ。



買ってきた小豆は圧力鍋で茹でた。


とりあえず 300g を、アク取りのため一度茹でこぼした後、糖分を加えずに 5 カップの水で茹でておき、茹で上がった半分に砂糖と塩、醤油少々を加えて鯛焼き用の餡を作り、残りは冷凍保存しておくことにした。

砂糖を加えていないゆで小豆は、バニラアイスクリームに入れて食べたりするのにちょうど良い。(アイスクリーム自体が甘いので、無糖のゆで小豆で十分だ)




11.10.19

『おままごと』のようだな...

夕食を準備しながら思った。
二人分の食事の支度はおままごとのようだなと...

何を作るのにも、これまでの約半分の量になった。
これじゃ少なすぎるかな?と思いながら茹でたマカロニの量はまだ多過ぎて、マカロニサラダは半分近く残った。
青椒肉絲に使用した肉は、これまでは1パック全部使っていたものを半パックにしてみたが、それでも多かった。(これも残った)

最近よく作るようになった General TSO's Chicken も、やはり作り過ぎて残り、私のランチは前日の残り物ばかりになった。

料理にかかる時間は遥かに短くなっている。
献立は同じでも、量が違えば、食材を切る時間も、煮たり、揚げたり、茹でたりする時間も短くて済むからだ。

『楽になった』
一人減っただけでそう感じるようになった私は、この先 4 人以上の食事を用意しなければならなくなった時に、かなりなストレスを感じるに違いない。

実際、大人数の料理を一人で用意しなければならなかった時には、苛つくほど時間がかかり、揚げ物も最後を揚げ終わる頃には最初のものは既に冷えかかっている(或いは冷えてしまっている)という状態で、熱々を美味しい内に食べることができず、せっかく時間をかけて作っても美味しく感じないことに腹立ちを覚えたものだ。

「大人数で食卓を囲めば、料理が更に美味しくなる」と言う人がいるが、それは雰囲気だけの問題で、食べ頃を外した料理は、本来の美味しさを著しく損なっていることに間違いはないだろう。

何はともあれ、料理が苦痛でなくなったことはありがたいことだ。

食材の減るスピードも遅くなり、買い物に行く回数も減って、当然のことながら出費も減る...

H が居なくなって寂しくなったが、T と二人きりの生活はこの先もっともっと楽になるに違いない。



9.10.19

リンゴ酢 その後のその後...

マヌカ ハニー入りリンゴ酢をしばらく続けて飲んでみたものの、次第に飲んだ直後から胃痛に悩まされるようになってしまったため、やむなく服用を中止した。

リンゴ酢を飲むのを止めると、直ぐに胃の調子は戻り、快適な毎日を送れるようになってホッとした。私には合っていなかったということなのだろう。


今日はよく晴れた一日だった。
H が14年余り住み続けた部屋にはミシンと洋裁関係の道具を運び入れ、ストレージの中に大きく空いていた穴はプラスター リペア キット+コンパウンドを使って修理し、壁はカビ取り剤で拭いておいた。







今度晴れたら、コンパウンドを削って均し、壁との境目をなくした後、バスルームをペイントした際に余ったペイントで塗ることにしよう。



午後になって庭の草むしりをしていたのだが、いつの間にかあちらこちらに立派な株を作っていたイタリアンパセリがどれもみごとに大きくなっていて、増え広がると庭中イタリアンパセリで埋め尽くされてしまうことになるため、勿体無いなと思いつつも、何株か抜いておいた。

今日の予想最高気温は 21℃ と出ていたが、家の中は 23℃ もあった。
日の出は 6:43、日の入りは 19:29 となっていた。


5.10.19

H が巣立った翌日

家の中から数多のプラント類が消え、バスルームを占領していた数え切れないほどの化粧品類が消え、下駄箱が一つ消えた。

ベッドや箪笥や衣装類が運び出された H の部屋を掃除し始めたが、ガランとした部屋はこんなにも広々として見えるものなんだと、しばし、ぼうっと部屋の中を眺めていた。


昨夜は一度もトイレに起きなかった。少しだけ引っ越しを手伝ったせいで疲れていたのだろうか... それとも、もうこの先 H の BF がこの家に泊まりに来ることはないという安堵感が、内在していたストレスを和らげたせいだろうか...

兎にも角にも、私と T は静かで穏やかな日常を取り戻した。

H たちは今日、オークションで落札したダイニング テーブル & 椅子を引き取りに行ったようで、とても気に入っている様子が短いメッセージから伝わって来た。
ハワイを思い出させるようなデザインの椅子で、H がどうしても手に入れたいと一目惚れしたダイニング セットだった。


T は休日の今日も仕事で出かけて行き、夜 9 時を回ってようやく帰って来た。
そんな時間まで一人で過ごすのは久しぶりだ。
物音がしない家の中で、昔からの知り合いがくれた eメールに返事を書いていた。彼女は私とは凡そ違い、非常に活動的な人であったが、ここ数年彼女を取り巻く状況が想像を絶するほど過酷になり、全てをほとんど自分一人で担わなければならないというストレスから病気を発症し、自身も病院に通いながら、それでも抱え切れないほどの重荷を背負い、必死で家族を支えようと孤軍奮闘し続けている。
彼女の頑張りには本当に頭が下がる。私はただただ、彼女が一日も早く楽に過ごせるようになって欲しいと願うことしかできない。




これからどんどん陽が長くなる。とは言っても、夜アトリエで音の出る木工を行うのは隣人には甚だ迷惑な話であるので、このガランとした H の部屋にミシンを移動して、静かに縫い物でもするとしようか...

とりあえず、ボロボロになった作業用エプロンの替えでも作ろうか...
アームカバーも作り替えなければ...


2.10.19

配達員の教育ができていないPBT(クーリエ)

「頼むからPBTで荷物を送らないで!!」


オーストラリアに発注した荷物が2週間経っても届かず、挙げ句の果てに 'Please contact PBT to confirm delivery details' などというふざけたメッセージがトラッキング画面に現れた。(トラッキング画面を開かなかったら、知らないままずっと待ちぼうけを食わされるのだろうか?)


9月30日にはクーリエが配達に向かっていることになっているが、一日中家に居たのにPBTは来ず、家に設置してあるセキュリティカメラにも影すら映っていなかった。

仕方がないのでPBTのカスタマーサービスに苦情のeメールを送ったところ、トラッキングの履歴を確認した担当者は、「再配達には2日かかります。ご不便をおかけして申し訳ありません」という返事をよこした。

再配達じゃないだろ!

私には、カスタマーサービスがこの配達員のトリックにまんまと引っ掛かったように思えた。
例え荷物を配達に行っていなくても、デリバリー ディテイルをPBTに連絡するようにという項目を追記しておけば、配達に行ったように見える...
この配達員はよくこの手を使うことを私は感づいていたので、カスタマーサービスに再度eメールを送り、「あなたが間違って解釈したように、配達履歴を見ると、あたかも一度配達に来ていて、不在だったために再配達の指示をしてくるよう連絡をしておいたかのように見えるが、この配達員はこの荷物を一度も配達に来てはいない。私はずっと家に居たし、家に設置してあるセキュリティカメラを度々チェックしていたが、PBTのバンや配達員は全く映っていなかった。仕事をしていないのに、している振りをしているというのは、お客にとっては甚だ迷惑な話だ。このような不誠実な行為によってあなたの会社の評判が著しく落ちないよう、もっとしっかりと配達員を監督する必要があると私は思う。」と伝えておいた。
その日、夕方5時を回ってもまだ配達に来なかったため、「今日も荷物は届いていない」と付け加えると、「意見を聞かせてくれてありがとう。デリバリー マネージャーに今回の件を伝えておきます。荷物ですが、まだ一日が終わってはいないので、もう少し待ってみてください」と返事が来た。
荷物は、それから約1時間後にようやく届いた。PBTのバンでは無く、自家用車に乗って、普段着で配達に来たところを見ると、おそらく、私の苦情eメールを読んだデリバリー マネージャーからきつく御達しがあったのだろうとうかがえた。


我が家の住人が家に戻り、その話をすると、口を揃えて「ホント、イイカゲンで腹が立つよね」と呆れ果てていた。

本当に呆れるほどどうしようもなく狡い輩がいるものである。
だが、遅かれ早かれ、その狡さが自分の首を絞めることになると知る時が来るのだ。


人は自分のまいているもの、それをまた刈り取ることになるのです。(ガラテア 6:7)



「ありがとう」ではなく「すみません」

病院に面会に行き、エレベーターが自分の居る階に来るのを待っている時の光景... 到着したエレベーターから降りる人は、必ずお辞儀をしながら降りてくる。 乗り込む際、最後に入ってくる人もまた、お辞儀をしながら入ってくる。「すみません」と言いながらお辞儀をする人が圧倒的に多い。 また、...